2/26(火)、三軒茶屋Grapefruit moon「Daydreams of Shackleton」。ニノミヤサトシさん・Ryo Yoshinagaさん・山口貴正さん・菅野コータさんの出演。様々な音楽性を持つアーティストの競演でした。
Ryoさんは1/20(日)の明治神宮前ひま広でのライブ後はCho.参加、カバー系のライブをそれぞれ1本ずつ挟み、この日は1か月以上ぶりのオリジナル曲中心のライブとなりました。その間4/6六本木Clapsでのレコ発ワンマンでリリースされる新譜の製作に当たりました。自分は1/19(土)の東新宿真昼の月 夜の太陽のライブ以来です。同じく1か月以上ぶり。この日を首を長くして待っておりました。
Grapefruit moonは初来訪。三軒茶屋駅から少し渋谷方面に戻ってある所を左に曲がり、住宅街の中を通過すると、昔ながらの商店街の通りに出ました。この通りが何とも昭和風情があって心地がいい。道路向かいには銭湯があったり、何かよくわからない雑貨屋があったり。懐かしさが漂います。箱の中はバーカウンター、フラットなステージ、奥行きのある客席の後ろに物販場所があります。イスも長時間座ってもお尻が痛くなりません。
※順不同
1番手、ニノミヤサトシさんはGt.弾き語りでLooper使い。ボディアタックやハモ、ギターテクを繰り出しLooperで重ねてビートの効いたエネルギッシュな歌声とギターがカッコいい。3番手、山口貴正さんは名古屋からの参戦(出身は三重で活動は名古屋地区)のGt.弾き語り。好青年で素敵系の男子。実直な声は女性ファンも多そう。ナチュラルなGt.サウンドはストレートに心に刺さる。曲によっては強いシャウトでメリハリがあります。爽やかなイメージがメインの中、牛丼の歌「beef bowl」という曲は真夜中、悩みを打開するためにいつもの牛丼屋さんへ行き”いただきます”と食べて気持ちを晴らす。「今日の最終」は ”できることなら待っていてほしい 今こそ行くから もう離さない” と最終電車に間に合って今から逢いに行くよ、というシチュエーションでしょうか。4番手、菅野コータさんはInstアコギ。コーラスやディレイを深めにかけ煌びやかなギターサウンド。アルペジオを基本としたインストはさながらウィリアム・アッカーマンか?(オープン変則チューニングではなかったと思うが)。澄んだ音色と巧みなギタープレーは参考になりました。ギターメーカーにお勤めで、今日も仕事を終了してここに駆けつけたそうです。「春吹く風」「ひだまり」「線香花火」「星空の帰り道」「Before Sleep」「決意の日」「またね」など。
<Ryo Yoshinagaさん>
2番手での登場。今日は男子アーティストに唯一混ざってでの出番。服装は11月のストロボカフェでもお見かけしたホワイト北欧柄の清楚なワンピで。Pf.は不可欠な存在ハナブサユウキさん。最強のタッグでのステージです。
1)星になる
2)Talk to you
3)リフレイン
4)Now You're Not Here(Swing Out Sister)
5)Goodbye Freyer
6)Melt
1)「星になる」最近のRyoさんの代表曲で、Ryoさんの溢れるほどの歌唱力が存分に堪能できる曲。満天の夜空を仰ぐようなクリアかつパワーのある声が会場に響き、ハナブサさんのテンション多めの鍵盤がお洒落感を増強させます。Ryoさんは人々に言葉を届けたくて詞を書いたり曲を作り歌っています。言葉におけるウェイトが高いのもRyoさんの特長。どの曲もハキハキとしていてストレートに言葉が伝わります。この「星になる」はまだ音源にはなってないですけど、 ”星になってあなたを照らしたい 幾千の時も距離も簡単に飛び越えていけるように星になるから 想像しうる未来の話なんてもうやめて ただぎゅっと抱きしめて" とまっすぐな感情を具現化してストレートに表現しているなと感じます。”星になぁ~って~”という天を仰ぐようにパフォーマンスしながら歌うシーンは夢の夜空に連れてってくれそうな、人の心を空の向こうにブン投げてくれる放物線のような声で、それがとても素敵で最初の曲から心を持ってかれています。
2)「Talk to you」は音源未収録。11月のGRAPESでも披露。ハナブサさんの鍵盤が荒っぽくマイナー調に展開する、人の心の欺瞞を暴くような歌詞。”いくつもの愛の言葉があったって心が伴わないのならそんな愛はいらない~試すようなまねしてごめんね~私悪い子ね”
3)「リフレイン」音源「Viilea」収録。前奏Pf.は音源と変わりゆっくり3拍子、心に馴染むようにふんわりとした演奏、Ryoさんのボーカルが柔らかく乗せ、優しく切なく労わるように。過去のキミのことが反復してくる僕の思いを歌う。 この曲は全体を通してとても大好きな曲だがとりわけBメロ ”世界中星の数と同じくらいの 偶然の先 2人がいる その必然もっと感じたい” ”ずっとそばにいたいけど離れたときは こんな風にさ 歌いながら 僕の記憶に触れてほしいな” サビへの導入の言葉の感覚が自分の心にグッときて、もちろんメロディも含めて。導入とサビを繋ぐ大事なBメロの存在を噛みしめてます。
4)「Now You're Not Here」はRyoさんがリスペクトしている海外のアーティスト『Swing Out Sister』から。80年代にリリースされドラマ「真昼の月」(1996年 常盤貴子さん主演)のオープニングでも取り上げられた曲。原曲はカチッとしたリズム隊の上にホルンの柔らかな音色が包み曲の全容を印象付けるロマンあふれる曲です。鍵盤と声で奏でる二人の演奏はとても爽やか・お洒落で素敵、この箱の雰囲気にピッタリの演奏でした。自分も洋楽はあまり得意ではないのですが、さすがに聴いたことがあると同時に、RyoさんのキャスだったかでSwing Out Sisterを好んで聴きます的なコメントがあり、自分もMVで色々聴き込んでおりました。その中で一番聴き惚れた曲を歌ってくれてとても嬉しい。感情移入しました。
5)「Goodbye Freyer」ここでRyoさんは、知人から貰ったというシェーカーを導入、リズミカルに振りながらサンバ調に歌うこの曲。これは自分は初耳でしたが昨年のワンマンのセットには入っていました。Freyer(フレイヤ)というのは北欧の女神様の1人。どうも自由奔放すぎる神様のようですが。快速な曲調、Vo.も高低が激しくRyoさんだから歌える難しい曲。これからも何度も歌って頂けたらと思います。
6)最後は「Melt」。もはやハナブサさんの強い打鍵とすごい音数と進行、拍にピタリとハマる演奏でないと太刀打ちできないRyoさんの強い声、強い言葉が象徴するRyoさんの代表曲。ボーカリスト・音楽家として自分が惚れ込んだきっかけとなった曲です。iTunesでダウンロード販売されている曲なので是非この曲は聴いてみる価値があります。曲のパワーが身体にガンガン突き刺さるんですよね。バンドじゃなくてVo.とPf.だけでもここまでのダイナミックな音楽が聴けるのか、と正直思いました。今日の演奏はRyoさんもオリジナル曲のライブは久しぶりでしたし、溜めていたエネルギーをこの場で発散するように力いっぱい歌ってくれました。最後はハナブサさんも力の入る演奏で、(シンコペ)バン・バン・バン・バン!と鍵盤を壊してしまうのではと思わせる圧巻の演奏で、幕を閉じました。
終演後は Ryoさんの物販席へ。自分の前に並んでいた人と初めてお話ができました。Ryosmateとしては初めてですか?自分もRyoさんを通じてファンのかたとの交流をいつかしてみたいと思いましたが、ようやく叶いました。ありがとうございます!!まだまだ自分はmateというにはそれほど場数を踏んでいません。それでもRyoさんの音楽のファンになり、4/6のワンマンに向けて頑張っているのを応援する思い入れはRyosmateと言っても過言ではないでしょう。2/26はRyoさんにとって4/6の集大成のための序章に過ぎません。これから怒涛の3月(強化月間!)に向け、4/6ワンマンの成功のためにRyoさんの音楽の良さを可能な限り拡めることが短期的な目標となります。この場を借りて申し上げると、Ryo Yoshinagaさんは価値ある音楽を提供しています。これからTwitterなどでリンクをどんどん呟いていきますけど、少しでもRyo Yoshinagaを知っていただくきっかけになればと考えます。
<Ryo Yoshinagaさん今後のライブ予定>
●2019/3/5(火)新宿Circle セッションライブ Vo.出演
★2019/3/8(金)ひまわり広場で手をつなごう 5th annivasary "Kippis!" vol.4
Open 19:00/Start 19:30
Ryo Yoshinaga(Key.ハナブサユウキ) Guest:くらげ
●2019/3/13(水)東新宿 真昼の月夜の太陽
Op18:20/St18:50
大山桂佑/高木みか/優理/Ryo Yoshinaga(Pf.ハナブサユウキ 20:35〜)/岡田ジョージ
●2019/3/15(金)代官山LOOP
Sugerd,M Planning・代官山LOOP企画 「recommend LIVE Ⅵ
Open 18:00 / Start 18:30
(O.A)Aqua/伊藤詩織/やまだゆりこ/金田一芙弥/Ryo Yoshinaga/mode
●2019/3/20(水)北参道ストロボカフェ
"グランドピアノセンターステージライブDay.2"
Op18:30/St19:00
amamori/鶴田奈々/Ryo Yoshinaga(20:15〜)/イトウナホ
●2019/3/31(日)予定
★★2019/4/6(土) Ryo Yoshinaga レコ発ワンマンライブ "Loistaa"
六本木CLAPS Op18:00/St19:00
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