9/28代官山NOMAD・高井麻奈由さん・木下直子さん・あきいちこさん

9/28(火)、代官山NOMAD「木下直子 presents 『私だけの音』」。あきいちこさん・木下直子さん・高井麻奈由さんの実力派鍵盤シンガーソングライターによるスリーマンでした。


秋の代官山。台風が接近中で空気は湿っています。気温は昼間は晴れて暑く、午後から曇ってきましたが雨には見舞われていません。コロナ禍は沈静化を迎え、いよいよ10月より緊急事態宣言が解除の方針。しかも今日は大安、メディアで国民的スターのおめでたい報道が出るなど明るいムードが漂ってきました。そして渋谷から歩いていった代官山NOMAD。NOMADは渋谷と代官山の丁度中間あたりに位置するのでちょっと頑張って歩きます。行きは副都心線の渋谷駅から山手線の向こう側沿いを歩いて橋を渡り。。。渋谷久しぶりすぎて出口間違えた!開発された渋谷は難しい。それでも何とか方向だけは合っていた。


そしてNOMAD。いつ以来?直近では2020年の1月。その前は麻奈由さん出演の「暴れ馬ツアー」5人の対バンアーティストの競演。これが2019/9/25で、ほぼ2年前です。(参考:https://ameblo.jp/ishidukuri/entry-12530380922.html)もうあれから2年経ったのか!コロナ禍もあったりしてブランク出来ました。NOMADに入ってみると、ステージ手前の前室右側の物販スペースは変わりませんが左側の受付やトイレのドアの位置が改装され変わっていました。あ!か、変わった!以前から綺麗なライブハウスだと思っていましたがなおさら綺麗になりましたね。物販ではすぐ麻奈由さんと直子さんにお会いできて、とても嬉しかったです(仲が良い!!)。


ステージと客席のある奥の部屋は基本構造は以前と変わりませんが、入って左のバーカウンターやPAの位置が変わったかな?後ろのスタッフ席(?)らしきテーブル・椅子もあります。配信用かも。自分がよく座る一番左のベンチシートはバツ印。宣言解除されれば解放かな?(某女性店長もいらっしゃらない。。時の流れを感じる)ステージの楽器は以前通りYAMAHA CPがあります。NOMADは自分がライブハウスに行くようになった黎明期から行ってる箱です(といっても5年余りですが)。


<あきいちこさん>あきいちこさんは初見ですが名前は存じ上げております。麻奈由さん・直子さんとは2018年4月に5人対バンで一緒になっているそうです。1曲目の「Beautiful Days」という曲。あきいちこさんの声はとてもハツラツとしていて鍵盤もリズミカルなPOP。声と楽器、相当の経験を持ってそうな腕前です。調べたら2003年音楽活動開始。ベテランらしい雰囲気。「LIFE」という曲は力強い。曲の途中から涙を流して歌い、魂がこもっています。思わずもらい泣きしそう。「バタフライ」は軽快なPOPで。手拍子だけでなくサビは人差し指をみんなで上に。 ”空へ~ 空へ~ 空へ~” と高く飛んでいきそうに。


<木下直子さん>直子さんはNOMADのスタッフをしてた時にお会いしたのが直近でライブ自体は2017/5月のSEEDSHIP以来となり、何でこんなに間が??と疑問が。コロナ禍もあったけど時間の経つのは早い。でもステージで歌う直子さんの印象はとても強く胸に残っており、久しぶりに聴く今日は楽しみでした。セットリスト直筆の写真を購入したので知らなかった曲の題名も完璧です。

「灯台」 

「狼少女」

「もう少し」

「遠い記憶の糸辿った先に浮かぶのは少女のように笑うあなた」

「Hello,hero」

「Rainbow」

久しぶりにライブで聴くのでサラな状態で聴く体勢に。やはり重低音から放つ声の存在感や説得力ある歌詞はすごい。サビの部分ではファルセットも入れた高音が入り、曲としてかなりの声域が広い。「灯台」は音源のジャケットにも描かれた格好よく歌うバラード。 ”フレー フレー~~~” と歌う終盤が印象的。「狼少女」も ”羊の革を被った狼少女” という歌詞が格好よくキマる素早いリズムの曲。「もう少し」は恋人とひっそり別れる女性の心理を描写。 「遠い記憶の糸辿った先に浮かぶのは少女のように笑うあなた」は空に旅立ったおばあちゃんとの思い出を描いた曲。題名の長さが思いの大きさを表すように。一転して「Hello.hero」は直子さんの十八番。快速なリズムに乗って ”ハローハロー”と歌う姿はやはりカッコイイ。しかし見事な鍵盤捌き!「Rainbow」は希望が詰まった曲。力が漲ります。しかしあっという間の6曲、圧倒的なステージでした。凄かった!



<高井麻奈由さん>麻奈由さんは7/18の札幌ワンマン以来。あのライブは伝説でした。幕あけ前のハーモニー、序盤の爆走からの体力勝負の各曲、最後の弾き語り。。剛柔織り交ぜたあのステージ。曲ごとにいくつもの顔を持つ麻奈由さんの魅力は、対バンの短い持ち時間でも遜色がありません。今日も柔らかく入って、中盤から炸裂しました。それにしてもNOMADのPAはVo.とKey.の2本立ての音でもものすごく身体に響き渡らせる音。直撃弾を受けるような衝撃はとてもいいですね!今日のPAはぴんくさんと聞きましたがだからですかねぇ。

「夜が明ける」

「FAKE」

「Jack & roll the music!!」

「ダージリン」

「笑うんだ」

「夜が明ける」歌う寸前、麻奈由さん意識を集中。前の2人が凄いステージを繰り広げた余韻を一瞬拭い取るように静けさが流れます。ガーン、ガーンと響く鍵盤と密やかに歌う声。 ”もうすぐ夜が明ける” 緊急事態宣言の終わりが見え、希望=夜明けが近づいてきたことを告げるように歌います。囁く ”One、Two、もうすぐ~” という瞬間も良い。「FAKE」冒頭ちょっと聞き覚えのない前奏と静けさからグワーッっとアグレッシブに盛り上げるこの曲はいきなり血流がほとばしる。一瞬で客席の心を持っていく力がありますね! しかしNOMADのPAのガンガンダイレクトに来る音が心身を揺さぶります。「Jack & roll the music!!」は続けざまに攻め立てるナンバー。FAKEからずっと手拍子は鳴りっぱなしで盛り上がった。麻奈由さんもエネルギー全開で歌う。声は出せないけど血沸き肉躍るこの2曲。歌い終わったら 『あー酸欠ー』と麻奈由さん。いやこの2曲連続は体力勝負です。「ダージリン」は最近作られた曲。語るように落ち着いた口調で歌います。最後は「笑うんだ」音楽における思いが詰まった歌詞それを柔らかく包み込む曲と声と説得力。いい歌詞だなぁ~泣けます。しみじみと聴きながらペンライトを振る。

 ”何度となく背伸びしてかっこつけて失敗して 泣いて悩んで 簡単に世界は回らないと気付いた時 弱さ知った 言葉なく背中押すあなたに口下手な「ありがとう」を この街でいつか何千人も何万人も この歌を必要としてくれる人が出来たら この場所で歌って何日でも明日を歌って 入りきらない程の人でいっぱいにして 今を笑うんだ” 


終了しました。この時点で19時55分!緊急事態宣言はもうすぐ終わるけどアンコールはできずにすぐに物販に。あきいちこさん・木下直子さん・高井麻奈由さん、実力派鍵盤アーティスト、すごいステージを堪能できました。10月には緊急事態宣言も解除され、東京都はリバウンド防止措置として認証ステッカーのある飲食店は営業条件や酒類提供が緩和されるはず。条件はあるものの、NOMADに限らず他のライブハウスやエンタメ、世の中全体が息を吹き返していくでしょう。帰りは渋谷駅南側の再開発地区の中を通って渋谷駅へ。やはり道間違えた!渋谷もどんどん変化していきますね。










ishidukuri(きり)'s 音楽ブログ【別冊(文字・下書き版)】

【文字版です】★★素敵な音楽を作るミュージシャンをリスペクトしています★★ギター🎸をたしなみ程度★変則転調・M7コード系大好き★2016年からライブ観戦★ブログ投稿★宅録派★まれにオリジナル★MIDI打ち込み★弾き語り等。※通常はアメブロをご覧ください(内容が異なることがあります)

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