4/27(金)東新宿真昼の月 夜の太陽「太陽のセレナーデ」kamug69さん・北川さやかさん・今井里歩さん・谷口深雪さん・Usshy's motion.さんの出演。2番手の北川さやかさんのステージからのレポです。
北川さやかさん。滋賀県出身のPf.弾き語り。Per.サポートの多鹿大介さんとのツーピース。ジャズっぽく軽快なリズムとバラード。都会の雑踏が浮かぶドラマチックな歌や、「New moon」では神秘的な新月(ニュームーン)をイメージ。新月に願いを込めた歌。「ペーパードライバー」は滋賀県の地元では車は常用していたが、今はペーパーになっている。交通には気をつけよう、毎日ハンドルを握っていたのは昔のこと。免許の更新は忘れずに。と言葉数が多く滑舌がいい。「戊戌(つちのえいぬ)」干支と十干(じっかん)では今年は60年に一度のつちのえの戌年だそうです。つちのえいぬは"繁栄"と"滅び"という相反するような意味を持つそうです。滅んでは再生という思いも込められているとも。Per.多鹿さんは風笛のような咥えながらの演奏。この笛、後で多鹿さんご本人に訊いたら”ウィンドホイッスル”という名前。そのままでした。。あと何曲かは曲名は聞き取れませんでしたが北川さん、力がありピアノも上手く、アダルトな音楽。気持ちよく聴けました。@sayakalalala
谷口深雪さん。この人の歌は何度か聴いていますが大地のようにおおらかでと生命力に富んだ歌声はいつも聞惚れてしまいます。「あしたはわらおう」「ソリスト」”泣け~や~ もがけ~や~ 歌え~や~”という歌詞が印象的。人間の原点に立ち返り、魂からの叫びをそのまま綴った歌。「エキストラ」「僕の中の君へ」「5人家族」家族ものの歌を関西弁で歌うのはちとヤラしいとはにかんでおりました。”この町に変えるたびに置き忘れてきた私がいる~母、祖母、父との生活感が滲み自分も昔を思い出しました。ピアノの打鍵が強く生き生きと演奏してくれて、胸に響きます。終演後、初めてよかったですと声を掛けましたが照れくさそうな表情でした。今後地元の大阪に拠点を戻し、関東へは遠征と言う形を取るそうです。@watedazewateda
アンコールでは、谷口深雪さんをPf.にお招きして「風をあつめて」(はっぴいえんど)。最初違う曲かと思いましたが、まさかの昭和の名曲。一時期自分もはっぴいえんどをよく聴いていた時期がありましたが、玄人ウケする曲なのでしょうか。1コーラス目はUsshyさん、2コーラス目は谷口さん・最後のサビはユニゾンやハモで。Pf.の暖かい音色とGt.のシャープなサウンドが折り重なりました。原曲のもっさり感も大好きですが、お二人の演奏は爽やかでまた風味が違うはっぴいえんどが聴けました。
北川さん・今井さん・谷口さん・Usshyさんの鍵盤弾き語り、それぞれが特長を活かして素敵な音楽を聴かせてくれました。
終演後の物販席で。今井さん、2月以降のライブは月に2~3本と回数を減らしているなか、ブランクを感じないパフォーマンスでした。普段の仕事でも声を使っているわけですし歌の感覚が鈍るということはないでしょう。来月のライブも間が空きますが楽しみです。やはり今井さんの音楽だけを聴ける機会、何かプチワンマン企画ができるといいねなんてファンの方々とも話をしました。今井さんのワンマンとなると大掛かりな余興が盛りだくさんで企画そのものが大変になりますが、純粋に持ち曲だけを歌ってもらうだけでもありがたい。そんなに凝らなくていいから是非そういうのを!
※余興があると逆に声帯が休憩できるのかも。それであればゲストコーナーを設けるとかがいいですね。まあ無理ない範囲で!
0コメント