ライブレポ大変遅れました【第二弾】。
1/18(木)、東新宿 真昼の月 夜の太陽 「宇宙で君と踊る」。Liѐllaさん・田中桜さん・鴨作あいみさん・桃南さん・今井里歩さんの出演でした。
今日のタイトル「宇宙で君と踊る」。月と太陽を結ぶ宇宙。こんなコスミックなステージが堪能できる今日のライブなのでしょうか。
O.A Liѐllaさん。DAWを仕込んだタブレット、ポータブルシンセ(Roland JD-Xi)とマイクで歌います。幻想的な曲調、夢の世界。海外在住経験もあるそうで、英詞の曲も展開しました。「インモラル」「ドッペルゲンガー」「月とサイレン」など、別世界に移住したような曲でした。出番終了後のインターバルでご本人、マスク姿の自分に向かってご挨拶。ええっ!いきなり向こうから!?人違いだったそうです。(*´Д`)
1番手、田中桜さん。ピアノ弾き語り。「beauty and the Beast」のカバーから。憂いある表情と色気ある声です。「肩書き」”あなたのわたしの関係性に肩書きは必要ない。とりあえずそばにいて”と歌うラブソング。「G」「Dependence」など、この2曲はじっくり聴かせる曲。「Black&White」では逆に楽しく”Black&White!"⇒"ワンサカンサカ!”と掛け合いがあり明るい歌もよかった。
2番手、鴨作あいみさん。ピアノサポートをつけハンドマイクでのステージ。普段の仕事上ライブステージは5か月ぶりで、今後もいつ出演するかわからないとのこと。貴重な機会でした。真っ赤な衣装が素敵。大人締めのルックスにも拘わらず情熱的でいい声してますね。ブランクがあったとは思えません。曲名はわかりませんが”きらきら光る君の涙も ぽろぽろ落ちる君の涙も~”というフレーズよかった。「ミミズ」は仕事でお世話になっている人が突然あることに熱中して人が変わってしまった悲しみを歌った曲。”あれよあれよという間に落ちてゆく、惑わされてゆく哀れな人”力ある声が悲しみを助長します。「せともの」は、相田みつを氏の詩をモチーフに人と人の心のぶつかり合いを歌います。 せともの と せとものがぶつかり合うと両方割れてしまう。どちらかが柔らかければいいのに。しかしぶつかることはたまには必要なんでしょう。
ピアノの人もメチャ上手かった。
3番手、桃南(もな)さん。沖縄県出身鍵盤弾き語り。「Last Cabalet(ラスト・キャバレー)」はご本人のTwitterによると、仏の音楽家ピエール・バルーの詩を基にご本人が作詞作曲した、真昼のステージにぴったりの曲。夜の都会、大人の世界を歌いました。「水に落ちた花」は有名な”ロンドンデリーの歌”に詞をつけた曲。「ル・ブルー」は、戦争でなくなったかたがたへのレクイエム。沖縄の血を重く感じる曲でした。「おじいよおばあよ」沖縄に住む私の守り神である祖父母を感謝の気持ちをを込めて歌う。「猫街」猫の住む町に行ける入口がある街を歌った御伽噺の曲。ジブリの世界に誘い込まれたような、最初ナレーションから始まり、ピアノは和音階が混じった跳ねるような曲調。猫街に行ける入口のある橋が市役所によって老朽化で取り壊され改修された。もうこの街には行けない~という内容。洋楽・邦楽・沖縄。いろいろな引き出しを持っているアーティストさんでした。とてもよかったです。
トリは今井里歩さん。
1)白い月の裏側
2)勿忘草
3)sing a song〜あなたへ〜
4)アルイテユケル
5)good day
6)Enc.ありがとう
以前のライブで”いつもここでは歌っています”という「白い月の裏側」から。月つながりのステージと歌。雰囲気も格別です。ただこの曲は3.11の悲しいできごとから生まれた曲。レクイエムのようでありながら、それを抱きつつ我々は生きていきますよ、歌っていきますよと語り掛けます。「勿忘草」はライブでしか聴けない曲。テンションコードの使い手の今井さんにしては実直マイナー調で通した曲。勿忘草は今井さんの誕生花。花言葉は「真実の愛」。「私を忘れないで」と切なげに歌いました。伸ばすところボーカル、キレイに伸びてます。「sing a song〜あなたへ〜」はピアノを弾く以前、初めて作曲した曲だそうです。CM7からのキレイなコード進行、まっすぐな歌詞、すべてがストレートな曲。「アルイテユケル」”照らし照らされ”のテーマで歌い手とお客さんがひとつになれる曲。サビの低音から高音に和音に沿って上がってくる部分も最高。聴きごたえのあるこの曲なくして今井さんは語れない。「good day」”1つとして同じ日は1日もない。今日は皆さんにとっての1日、いい日だったでしょうか”のMCから。気分晴れやか。アンコールは「ありがとう」。最後の1フレーズのアカペラ、シンと静まり返った会場に今井さんの透き通る声だけが響きました。
勿忘草を調べると紫色の可愛らしい花でした。今日の今井さんのワンピースもこれをイメージした?もしそうだとしたら気付くのが遅れすぎ!でした。申し訳ありません。下の写真が勿忘草。
今井さん、今日も素敵なステージでした。「アルイテユケル」は、”何億の星巡りを越えて出会えた”というフレーズ、今日の「宇宙で君と踊る」の企画名にぴったり。次のこの地、真昼はワンマンライブです!バンド編成で豪華な布陣が実現します。昨年7月のフルメンバーに加え、バイオリンがあの人だったり!Cho.の人初めてですけど 楽しみ楽しみ!
ワンマンライブは2/11(日祝)15:00開場・15:30開演。あと10日あまりです。コンディション崩さずにこの日を迎えて頂ければと思います。
追記:2/2発売の音楽雑誌「Player」3月号に今井里歩さんと加茂フミヨシさんの対談記事が掲載されるそうです! 楽しみ盛りだくさんな2月です!
※曲名など情報に訂正が必要な場合はご指摘ください。修正いたします。
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