11/18代官山LOOP・Ryo Yoshinagaさん(open11周年記念出演)

11/18(金)、代官山LOOP「TGIM ~Daikanyama LOOP 11th. Anniversary~」。ASAさん・KEI_HAYASHIさん・keijiさん・Ryo Yoshinagaさん・ハロルド。5組の出演、代官山LOOPの11周年記念を祝す企画にRyo Yoshinagaさんが出演されました。


代官山LOOPは開業11周年を迎えて10月より飛び飛びで企画ライブを行い、普段からこの箱に出演しているアーティストを招いてライブを行っているイベントの1つ。ちょっと調べたら2008/11/28にオープンとありました。TGIMというのは「Thank God It's Monday」のことでしょうか?


この日はトップのASAさんがトラックメイクされた強力なビートサウンドのオケをバックにダンサブルなボーカル。

2番手、KEI_HAYASHIさんは2段キーボードを中央に据え、Dr.Ba.Gt.の男子4人のバンドスタイル。Gt.の大月さんは先月吉祥寺のライブでお見掛けしました。ロックからバラードまで強いビートを響かせながら熱唱。裏声の出し方がキレイですね!男性では珍しいかも。

3番手、keijiさんは以前のLOOPで拝見した2度目。ハナに掛かるような甘い声のボーカル。セットの何曲かは聞き覚えがありました(そうPOPな感じ)。Dr.はDAWとの連携、Ba.Gt.の男子4人編成。曲も爽やかでいい感じです。

トリのハロルドはVo.+Gt. Gt. Ba. Dr.男子4人編成のバンド。Vo.はセミアコを抱えている通り、清涼感のあるボーカルが似合うアコースティックな曲調で、とても聴きやすく、音楽の質が高いロック調の曲を演奏していました。4人の演奏の息の合い方・全体のバランス・曲の出来・ボーカルの質、すべて完成度高いなぁ!と思います。


<Ryo Yoshinagaさん>Ryoさんは4番手の登場。今日唯一のデュオ編成。鍵盤サポートはいつも感謝・リスペクトのハナブサユウキさん。今日も凄かった。

①ドアをあけるまで

②Melt

③アンテノール

④M.W.F.W.

⑤星になる

「ドアをあけるまで」記録の中では、この曲が歌われたのは6/27のストロボカフェ以来。軽快なリズムの中でもRyoさんらしい心理描写が鋭い歌詞であります。音源化はされていないので何回か聴いた中での読み取りは、 『恋人との寄り添いはお互いの心のドアを開けてからの始まり。何気ない日常からの幸福。そして別れはお互い心のドアを開け放って旅立つ。それでも優しい一言・思いやりが心に突き刺さる。ドアをあけるまでは愛しいあなた』 この ”心に突き刺さる” という部分のRyoさんの声がシャープで胸に突き刺さる痛みを感じさせます。以前リフレインの時も書きましたけど、悲しく重い内容だけれども完全に重々しくさせない曲調。悲しみの先には必ず次の章があると期待させる一面も見せます。歌詞と曲、声、バランス。そこがRyo Yoshinagaの音楽の素晴らしさの1つであります。

「Melt」心の融解。何かの決心をしていくのを妨げる躊躇や、凝り固まった心を分解していく内面の過程を歌詞にしたような、きっとこういう感覚から音楽活動を始めていくきっかけになったのではないかなぁと勝手に忖度してしまう。やはりこの歌の先には新しい世界が見えています。Ryoさんの声の迫力、ハナブサさんの間奏・エンディングのキメの部分が冴えます。特にエンディングの3連符の流れからリズムが変化するガン・ガン・ガン・ガンという8ビートの4発はパンチがありました。

MCでは夜の曲を2曲と。

「アンテノール」オトナの夜の曲。ハナブサさんKey.の音色はEPにレゾナンスをかけたような音を被せた特殊な音色が効果的に怪しい雰囲気を醸します。感情が理性を上回りつつも悪い自分、悪い相手を侮蔑しながら自己肯定する。 ”出会わないほうが幸せな結末を 知らないほうが幸せな結末を” 幸せな結末を望むとは限らない矛盾と葛藤が見えます。この曲は女性ミュージシャンの評価も高く、ラジオで何度も取り上げられたり。セット中に入っても存在感が際立つ曲です。

「M.W.F.W.」My Way Free Wayを略してM.W.F.W.。快調に飛ばす鍵盤。夜の高速道路を車に乗って開放感に浸ろうよ、という元気が出る曲。

 ”溢れ出す 感情線 その先に いつでも後悔だけがつきまとう このままじゃ埋もれて消える前に アクセル踏めばいい 正解はシンプルで”

嫌なことはとりあえず置いといて、アクセル踏みしめ前進あるのみ。Ryoさんの曲ではアクセントになります。(全部一緒に歌っていた!口ぱくで)

「星になる」最後の曲は秋の夜空を見上げることを想像し(ライブハウスだから見えないけど)つつ天球を仰いでみたくなるロマン溢れる曲。大好きな人が、例え夜空の星になってしまっても、心の中ではきっと生きていて、そばにいて見守ってくれている。そして自分も星になっていつでも会いに行ける、と歌います。自分はこの曲の曲調や展開が本当に大好きで、いつも酔いしれています。(これもフルコーラス聞こえないように歌っていた!)


11/20、Ryoさんのインスタグラム(歌のアカウント)からこの日の「ドアをあけるまで」の動画と歌詞が一部公開されました。https://www.instagram.com/p/B5FrpXCJjzS/

 ”喧嘩はたまにしたけど 思い出せないような理由(わけ)で 引き金はそこにはなくて 重く閉じた心のドア 弱さや脆さに触れられて 傷つくことを恐れては 当たり前の愛すら拒んだから傷ついたのはあなた 終わりにしよう そのドアをあけるのはきっと僕じゃなくて 君が持つその鍵だから 愛しい人 さよならを告げましょう 朝日が昇るまでここにいるからさ”

これは2番のようです。最初から聴けばもう少し道筋を読み取れそうな気がします。2番だけでもありがたい。何回かライブで聴いたうえでこうして歌詞を見ると??というところがまた顔を出します。上の拙文で『そして別れはお互い心のドアを開け放って旅立つ』と書きましたが、これ別れているか? 堅く閉ざされた心のドアを開け放つのは自分自身だと読み取れるかも。 まだまだ読み取りが甘いですね。歌詞が本当に秀逸で練り練られています。


今日のLOOP、バンド主体のグループが多い中、アコースティックスタイルのRyo・ハナブサ組でしたが、何のその。Ryoさんの声とハナブサさんの鍵盤があればどんなバンドにも負けない。パワーと気持ちのこもったRyo Yoshinagaサウンド、心に響きました。次回は東京駅フリーライブ。初出演のRyoさん、期待が大いに持てます。


<Ryo Yoshinagaさん今後のライブスケジュール>

●2019/11/27(水)19:00~

東京駅八重洲口グランルーフ2F ペデストリアンデッキ「東京エキマチライブ」

小林未季/みづうみ/Ryo Yoshinaga

ライブナビゲーター:新宮志歩

http://www.tokyostationcity.com/event/

●2019/12/2(月)代官山LOOP「唄 -UTA- ~やなわらばー×松本英子~」

Open18:30/Start19:00【O.A. Ryo Yoshinaga】

peatix オンラインチケット販売 (整理番号付) 11/9(土)12:00開始

https://dl191202.peatix.com/

●2019/12/13(金) 明治神宮前 ひまわり広場で手をつなごう Open18:45/Start19:00

智歌/Ryo Yoshinaga(20:10〜)/YUCARI/mari/穂乃香

●2019/12/18(水)夜空と月のピアス(名古屋)「夢見心地な真冬の空と」

Open18:30/Start19:00  /Kurumi Rutile/芽衣子/Ryo Yoshinaga

https://tiget.net/events/75302

●2019/12/19(木)新栄 sunset BLUE(名古屋)「moments of blue」

Open18:30/Start19:00  Ryo Yoshinaga / Aki168 / 森田雛 / and more..

https://tiget.net/events/75304

●2019/12/24(火)自由が丘hyphen「HARUNA×Ryo Yoshinaga CHRISTMAS LIVE」

Op19:00/St19:30  Key.ハナブサユウキ/Perc.豊田稔

https://tiget.net/events/70358





ishidukuri(きり)'s 音楽ブログ【別冊(文字・下書き版)】

【文字版です】★★素敵な音楽を作るミュージシャンをリスペクトしています★★ギター🎸をたしなみ程度★変則転調・M7コード系大好き★2016年からライブ観戦★ブログ投稿★宅録派★まれにオリジナル★MIDI打ち込み★弾き語り等。※通常はアメブロをご覧ください(内容が異なることがあります)

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