12/29(土)、「水道橋Words大忘年会2018後祭-atomatsuri-」。総勢25組のアーティストが昼~夜まで出演されました。今回は17:30ごろ~20:30ごろまでの出演のかたがたのレポです。
水道橋Wordsが、出演歴のあるアーティストを招き、2018年の締めくくりとして開かれた忘年会。昨日が18組、今日が25組。持ち時間は15分という短い間、歌って演奏して客席で聴いて飲んで食べてと、音楽を中心に楽しむお祭り。昨年も行われ、今年で2回目の忘年会とのことです。調べたら昨年は12/29単日で行われているようで、今回前祭・後祭と2日間にグレードアップしています。自分もライブ観戦としては2018年の締めくくりとなります。
Wordsの入口ではホットプレートであったかメニューが売られ、いい匂いを醸し出していました。すみませんちょっと遅れたので中へ。受付がある物販場所は今日は別の用途に使われています。これだけのアーティストの数では物販を並べるわけにはいかないでしょう。直接アーティストに確認してくださいとのことでした。
<17:30~17:45 廻田彩夏さん>
中に入りましたら廻田彩夏さんがPf.、まぁびいさんのDr.サポートを受けて熱唱しておりました。2曲目?聴いたことがある。。確か「飴色」後半盛り上がる曲、そして「tattoo」。アグレッシブに攻めるPOPなナンバー。少ししか聴けなかったけどやはり素敵な声だ。。
<17:50~18:05 Luxmi(ラクシュミー)さん>
女性Vo.で Pf.サポート(清野雄翔さん)を受けて。落ち着いたボーカルで心が和みます。
「音が私にくれたもの」「トワイライト」「Von voyage」アダルトな曲でした。
<18:10~18:25 柳生俊彦さん>
アコースティックギター奏者。凄腕を15分間披露。ライトハンドとかボディアタックとか色々駆使して面白いし超上手い。タイマーを自分で設置して15分にセットしてピタリ出番を揃えようと努力されてました。少し余ったのでもう少しと思ったらタイマーがちょうどなって終了!インストながら楽しいステージでした。原則的に楽器はすべてステージに置いてあるものを皆さん使うので(もちろん持ち込んでいるかたもいますが)転換はめちゃ速いです。柳生さんも ”自分のでないギターを使うのは新鮮だ” と仰っていました。
<18:30~18:45 オトホリック(小林温さん+井出雅也さん)>
元気系男子2人組のギターデュオ。Vo.Gt.の小林温さんのシャウト気味なパワーある歌と、冷静沈着なGt. リフの井出雅也さん。目の前で見ていて迫力あるギター2台でした。
<18:50~19:05 今井里歩さん>
今井さんは12/25に引き続き、加茂フミヨシさんのEg.サポートを受けて。持ち前のバラードは封印して比較的アップテンポでPOPなナンバーを揃えました。最初はクラップが弾む「手をつないで」加茂さんのギターも弾む。続いては最近作られた曲「I'll meet you」。今までとこれからと。色々な人との出会いを大切にして生きていきたいという今井さんご自身の願い・思いを。「good day」は外せない。今年1年いい日もそうでない日もあったけど、そうでない日の中でも少しでもよかったなと思えることがあればそのひはgood dayだよね、と前向きに過ごしていこうと。1年の終わりを締めくくる今井さんの曲はやはり出会い・繋がり・人生の歩み。これらは随所に今井さんの音楽に割り振られているのを感じます。今日も自分を含め今井さんのファンの皆さんが集結しました。出番の後は2018年お疲れ様とビールで乾杯!2019年も飛躍の年となりそうです。まずは2/10のワンマンライブ、頑張ってください!
①手をつないで
②I'll meet you
③good day
<19:10~19:25 ジャポネ(不在ミエさん+ミヤザキナオコさん)>
ジャポネは平井ミエさんとミヤザキナオコさんによるユニット。ジャポネとしてのステージを拝見するのは初めてですが、平井さんは産休で不在のため(=なので不在ミエ)、ミヤザキさんがソロで出演。平井さんの映像を交えてハモをしたり個別のパートを歌いました。ジャポネの曲は魂を込めた2人のボーカルにテクノ系のSEを絡ませたサウンドがギュンギュンと胸に響く音楽。平井さんの持つカオシレーター「アキオくん」とミヤザキさんのキーボードが幻想的な音楽を作り上げる。今日は平井さんはプロジェクターによる映像で出演。ミヤザキさんはぬいぐるみに「そだねー」のボイスを出すスマホをくっつけ、タブレットを使用したDAW(あるいはオケ?)を使用しVo. に専念。映像は平井さんの生まれたばかりのお子さんを母親が抱っこする姿を映しながら2人でハモったり。その母子の姿に感動で目がうるんできました。すごく貴重な映像を見させてもらったなあと得した気分。家族の愛を横で見守るミヤザキさんの姿にも感じるものがありました。ミヤザキさんは9/3の吉祥寺WARPで平井さん産休前バンドライブでご挨拶させていただきましたが、それ以来だったため、改めて終演後に今日のステージに感動したことを伝えました。平井さん早く帰ってくるといいですね。2人のジャポネを観てみたいものです(母子の健康がまず先決ですけど)。
①ナイトホークス
②ブラックアウト
③府中ユニバース
<19:30~19:45 さわひろ子さん>
ショートカットの髪にオーバーオールが似合う元気系Vo.。物語のナレーションに続ける歌という形での披露。ニコニコ楽しそうに歌う。「お話/あとのまつり」「まつりのあと」「dragon」「真夜中」。サポートはGt.ムラタトモヒロさん、Dr.まぁびいさん。まあるい朗らかな声が素敵。そのソフト感の曲調を壊さぬよう、ムラタさんもまぁびいさんも優しく奏でる。Dr. スティックは逆に持って音を抑えていました。
<19:50~20:05 小松原沙織さん>
水道橋Wordsでの小松原さんのステージ拝見は、5/6の小林未郁さん企画以来。短い持ち時間でしたが期待大でした。Pf.は左寄りに。特にサポートをつけるわけではありませんが、これは後でわかりました。始まる前の試奏から鍵盤の手付きが流れるようです。今日は大忘年会、今年1年お世話になったアーティストの持ち曲をカバーで2曲披露されました。吉村さんは9/3のWARP以来、ムラタさんは先ほどの さわひろ子さんのステージでのギターサポートを拝見したり、配信を観たりしてそのやんわりとしたボーカルを覚えています。そんなお二人の音楽が詰まった2曲を小松原さん風にカバー。そして3曲目はオリジナル「卵はうまく割れない」。卵を上手に割ってみたい、片手で華麗に割ってみたいという純粋な欲求・卵のオールマイティな用途と素晴らしさを率直な気持ちで書いた歌詞を超難度のピアノが支える。このひとの鍵盤の和音の響きはすごく美しくて、聴いてて惚れ惚れする。曲の構成やテンポも色々変化して飽きない。卵料理のセリフ ”TKG-ゆで卵-目玉焼き-出汁巻き玉子-スクランブルエッグ!-天津飯-かにたま!-茶碗蒸し" ジョブズのくだりとかもユーモアたっぷりで、最後 "卵はうまく割れない!!!"でPf.から立ち上がって仁王立ち!カッコいい。物販等でお話するときはとても冷静で、動じない。ステージに立つと存在感が際立つひとです。音大の作曲科出身という手腕を活かし「卵はうまく割れない」の譜面を今日から販売、さっそく購入しました。自分ピアノ弾けないのに!でもコードとかちゃんと書いてくれていて勉強になります。もっと他の曲も譜面してくれたらと思います。
①白い岸(吉村かおりさん)
②赤い靴(ムラタトモヒロさん)
③卵はうまく割れない
<20:10~20:25 坪光成樹さん>
今日拝見する最後のアーティストです。坪光さんも9/3のWARPでGt.として拝見しました。あの時はすべてのアーティストのギターをサポートして長時間のステージを乗り切りました。今日は大忘年会の特別なんでしょうか。先ほどの小松原さんが引き続きPf.に座ってサポート。右に空いたスペースは坪光さんがスタンディングマイクでVo.に専念した形で歌います。小松原さんは坪光さんを素晴らしいミュージシャンとリスペクトしているとのこと。
①非正規雇用
②南北統一
③牛丼太郎物語
④ボウフラ
なかばドランキーに歌う坪光さん。苦労しながら音楽を続けてきたという雰囲気が直に伝わってきます。「非正規雇用」はその名の通り、自分の身に置かれた苦しい半生と世の中の不条理・理不尽を歌います。 ”金はあるところから取っていけ。税金や年金を搾り取るな” 。「南北統一」 "南北を分断する一直線のライン。踏み越えたら殺される。南の暮らしが羨ましい” 何となくアブナイ歌かと思ったら最後はどんでん返しでした。会場大笑い。それにしてもユーモアがあります。「牛丼太郎物語」牛丼屋で働いていた当時を描写(牛丼太郎は今はない?)。”褐色のユニホームはカルフォルニア、赤の看板はサンタモニカ。 取材は絶対お断り、だけど挨拶は元気に~”「ボウフラ」”ボウフラをてんぷらにして食べる!!!!”と何度もシャウト。すげぇ歌の連続。でも9/3に1曲披露してくれた定食屋の歌同様、世知辛い音楽を展開してくれて心に刺さります。先ほどから飲んでいたビールの酔いも覚めてしまうほどに。
大忘年会は続いてましたが、ここで引き上げました。もう少しいるべきでしたが明日も仕事でしたので。2018年のライブ観戦はこれで終了。例年は年末~年始三が日はライブに行く余裕はありませんでしたが、少しでも時間が作れてよかったです。Wordsは自宅からも会社からも距離が遠くなく立地が自分向きで、ご贔屓のアーティストさんも多数出演されるし、とてもいい箱です。2019年もWordsは今まで以上に盛大になってくれればと思いつつ、Wordsを後にしました。
※2018年乱筆・乱文誠にお粗末さまでした。後で読み返して気が付いたら打ち換えていたりしますのでご了承ください。
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