10/3真昼の月 夜の太陽・今井里歩さん

【2019/10よりアメブロとほぼ同内容でしたが、アメブロの文章要約化により、owndを詳細版とします】


10/3(木)、東新宿真昼の月 夜の太陽「真昼の青い月」。STRATnote・山城優平さん・柘植向日子さん・今井里歩さん・ジャンたなかヘブン∞リエの5組。2組目の山城優平さんのステージからのレポです。


10月に入り、多少朝晩の空気が涼しくなったものの、昼間は太陽が出て暑く、特に湿気が高くて蒸し暑いこの頃です。今日も新宿は汗ばむくらい。新宿三丁目から北上20分、開演ちょっと遅れて2番手の山城優平さんのステージからでした。


<山城優平さん>Gt.弾き語り。誰もが持っている世間への不満・世知辛さを男くさく歌う中、客席と楽しく歌う曲もあったり。最後の「ずっとこのまま」というバラードは結婚した相手への愛を歌います。 ”名字が同じになった 形にすればわかるかなぁ 言葉にすればわかるのか ほんとに愛してるがやけにテレて きっとこれからも 頼りないことで笑ってくれよ ずっとこのまま 止められるならこの時間を(聞き書き)” 結婚式で歌ったら泣きになりそうな歌詞。なかなかの声量でした。


<柘植向日子(つげきょうこ)さん>Pf.弾き語りSSW。2/22GRAPESにて高井麻奈由さんとの対バン以来。妖艶で力あるボーカルは健在。オリジナルの「文月の女神」「mirage」「ランドマーク」「Sunrise」など。鍵盤も凄い腕前で真昼やGRAPESなどの鍵盤がメインの箱が似合います。Aaliyah(アリーヤ)のカバー曲「At your best」は冒頭のスキャットはどこかで聴いたことがあります。お洒落でしっとりな曲です。GRAPESで聴いたことがあったので意識しておりました。ご挨拶はしそびれましたけど、また曲を聴いてみたいと思います。MCでは味噌マニアということでお味噌の話題で盛り上がっておりました。味噌ソムリエの専門資格もお持ちだそうです。


<今井里歩さん>今井さんは10月はこのライブ1本なので外せません。今日は事前の告知では、今日のセットは珍しい・本番が楽しみでしょうがない、と早くもアドレナリン全開でした。いったい何でしょう?ステージではバイオリンの準備をしている人がいます。

1曲目、今井さん弾き語りによる「マーブル模様に溶かした涙」。前奏の流れるようなピアノのコード進行から入ると あれこの曲は?と一瞬疑問符がついたが5秒ほどで思い出しました。とても久しぶりの曲です。音源はギター基調でフォークっぽいのですが、鍵盤と今井さんの声のまろやかさが甘美で聴き入ってしまいます。でもこの曲は一筋縄ではいかないかなり難しい曲だと思います。

2曲目に入るにあたり、バイオリニストのRURIさん(STRAYnote)が参加しました。STRAYnoteは今日トップの出番。間に合わなかったので聴けなかったのが心残りですが、こうして今井さんのステージで再登場してくれました。2曲お届けしますと。まず「I'll meet you」1フレーズ、今井さんの弾き語りが入り、間奏でRURIさんの低く眺めの音が被っていく。エレキバイオリンで音ははっきりと、バランスがよく取れています。今井さんの演奏に合わせ自由に入っていくRURIさんのバイオリン。曲によく溶け込んでいてとても感動しました。

続いて3曲目は名曲「アルイテユケル」。歌に入るとき、今井さん『すべては出会いです、アルイテユケル。。』と呟く。 ”君が照らして僕が照らしてきっとアルイテユケル” の演者・聴き手が支え合って音楽が成立する=あなたがいて私がいて人生が成立する、というのがメインテーマ。今日はRURIさんのサポートが入ります。以前今井さんはRURIさんとご一緒になる場があり、バイオリン演奏がすごく気に入って一緒にやりましょうとラブコールを送ったそうです。それが今日実現しました。今日のアルイテユケル、今井さんとRURIさんが照らし照らされの関係、お互いがお互いを高め合って聴こえます。今井さんの声はとても綺麗でまろやかで素晴らしいです。RURIさんのサポート2曲も聴き応えありました。

4曲目は本邦初公開の新曲です。先月歌った新曲とは別の曲で、事前の告知では「勿忘草」に似た雰囲気があると。和のフレーズを纏ったバラードと予想しました。それは『今井流わびさび』。乾いた空気、乾いた心でもあなたと寄り添いながら生きていきましょう、という感じの耐える系の曲。これがわびさびです。題名は「キンセンカ(仮)」。歌詞にキンセンカという言葉が入るのでこれでほぼ決まりですが、漢字か仮名かは未定とのこと。 入りのピアノは〇ブリのも〇〇け姫を連想させる淡々としたアルペジオ。 ”お互いに傷つかないように 粘度の高めな空気を平らに満たして~” という今井さんの描写が素晴らしい。序盤は和風フォーク調で勿忘草にイメージが似ています。途中から少し違うコードを差し込みつつ、中盤では一気にM7th主体の洋のイメージがオシャレに入り英詞になる。 ”Your love , You and I ~” と聞こえましたが本当はどうなのでしょう。中盤からはコードを落としたり戻したりで音楽的にも高度な技。今井さんにしか歌えない複雑な曲です。 ”何もない部屋に咲いたキンセンカがひどく香る~。。。”

4曲目はまた違った今井流の音楽を堪能できました。バイオリンとのアンサンブルに新曲投入と全開の今井さん、最後の5曲目はいつも締めに歌っている「good day」。今日はいい日でしたかー、の質問に納得の拍手👏。今井さんもさぞ充実していたことでしょう。


<セットリスト>Pf.Vo.今井里歩

①マーブル模様に溶かした涙

②I'll meet you   (Vn.RURI)

③アルイテユケル  (Vn.RURI)

④キンセンカ(仮題・新曲)

⑤good day


<ジャンたなかヘヴン∞リエ>

今日のトリはイケメンGt.弾き語りのジャンたなかヘヴンさん。真昼では定期的に出演しており何度か拝見しております。今日はダンサーのリエさんとのデュエット。太陽・雪・桜をイメージした四季の変化を歌にしたジャンさんの弾き語りをリエさんの華麗な舞が後押しします。遠い視線で歌うジャンさんにリエさんは何度も衣装替えしながら曲に見合った舞を踊る。羽衣だったり白のドレス・黒のドレスだったり。時折歌うジャンさんに寄り添ったり。こういのもいいもんだ、と素直に思いました。最後はジャンさんとリエさんがユニゾンで ”地球に生きてよかったな 屋上に登って空を見て 輝く世界は息をして” 胸がすくような二人の歌でした。



今日の今井さん、久しぶりのマーブルの弾き語りから入り、RURIさんとのコラボ、新曲の投入と内容盛りだくさんでした。オリジナル曲の披露、1か月に1~2回しかないからこそ、その回その回が貴重で、その発表の仕方もレアな設定だったり。今日のステージにおける思い入れ・エネルギーの凝縮を感じました。さる偉大なサポートピアニストじゃないけど、ミュージシャンは四次元ポケットを持っていますね。。これからもどんどん秘密兵器を繰り出してください!


<今井里歩さん今後のライブスケジュール>

●2019/11/8(金) 真昼の月 夜の太陽

 詳細後報



ishidukuri(きり)'s 音楽ブログ【別冊(文字・下書き版)】

【文字版です】★★素敵な音楽を作るミュージシャンをリスペクトしています★★ギター🎸をたしなみ程度★変則転調・M7コード系大好き★2016年からライブ観戦★ブログ投稿★宅録派★まれにオリジナル★MIDI打ち込み★弾き語り等。※通常はアメブロをご覧ください(内容が異なることがあります)

0コメント

  • 1000 / 1000