9/4(水)、四谷天窓.comfort「ピアニスト山本佳祐サマ生誕感謝祭~いつも素敵な演奏とお腹をありがとう~」。椛島恵美さん・金田一芙弥さん・はるのまいさん・小野亜里沙さん・絢音さん。山本佳祐さんと絢音氏との共同企画による山本さん誕生日当日を祝う会が催されました。
椛島恵美さんは、ライブ通いをする4年ほど前からYoutube等で歌声を聴き、歌と曲の良さに惚れ込んでおりました。もっとも本格的にライブに行く前に えみちさんが声が出ない病気にかかり、治療に専念するためライブ活動休止するというタイミングでした。復帰後何度かライブに足を運び、声が治って楽しそうに歌っているのを観て安心した次第です。
色々あって、ここ最近ライブには行けておりませんでしたが、ふとしたきっかけで今日ライブに行くことが出来ました。幾多のアーティストのサポートでもはやこの世界では不可欠な存在のピアニスト、山本佳祐さんの誕生日の9/4当日、いつも山本さんがサポートするボーカリスト絢音氏と共同で生誕祭を企画したということです。山本さんがこれぞと言ったアーティストを4名招き、絢音氏を入れて5名の対バンとなりました。山本佳祐さんを初めて拝見したのは、2017/3/4の絢音氏バンドワンマン(吉祥寺)だと記憶しています(その時は面識なし)。今日から数えるとピッタリ2年半前! なんとも丁度いい節目です。
開場時には長蛇の行列で賑わいました。列で並んでいたところ、はるのまいさんのファンの方が後ろに並び、ライブに関する様々な話で盛り上がりました。関東外からの遠征だそうで、このライブの価値というものがわかるというものです。受付するなり、客席を闊歩する山本さんにご挨拶⇒固い握手。『誕生日おめでとうございます!』。5月の弾きっぱなし企画以来だ。。
<オープニング>SEで「諸人こぞりて」のオケが流れます。
ステージには絢音氏と山本さんが登場。山本さんはなぜかフライドポテトを頬張りながら登場。絢音氏のMC ”今日の誕生日を祝う際に本人がサポートしたいアーティストを選んでもらいました。その〇ンパされた5名によるライブです!” という主旨。これから主役の山本さん、たびたび客席に忍び込んでは色々やらかします(笑)。
<椛島恵美さん>えみちさん、トップで颯爽と登場。久しぶりのお顔、とても元気そうです。前回は昨年11月のwordsでしたから(妹さんと共演)。結構あいだが空いてしまいました。なぜ急にえみちさんのライブに行ったのかはその②で説明します。
①ここから (Vo.Pf.椛島恵美)
②落日 (Vo.椛島恵美 Pf.山本佳祐)
③Let's sing!!! (Vo.椛島恵美 Pf.山本佳祐)
④You'll be fine (Vo.Pf.椛島恵美)
①「ここから」は弾き語りで。MCでは ”〇ンパされたアーティストのトップとして歌います”と。 以前からの えみちさんの持ち曲で楽しく。”いーまここから歩き出そう いーまこころから~おめでーとーう~” と誕生日メッセージを付加して花を添えます。ここで山本さんをステージに。Happy birthday to youをえみちさんが弾いて祝います。そしてPf.交代、えみちさんハンドマイクで。 『そう言えば誕生日で何歳になったのですか』⇒『〇〇歳。上にも下にも言われます』。確かに年齢を聴くとまだ若いですねと言われたり、意外ですねと言われたり。人は見かけに寄らずですが、音楽歴では大ベテランでは?(でも以前ピアノ始めたのは高校生からだと言っていたな。すごい上達力)
②「落日」SSWの瑠愛さんとの共同作品。3拍子でふわりとスキップする曲調。”あなたもいつか 年老いて わたしもそれを 追いかけて” ”つまづいたら差し伸べるから 手をあなたの杖になる” ”あなたと過ごす天へ 沈んで行く太陽をただ 眺めていたい” 一緒に音楽の道を歩んだ人生の長さを語るような淡々とした曲調。Bメロで転調してサビで戻るので二人で別々に作ったのかと思ったら、作詞:瑠愛さん、作曲:えみちさんと通しで曲を作っていたのが意外でした。
③「Let's sing!!!」歌うこと、歌えることへの喜びをカラダ全体で表現した客席と楽しく盛り上がる曲。クラップが全開。 ”Let's sing !!! そうやって僕らは繋がってきた 今までもこれからもこの声が続く限り Let's go 音の鳴るほうへ笑顔は集まる ドレミファソラシド さあ響かせろ~” 山本さんのピアノも軽やか。さすがの適応力。Let's sing !!! は MVも6月にYoutubeに上がり、可愛らしい映像に仕上がってます。※ドレミファソラシ♭ド、かも^ ^)
https://youtu.be/V2CqtxchB_Y
④「You'll be fine」山本さんが下がり、えみちさんが再びPf.へ。しっとり聴かせるバラードです。最近投入されたので初聴きでした。英詞が入っているので耳コピは厳しかったのですが、 ”誰からも必要されていないことは絶対にない””不安な時は鏡を見て笑って あなたにはその力がある” と、密やかに寄り添い、肩を抱き元気づけるような歌詞。にこやかな笑顔で歌う喜びに溢れていました。
<金田一芙弥さん>芙弥さんは山本さんをPf.サポートを受ける機会が多いのでいつもの対バンライブみたいです。毎回物語を挟みながら歌を紡ぎ合わせるステージ。今日は山本さんの誕生日ということで、人の誕生を取り巻く家族の繋がりを。「家族になりたい」「存在の照明」「臆病者の本音」「むらさき」というセットでした。シリアス・そしてじっくり聴かせるのが芙弥さんの楽曲。「むらさき」という曲は子守歌のような ”1・2・3・4・5・6・7・8・・・」と数えながら安らぐような声。 ”そんな夜はこんな夜を君の胸に宿らせておくれ” 。MCでは、山本さんの誕生日プレゼントに贈った服の話。すてきなジャケットとシャツですね!
<はるのまいさん>名前はよく存じ上げていますが初見。Gt.で妖艶な声で歌います。ボーカルは相当な腕前。山本さんをPf.につけ歌う「ソメイヨシノ」という”はるのまい”さんの名前をそのまま歌にしたような桜舞い散る和風のバラードも風流。山本さんがさりげなく入れるハモも綺麗。「Glory」という曲は ”プライドをぶちこわせ 今までの自分を捨ててやれ!”的な強い口調。ギターを背負って動き回る姿はバンド出身なんでしょう。コードも単純な進行ではなかったし。色気と男気のあるギターシンガーでした。
<小野亜里沙さん>小野亜里沙さんを最初に拝見したのは2年前のcomfort(えみちさんと対バン)でした。それから月島音楽祭でも拝見して、しばらく経ってしまいました。キュートな歌声はオトコゴコロをがっちり掴みます。ピアノも幼少からずっとクラシック一筋だったそうで、腕前もすごいです。「オレンジ」という曲をPf.+オケで歌ったあと、山本さん出番あるか?『山本さーん』と呼ぶと楽屋からではなく、客席の後ろからガバッと出てきて演者や会場をびっくりさせてくれます。そう、山本さんは開演前から客席をブラブラと歩いて雰囲気を感じたり、知っているファンの方と話したり。終始リラックスしています(百戦錬磨)。音楽だけでなくライブ全体を楽しんでいる風でもあります。山本さんの写真の入ったウチワを持参しているお客さんもいたり、演者にもお客さんにも人気があるミュージシャンです。そして小野さんの「手のひら」は誕生日つながりで母と娘をテーマにした曲、「マカロン」はお客さんと一緒にやる振りが結構長くて難しい。
<絢音さん>トリは今日の共同企画者、絢音氏です。4月のMiiya Cafe以来のステージ拝見です。いつもキラキラボイスで聴き手を感動させてくれます。絢音氏が山本さんの誕生日に何か企画をやろうと考えたとき、色々色々なサポートで日々スケジュールが埋まる山本さんの予定をまずは確実に押さえたのが取っ掛かり。そして山本さんの希望する場所がここcomfortだったそうです。ここではいつも鍵盤SSWにもピアノを触らせない山本さん弾きっぱなしの自主企画「手持ち無沙汰」が開催され、ホームのような場所なのでしょう。「涙流星群」をしっとりと、「タイムカプセル」ではアグレッシブなPOPを。そしてやはり今日もやるのか!とステージの端から道具袋を。その中からヘラを出します。これも山本さんのチョイスした曲。「ジャパニーズ・ピザ」。”ぶたたまー”の雄叫びは当たり前、2番からは”ヤマモトー!”と山本さんを祝う特別バージョンで楽しく。最後は「理由」。絢音氏のボーカルが輝かしいバラードで。様々な曲調ありましたが、山本さん、やはりバラードがお好きだそうです。
<コラボ>絢音氏が出演者をステージに集めようとしたところ、楽屋からケーキを持って来て山本さんをお祝い。フルーツタルト型で健康によさそうなケーキ🎂です。それぞれからプレゼントを頂いたり。極めつけは『ドラえもんの被りもの』とどら焼き。貫禄ある体型から様々な音楽を繰り出す様相はまさに『四次元ポケット』。ケーキには『やまえもん』の文字が描かれ、音楽スーパーロボット、やまえもんを祝う会です。そしてPf.山本さんの演奏で5人のボーカルで「夢をかなえてドラえもん」を熱唱。サビも妥協せず見事なハモでした。山本さんまだまだ若いので長い音楽人生、楽しんでくださいね!
終演後は えみちさんと再会。comfortでのライブは2016年7月以来、3年ぶりの拝見でした。あの時は高田慶二さんがGt.サポートでインストや朗読を聴きました。(参照:https://ameblo.jp/ishidukuri/entry-12238415911.html)時が変わり、声が出せることに幸せを感じる姿がほんとに気持ちよさそうで、こちらの気分も晴れやかになります。長いミュージシャン生活(事務所にいたり、全国遠征したり)の中、自分はファンとしては新入りだと思っていますが、自分の短いインディーズ経験でも えみちさんの存在はもっとも長くなっています(自分がめちゃ好きだった、あの引退したアーティストと大の仲良しだったのは大きかったなぁ。。)えみちさんが今も元気に歌っているというのは心の支えです。これからも音楽人生、続けていってほしいと思っています。
(その②へ続く)
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