10/2自由が丘hyphen・Ryo Yoshinaga x Akitoshi-KamberLandツーマンライブ

10/2(土)、自由が丘hyphen「Akitoshi KamberLand × Ryo Yoshinaga 『深呼吸』~Autumn Breeze~」。Ryo YoshinagaさんとAkitoshi KamberLandさんによるツーマンライブが行われました。


さあ緊急事態宣言が10/1に明けました。東京都ではリバウンド防止措置として認証マークがある店は酒類の提供が解禁され(20時まで)、営業時間も21時までで1時間延びました。上げ潮ムードの東京都内、自由が丘。街は賑わいを取り戻し人ゴミでごった返しています。油断は禁物なのですが、まずはいい感じのこの時期、Ryo Yoshinagaさんが満を持してリアルライブを開催します。


Ryoさんのリアルライブは7/10の原宿でのバースデーライブ以来で今年は2回目。10月ですが2回目。まあ先月までのコロナ禍の状況を考えれば仕方ないこと。演者側も聴く側もウズウズしていたでしょう。(ウズウズです)


昨日は台風が関東近海を通り、大雨や強風に見舞われました。通過した後の冷たい北風の寒いこと!明けて今日はいい天気で太陽はカッと晴れて超暑い。自由が丘の街は半袖の人が行き交います。いつも思うけど、本当に賑やかだなぁ。少し早く着いてあちこち散策。パン屋の行列、ガード下のお洒落な沿道も相変わらず。お、そこに可愛い花屋さんがありますね。


自由が丘hyphenは前回は2019年12月のRyoさん出演のクリスマスライブ以来。美味しい紅茶が自慢のお店。お酒も今月から解禁です。今日さっそく特製カクテル-Autumn Breeze-もメニューになりました。ステージは以前のようにアップライトピアノが左側にあります。出演者さんはRyoさんとAkitoshi-KamberLandさん。Akitoshiさんは初見です(KamberLandという言葉を調べたら意味がわからず)。Vo.Gt.や他にも色々用意しているようです(ラジオ配信でとある記憶、東京ローカルのラジオ局~ふかがわ音meguri~でRyoさんがゲスト出演した時のパーソナリティを務めておりました)。Key.は我らがハナブサユウキさん。ピアノは使用せず前にNORD STAGE2を備えています。そして今日のスペシャルゲストはライブペイントを行うYukinoさん。ライブ中に絵画を描くそうで、音楽と美術の2つのアートのコラボ、これも楽しみです。


※終演後にセットリストを見せてもらったので助かりました。

<第一部>

1)In My Room(宇多田ヒカル)

2)Take It Easy(Akitoshi-KamberLand)

3)タイムフライズ(Ryo Yoshinaga)

4)How Beautiful(土岐麻子)

5)アンテノール(Ryo Yoshinaga)

6)My Life is going on(Akitoshi-KamberLand)

7)Now You're Not Here(Swing Out Sister)

構成はRyoさんのツーマンではよく取り入れられる、1曲ずつコラボレーションを繰り広げる形式。カバーやオリジナルを織り交ぜ、オリジナルでは本人が歌いながらハモを載せたり、パートを歌ったりします。今回一風変わっているのはステージの後ろに絵の具とキャンバスが立てられているところ。Yukinoさんが今日聴いてる音楽からインスピレーションした絵をライブの時間内に(一部・二部ごとに1枚ずつ)描いていくというもの。音楽を聴きながら絵も完成していくという、耳にも眼にも訴えるグッドな企画です。


ポジションはステージ左からNORDのはなぶーさん、ハイチェアーでVo.のRyoさん(ピンクのマイクとピンクのネイル素敵)、右にイスに座って歌う形でVo.のAkitoshiさん。そして始まると同時にキャンパスに背景を描き始めたYukinoさん。

1)宇田田ヒカルさんのナンバー。演者にとってはリアル世代のソウルフルな曲。Akitoshiさんはボイパを入れつつ、Ryoさんの歌に合わせながら歌う。声質はトーンが高めでシャープな感じ。宇多田さんの曲結構難しいVo.だが難なく合わせる2人です。はなぶーさんNORDのPf.にシンセストリングスも付加して2音色。音響に幅を持たせます(さすがシンセサイザー大好きマン!)。

2)Akitoshiさんのオリジナル。シティポップ系(言い方古かも)の粋なスタイルと歌いまわしの曲。でカッコいい。

3)タイムフライズはRyoさんのオリジナル。Akitoshiさんはボイパの巧みなリズム。これに合わせた普段とは違った感じのタイムフライズです。演者もノッてます。中盤の調が1キー落ちる前の鼓動はまさにボイパが合う。ボイスエフェクターでハモったり色んな技で楽しませる。後ろの絵は背景が少しずつ姿を現してきて、着々と進んできました。

4)土岐麻子さんのボーカルが活きる踊るような3拍子の曲。旋律はお洒落で難しいですが、2人のハモは凄い。このお洒落感、絶対Ryoさんやはなぶーさん向きだし、Akitoshiさんも同調しているでしょう。 絵は背景に月みたいな大きな円形と夜空の雲が描かれました。

5)Ryoさんのオリジナル(=悪いオトコとオンナの歌と紹介)をデュエットで。Akitoshiさんは声が高いのでオリジナルキーで歌います。途中RyoさんとVo.を入れ替わったりサビでハモったり。 (絵は水辺と夜空に星が) アンテノールの曲とキャンバスの絵の対比が何とも言えないカオス感。

6)Akitoshiさんのオリジナル(作詞作曲は吉田博さん)。ここではアコギを弾きながらのVo.の軽快なFolk。人生に奇跡は起こらなくても何も起こらなくていい奇跡、心に抱いていこう、みたいな?感じの歌詞。曲調は違えど 2)Take It Easy と共通のイメージがあります。  (絵には黒鍵と黒猫が描かれてきた!)

7)Ryoさんが敬愛するスィングアウトシスターの大ヒット曲。このメロディと曲の持つ世界観は自分も大好きで、Ryoさんのこの選曲は大当たりです。やった!と思いました。前奏ははなぶーさん鍵盤の美しい流れ、歌の始まりはカチッと、サビはまた美しいメロディに。1番はAkitoshiさん、2番はRyoさんが歌う。サビでのハモ。Pf.にシンセが入って益々綺麗に。感動ものでした。

1枚目の絵には真っ赤な紅葉が追加され、情景と音楽と季節が見事に融合した作品となりました。



<第二部>

8)Say Good Bye(Akitoshi-KamberLand x 小川恵生)

9)彗星が落ちた日(Ryo Yoshinaga)

10)Stay With Me(Sam Smith)

11)Non Stop Worker MAJIME(Akitoshi-KamberLand)

12)Don't You Worry 'Bout A Thing(Incognito)

13)Leap(Ryo Yoshinaga)

14)帰ろう(藤井風)

ライブペイントは次のキャンバスに進みます。

8)Akitoshiさんの持ち歌ですが、youtubeでの短縮版を聴き、他のアーティストとの共作で出来ているようです。夜の都会が似合うバラード。 ”いいことも悪いこともひっくるめて時間をその人と過ごせたから前に進める自分がある” そんなことを歌った歌です。そのもう1人のパートをRyoさんが歌ったのと思われますが、難しいメロディラインを歌いこなした素晴らしいハモです。 (絵は黄緑の素地。何だろ?)

9)しっとりが続きます。Ryo Yoshinagaのライブでは欠かすことができない究極のバラード。「彗星が落ちた日」。音源制作の際の話とかMCでは面白い話を連発。Pf.の静かな4ビートからダブルVo.の設定を活かしてRyoさんも力が入る。間奏に入る手前では場面が大きく変化する部分も心が唸る。最後のサビもダイナミックに。Ryoさんの声の力や突き抜ける表現力がないと歌えない唯一無二、これぞRyo Yoshiangaと呼べる歌です。リアルライブ今年で2回目だしこの距離感で聴くのは今年初だから余計感動します!

10)AkitoshiさんはLooperを導入し、ボイパのリズムをサンプリングしてループ。Pf.が載っかって2人が歌います。一定のリズムと流れ折り重なるダブルボーカル。洋楽はもちろん最近の邦楽も知らない曲が多くてRyoさんのライブは結構勉強になります。 絵はオレンジっぽい丸がいくつも描かれてフルーツ?オレンジだから紅葉か?

11)Akitoshiさんオリジナルのリアルな作品。バイト先の店長さんは仕事で家に帰る暇もなく彼女にもずっと会えない働く毎日の悲哀を歌った曲。 ”Non Stop Worker まじめ! Non Stop Worker まじめ!”とアグレッシブなギターとボーカル。Pf.も叩くように合わせてる。日頃のうっ憤を音楽で解消してくればと。  後ろの絵には水色の花びらと黄色の鮮やかな色が入り、描き始めとはだいぶイメージが違ってきました。

12)Ryoさんシェイカーを持ち、Akitoshiさんはカウベル?を叩いてサンバ風に。後で調べたらIncognitoでした。なるほど演者さん絶対好きなやつ。今日は歌いたい歌を思いっきり歌えるいい機会ですね。それを聞いて自分は幅を広げていこう。

13)Ryoさんオリジナルの「飛翔」を意味するLeap。Akitoshiさんはタンバリンを持ちボイスエフェクターを準備。Ryoさんのシャープな歌声が会場内を通過し、エフェクターのハモがこれを修飾する。まさしく『Ryoさんの元気が出る歌』。ハモ「Fly away~」がまさに飛び立つ鳥のように。伸びるRyoさんの声が素敵だ。

14)最後の曲は藤井風さんの大ヒット曲。藤井さんはさるニュース映像で自然のままに歌っていく姿がSNSで拡散し瞬く間に全国に広まっていったというエピソードを見たことがあるのでさすがに知っていた。リードVo.をAkitoshiさんが8va.上をRyoさんが被せる。流れのあるメロディと、はなぶーさんの輝かしい鍵盤+シンセ。爽快感のある曲です。 絵は完成に向かって最終仕上げ。


<アンコール>

En)エイリアンズ(キリンジ)

秋の夜長が似合う、2人だけの大人の世界をひっそりと歌って締め。 ”まるで僕らはエイリアンズ 禁断の実ほおばっても 月の裏側を夢見て 君が好きだよ エイリアンズ” ちょうど先日Youtubeで公式映像を見たばかりだったので結構気持ちが入りました。


ライブが終了、Yurikaさんの2枚の絵が仕上がりました。2枚は上下で繋がっており、上は月夜の水面に紅葉が落ち、鍵盤の上に黒猫が。黒猫のしっぽは音符を意味しているそうです。下の絵は、紅葉で水面が赤く染まった上にコスモスの花が咲き誇り、秋を彩る素敵な絵になりました。まさに芸術の秋ですね!


今日はRyoさんにとって2か月半ぶり、今年2回目のリアルライブでした。Ryoさんの強力ボーカルとAkitoshi さんの小粋なボーカルとの融合はとても良かったです。はなぶーさんの鍵盤はいつもとんでもなくハイパフォーマンスで唸りました。今日のカバーとオリジナルを合わせたセット、演者さんの共通点を見いだしたライブだったのでは。知らない曲(あるいはかすかに記憶のある曲)を知るのにいい機会だったし、シンガーとしての本領が発揮できる場でもありました。カバーだけじゃなくオリジナルも含め、SSWとして再始動の日にもなります。通常の対バンライブのほか、こういったセッション型も増えそうですね。融合と言えば、音と絵の融合も素晴らしかったです。とても貴重なライブでした。コロナ禍は徐々に脱しているこの状況、音楽・美術含めエンタメ(芸術)界全般には順風が続くようにと祈っております。


<Ryo Yoshinagaさん Live 情報>

●2021/10/16(土)納屋橋TWILO(トワイロ)(名古屋市中村区名駅南1-1-17)

『uliuli "TWILO"』Op16:00/St17:00(20名限定)

出演:uliuli (福永倫子)/ Ryo Yoshinaga

<予約>https://tiget.net/events/146675

<E-mail>Viilea712@gmail.com

<SNS>Twitter(@RyoYsing) or Instagram のDM(ryoysing)


●2021/10/30(土) music hall CAFE&BAR neonera(川崎市高津区久本1-16-21(フィオーレの森2階)

『Haruna × Ryo Yoshinaga』Open 16:30 / Start 17:30 来場は25名限定

 配信あり/アーカイブ期間は11/6(土)まで

Vo:Haruna / Ryo Yoshinaga

Key:ハナブサユウキ

Per:豊田稔

www.musichall-neonera.com

<予約>https://tiget.net/events/146066

<E-mail>Viilea712@gmail.com

<SNS>Twitter(@RyoYsing) or Instagram のDM(ryoysing)






ishidukuri(きり)'s 音楽ブログ【別冊(文字・下書き版)】

【文字版です】★★素敵な音楽を作るミュージシャンをリスペクトしています★★ギター🎸をたしなみ程度★変則転調・M7コード系大好き★2016年からライブ観戦★ブログ投稿★宅録派★まれにオリジナル★MIDI打ち込み★弾き語り等。※通常はアメブロをご覧ください(内容が異なることがあります)

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