11/21(水)、北参道ストロボカフェ「オトニソマル」。ペントノート・みきちゅさん・Ryo Yoshinagaさん・YUYUKOさん。鍵盤を絡めた4組のアーティストでした。
ここのところ仕事が忙しくて家と会社の往復、ライブに行く時間と心の余裕はありませんでした。ようやく峠を越えたので11日ぶりに行くことにしました。とは言っても今日もAM8:30からフル稼働でいつ終わるかわからなかったので予約なしの飛び込みでした。
今日はペントノートだけが初見、みきちゅさんは2回目、Ryoさんは3回目、YUYUKOさんは2回目です。回数は少ないけれども実力があることは前回で把握済み。期待値大です。
<ペントノート>女性Vo. Gt.のp.e.nさんとKey.の柿沼憲太郎さんの二人ユニット。普段はサポートを入れてバンド編成でステージに立つそうですが、今日はストロボカフェのアコースティック仕様ということで二人で。柿沼さんは49鍵のポータブルキーボードRoland A-49の横にPCでのDAWを併用。p.e.nさんは癒し系の声と堅実なギターで。ギター弾き語りとしてはリズムの取り方とかコード捌きとかが鮮やかで、上手いなと思いました。DAWによるビートの効いた演奏に乗って。「青空サイダー」「MAGIC BUTTON」「アストロノートの少年」など。不思議空間的要素が入ったアコースティックサウンド、という特長を感じました。@pentonote_tweet
<みきちゅさん>仙台出身鍵盤弾き語り、7/26渋谷gee-ge.以来。あの時はDr.サポートをつけてアグレッシブで高度なツーピースでの演奏でした。ガーリーな歌声でオケを使ったアイドル風の歌も楽しませてくれますが、鍵盤の弾き語りはレベルが物凄い。技術とセンスがあり、めちゃくちゃ上手い。セットは前回同様フライヤーに書いてくれているのがとても親切。「music.」「守ってね(piano ver.)」「即興コーナー」「心が死にきってしまう前に」「CORE FREE」「咲かない種(新曲)」。とにかく鍵盤の音色が違う。華やか。即興コーナーではお客さんから3つのキーワードを貰い、 ”ドレミファソラシドのどの音から始めますかー” なんてお客さんに聞きながら ”みきちゅのミからー” とご自身で決めて作り上げる(一瞬”A(ラ)"とか言おうとしたけど周囲からドン引きされそうだからやめた)。「ライブ」「日差し」「冬」からの歌は ”冬ってなんで寒いのか。夏の日差しが懐かしい。外に出るのも億劫に。冬に友人の結婚式の余興でライブで1曲披露するよ。お祝いするね” と。曲名はあの結婚式にまつわる有名な「Butterfly」に決まりました。「心が死にきってしまう前に」ではオケに手拍子が加わって。4拍子⇒3拍子に変わるなど変化が印象的。「咲かない種」では ”今は咲かない種でもやがて満開の花が咲くと信じている” と前進指向。終始アクティブでいい音楽でした。 @mikichu_magic
<Ryo Yoshinagaさん>Ryoさんは6月の代官山、10月のGRAPES以来、ライブで披露したパワフルな歌唱力に感銘を受け、音源を聴いたりして徐々に世界にハマっていきました。経験短いながらもかなり聴き込んでおりましたので、今日仕事場から程近いストロボカフェにRyoさん名で飛び込んだのは事実です。今まではハナブサさんの鍵盤サポートでハンドマイクでしたが今日は鍵盤弾き語りです。
①Leap
②Out of the BLUE
③Mine
④アンテノール
⑤Melt
①「Leap」は英語で”飛翔とか跳躍という意味です。”一生一度の今を一生懸命生きればいい。地球はメリーゴーランド。止まっててはくれない それが生かされているということ 誰もが生かされている” 弾き語りでの鍵盤捌きは堅実、歌声は力あふれるRyoさんです。②「Out of the BLUE」③「Mine」はCD「Viilea」に収録された曲。CDを出されたのはだいぶ前ということで②「Out of the Blue」をステージで歌うのは久しぶりということでした。 "どうしようもなく青い空 涙が出ちゃうのは何故、何故”と過去を振り返る内容ですがアグレッシブに攻める曲です。地声が高くてよく通りますね!③は「Mine」先日のGRAPESのセットにも入りました。この曲のオシャレな雰囲気が結構気に入っています。不安はあるけど私は私、やるしかない、的な決意を持って自分に言い聞かせるような歌詞。④「アンテノール」は夜が似合う静かな曲調のナンバー。熱帯に生息する蝶をモチーフに作られた曲。彼女が新しくできた男のことを思う自らの心をの乱れ。”熱帯夜の思考回路が惑わす 出逢わないほうがよかった 幸せな結末をアンテノールが運ぶでしょう” アンテノールとは”アンテノールジャコウアゲハ”。マダガスカルのアゲハ蝶の名前だそうです(ご本人のTwitterより)。 MCでは先日札幌に遠征に行った時の話。遠征直後に北海道では寒波で降雪があり、冬の到来を感じたこと、今後も自分の感情を否定しない音楽を展開したいと仰っておりました。最後に⑤「Melt」を持ってきてくれました。これは非常にRyoさんの能力をフルに活かした弾き語りバラードです。"煩わしい液晶画面の文字に執着するようになってしまったみたいで 真面目なことそうじゃないこと全部 あなたに伝えたくなった頃から Ah 表情も不安もいつの間にか 優しく融けたのは そういうことなのかもね” 音源はダウンロードで入手したので歌詞は耳コピで(上記はその一部)。閉め切った感情を開放して不安を払拭しよう、という心の融解=Meltと表現した曲。この曲は歌ってほしかった。Ryoさんの音楽は歌唱力もさることながら言葉の力が強くてしっかりしている、と感じます。12/2(日)に下北沢ERAでコンテスト式のライブ「EMARGENZA」の予選に出演されるそうです。予選を勝ち抜き優勝するとドイツに行けるそうですが。。持ち前の言葉の力と歌唱力が発揮できる「星になる」とか「だから今夜も誰かが歌う」「Mellt」など色々候補はありますが、持ち前の歌唱力を駆使して頑張って欲しいものです。@RyoYsing
<YUYUKOさん>YUYUKOさんは2017/11/7以来。昨年も ゆゆこBAND としてバンド演奏をここストロボカフェで披露してくださいました。昨年はBa.サポートがありましたが今日はKenny(綿引健太)さん(Ag.)、Per.佐々木佳奈さんでのアコースティックなスリーピース。YUYUKOさんはこの後 別のBAND(Glocal.C)を結成して活動していましたが、色々あってもう一度1年前のメンバーと演ることになったそうです。こうして1年が経過し、昨年見た元のスタイルと(ほぼ)同じバンド形式のステージが見られるというは何たる偶然でしょうか。今日はアコギのKennyさんのボサノバによるお洒落な演奏、「ライチ」「琥珀色の街・上海ガニの朝」「アイボリー」など(曲名は聞き書きのため不詳)。音楽的要素はレベルが高い中、”上海ガニ食べたい あなたと食べたい”という愉快な歌詞をお洒落な曲の中に混ぜ込んだり。最後の曲は1年前にも聴いた記憶がある ”トゥルルットゥトゥトゥ”といったハモが素敵なスキャットを効かせた曲。この曲がこのバンドの主題という感じがします。1年前も思いましたが、何より心底音楽を楽しんでやってるな、という雰囲気がこの3人にありました。@yuyukonbu
Ryoさんは初見のライブで歌を聴いたとき、直感的に「上手いな!」と単純ではありますが心に刻まれ、音源を聴いているうちに曲の進行やストレートな声ののパワフルさに心にグワッとくるものがありまして、この音楽に惹かれていきました。今日は知っている曲が多くて客席で自然に身体がノッていた自分の姿はご本人にバレバレでした笑。そして北欧はフィンランドが大好きというRyoさん。フィンランドと言えばサンタクロースが連想されますが、これからクリスマスに向け、冬到来・寒波到来でいよいよこの時期らしくなり、Ryoさんの好きな季節がやってきますね!(そういえばフィンランドと聴いて引っかかっておりまして、勤務先は以前、フィンランド画家のクウラス・ハーパニエミ氏のイラストを会社のイメージ用に使っていましたが。。。そんなことを思い出します)
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