9/6椛島恵美さん2days②・豪徳寺Leaf roomワンマン(ギター祭り)

9/6(金)、豪徳寺Leaf room「椛島恵美ワンマンライブ『ギター祭り』」。鍵盤SSW 椛島恵美さんがギター演奏に特化したワンマンライブを開催しました。


(その①からの続き)

最近 えみちさんのライブ行けてないなぁーと常日頃から思いつつも、このライブに行く直接のきっかけは、先日配信された”ギター教えてツイキャス”でした。通知が流れたとき、『え?えみちさんがギターを?』と何故に的な感じでキャスを拝見しておりました。近々ギターでライブをやりますとのことでした。ピアノは名手であるものの、ギターを触るのは10年ぶりとのこと。コードの押さえもまだまだ練習中とのことで、カポは音を上げられるが、下げられないのか?というユニークな疑問もあったり。意見として参加させていただきましたが、ここまで来てライブ行かない手はないなぁと思いました。それでも えみちさんの本職はピアノだしピアノも聴きたいということで先日の四谷天窓.comfortも行きました。(山本さんのピアノも聴きたかったし、曲を知ってる他のアーティストも多かった)。というわけで えみちさん2days のライブ観戦となった次第です。


豪徳寺Leaf room。豪徳寺は小田急線と東急世田谷線が交差する駅ですが降りたことあったかな?記憶なし。そこから徒歩2分程度とめちゃ駅には近い。高架駅を降りて左折、ファミマ側の角を右折。すぐ小さな踏切、その手前にLeaf roomの黄色い看板が。おおこんなところに。場所覚えましたよ!1Fが飲食店の小さなビルの3Fに会場があります。世田谷線の線路沿いの階段はかなりの角度です。中はカウンターキッチンにマスターが1人で受付をしながら注文のドリンクを作る個人営業の店。飲食代を支払って(既製品の)ドリンクを買う際は自分で客席側にある冷蔵庫から取り出してマスターにチケットを渡すセルフサービス。1人で切り盛りしているぶん、お客さんとの信頼関係が自然発生します。食事メニューも提供していて食欲をそそる匂いが。。会場には多くの方が詰めかけました。


ステージには3本のギター。ギターサポートは辻村崇さんと山田尚史さん。辻村さんは赤グラでサポートギターや ひま広でSSWの夕見子さん(奥様!)のサポートを拝見したことがあります。山田さんは初見でしたが、Twitterで えみちさんとの対バンやサポートをしているのを何度となく見ているので存じ上げてはおりました。動画も見ましたがハイトーンで優しい歌声です。この2人の強力バックアップGt.が支えます。3名がステージに。『ギター祭り、これから始まっちゃいます~~』何かの覚悟が感じ取れます。


<第一部>Vo.椛島恵美 Gt.辻村崇 Gt.山田尚史

①1人Cafeのススメ (※セットリストは聞き書きのため違っている可能性があります)

②日常

③僕が素直になれたとき

④Just be yourself

⑤頑張る理由探して (ばるさが)

えみちさん、復活後も精力的に活動し、ライブを混ぜながら楽曲制作にも余念がありません。少しの間に新曲を数多く投入してきました(もう少しライブに来ていればそんなことなかったと反省)。①~⑤は初聴き。①はカフェで1人時間を使っていると周辺では色々な人間模様が見られるという内容。②は疲れを癒すような曲調で、”おいしいね、うれしいね。かんぱーい” と客席と乾杯の音頭。音源ではラテン風で軽やかな基調で和ませます。③はしっとりと聴かせる曲。心の絆創膏のキズをはがしてみた。たちまちみんなが大丈夫だよ!と声をかけてくれ笑顔に囲まれ元気づけられるね。和らげに人を元気づけさせる曲。④フィンガースナップ(指パッチン)が客席から発生するアダルトでカッコいい曲。”自分を好きになれ もう傷つく必要はない 本当の場所へ 本当の自分へ”。えみちさん”本当の自分に~~~”の部分の声が高く綺麗に出ています。ここまで来るのに相当な試練を積んだのでしょう。胸がすく思いと同時に 本当に平気なんだな、という安堵が自分の中に漂いました。⑤はバラードで。独り思いにふける場面。あの頃描いた夢はとりあえず胸の中にしまい そこに向かって ”頑張る理由を探して ここにも見つからなくて 迷子になった私を 誰か連れ出して” どこかで翔きたい。きっとそのタイミングが見つかる。2016年に発声障害で満足に打たない状態でも歌える曲を模索し、その後の未来の自分に向かってのメッセージと言います。”頑張る私の理由を探し 辿りついた答え その光を辿って 進んで 未来の私へ” 第一部は終了です。


10分休憩のトイレタイム時、自分の2人後ろに山田尚史さんが並んで待っていました。『こういう場面でも演者優先ではないのですね』『それは誰も同じですから待ちます』『ある意味公平ですもんね』そんなさりげないやりとりを山田さんとしました。物腰柔らかいかたですね!


<第二部・弾き語り>

⑥マリーゴールド(あいみょん) Vo.Gt.椛島恵美

⑦message  Vo.Gt.椛島恵美

さあ、若干表情の固い えみちさんがギター演奏の準備に取り掛かります。実は高校時代はバンドでギター担当だったそうです。そのギターもFコードから止まっているようですが。。10年ぶりにギターを復活させるというのは大変な決意なのでしょう。①あいみょんのカバーは爽やかな曲でコード進行も優しく綺麗に響きます。夏らしい曲。②高校時代に文化祭の後夜祭出場を賭けた自作曲。これが自分が初めて作曲した曲という記念すべきものだそうです。当時この曲で涙する先生や生徒が多数いたそうで、そこから えみちさんのSSWへの道が開かれたという節目の曲。ピアノなら簡単でしょうが、ギターは難しい。しかしコードを1度も間違えなかったのは素晴らしかったです。音違いは1つもありませんでした。ギター再ちゃれ間もないのに 大事なところはしっかり押さえていて、凄いとしかいいようがない。


<第二部・編成> Vo.椛島恵美 Gt.Cho.辻村崇 Gt.Cho.山田尚史(曲による)

⑧坂道

⑨泣きましょう

⑩音楽

⑪ラブレター

⑫You'll be fine

⑬Are you ready?

弾き語りコーナーが終わり、2人が戻ってきました。MCではそもそも皆さんのギターでのステージデビューは何?というトークから。やはり文化祭がらみのようです。えみちさん、先日中学校で生徒たちに歌う機会があったそうですが、この年代にマッチした人生の上り坂をどういう気持ちで生きていけばいいか、ということに関連しての⑧。”僕は強くなんかない~! ⑨成長するにつれ人のために歌を歌ったりすることも多くなった頃。友人に向けて作った曲は、Gt.2人の静かなアルペジオから入るしみじみとした曲。⑩しんみりした後の曲は えみちさんセットでは必ず入る音楽そのものを楽しむ曲で。いつも歌う場所を冒頭に”豪徳寺のど真ん中で空を見上げる~”と豪徳寺バージョン。間奏の辻村さんソロは凄い速弾き。最後の「おんがーく」は客席も同調して「おーんがーく!!!!」 ※上ハモ取るよ取るよ!!コール&レスポンスでは 恒例のストップモーションもあったり。”今日を楽しもう~おーんがーく” ⑪ラブレターは、普段 えみちさんは恋愛ド直球の曲は書かないのですが、このSNS世界、文字で相手に伝えるという『手紙』の真心を大切にしていると言います。現代社会では直筆という行為が激減し、普段の生活にも波及していることに警鐘を鳴らす意味でも。『あなた』に対する大切な思いを純粋に歌に。照れくさいほどの愛しさを表現。山田さんの下ハモも綺麗にハマっています。⑫You'll be fine は大切な友人のために作った曲。自分に自信がないと常に生きてきた。自身がそうであり、友人もそうだった。それでも話し合い心を繋いていくことで、自分が自分らしく生きていることに意味があり、自身がない自分も同じ自分なんだ、自分が生きていく道を信じよう! 大丈夫! と友人に言い聞かせ、自分にも言い聞かせる曲(この友人ってもしやあの元SSW。。。訊こうと思ったけど止めておこう)。"You 'll be fine、あなたにはその力がある” 『鼓舞』という表現が最もマッチした曲です。みんなで盛り上がる光景がBeatlesのHey Judeを思い出しますね。⑬最後の曲は大空へ翔くように走り出しスピード上げるような曲。”翼を広げて高く飛べ!”と。

<アンコール>

⑭Smile!

⑮光へ

⑭は新曲として投入された「Smile!」。みんなを笑顔にさせる曲。”口角上げて 目尻下げて” =笑う門には。。をえみちさん流に仕上げた曲。" Everything, smile!!!”。⑮アンコールの最後は往年の名曲「光へ」。信じて、自分の心。えみちさんの導きもあり、最後は客席も大合唱でした。


時間が遅くなってしまったので、帰りの物販席はパスしてご挨拶軽くして帰りました。先日comfortの物販にて、えみちさんに『周りにたくさんプロのギターの先生がいるのになんでツイキャスで教わるのですか?』と訊いたら、『だってみんなでワイワイやるほうが楽しいじゃないですかー笑』なーるほど!えみちさんらしい回答です。みんなで音楽を楽しむ。みんなで歌う。これぞ椛島恵美の音楽。今日も多くの歌、歌える人は歌いましょう、と声を掛けておりました。聴いてるだけでなく、みんなで声出して楽しもうよ、そんな姿勢が感じ取れました。ステージで歌うえみちさんは本当に幸せそうです。乗り越えてきたハードルが高かったからこそ、得たものも大きかったことでしょう。これからも色々な高さのハードルが待ち構えているかもしれませんが、1つ1つ信じて乗り越えて行ってほしいと思います。2daysも終了、次の算段を練ります!「ばるさが!」





ishidukuri(きり)'s 音楽ブログ【別冊(文字・下書き版)】

【文字版です】★★素敵な音楽を作るミュージシャンをリスペクトしています★★ギター🎸をたしなみ程度★変則転調・M7コード系大好き★2016年からライブ観戦★ブログ投稿★宅録派★まれにオリジナル★MIDI打ち込み★弾き語り等。※通常はアメブロをご覧ください(内容が異なることがあります)

0コメント

  • 1000 / 1000