1/16(水)、代官山LOOP「Daiyanyama Piano Libe」。アーティチョークさん・MICOさん・yayAさん・貴愛さん・Ryo Yoshinagaさん。超スーパーボーカリスト兼SSWが鍵盤(グラピ中心)で素敵な歌を奏でる5組のステージでした。
今日は最近推しのアーティスト、Ryo Yoshinagaさんの満を持しての都内初ライブ(2019年は名古屋2Daysが初)ということで非常に楽しみにしておりました。厳冬寒風のなか、健康管理に配慮しつつ。駅から遠いけど負けたくない!
※順不同
<Ryo Yoshinagaさん>トリでの出演。さる12/2のオーディションライブ「EMERGENZA」から約1か月半。予選通過の喜びの余韻が残ります。RyoさんをLOOPで拝見するのは初見だった6/5以来でした。そして鍵盤サポートはこの人しかいない、ハナブサユウキさん。
①星に願いを ⇒ 星になる
②だから今夜も誰かが歌う
③Distance(新曲)
④スターチス
⑤Melt
Enc.Unelma
「星になる」前振りのPf.に誰もが知っている星空を仰ぐような名曲から、徐々に「星になる」の和音コードの繰り返しが刻む。前回GRAPESでは ”見上げごらん夜の星を" からの流れでした。maj7h系からなる淡々としたAメロ~Bメロの導入からサビへの一気の盛り上がりがこの曲の真骨頂。”星になってあなたを照らしたい 幾千の時も距離も簡単に飛び越えていけるように” の星になぁ~って~の部分で右手を満天の星空に差し出すように歌うRyoさんの声量がおおぉっ!と衝撃を食らい、ハートをぐぐっと掴まれてしまう。静寂から高揚へ。あっという間にRyoさんの音楽の世界に。「だから今夜も誰かが歌う」”不確かな今を見つめれば刹那 願うだけじゃ想いは伝わらなく だから言葉があるのでしょう だから今夜も誰かが愛を歌うのでしょう” 大事なことは明確に言葉にして伝えましょう、とストレートに歌う歌詞がグッとくる。”だから言葉があるのでしょうー”の声の伸ばしがピタッと止まってアクセントがしっかりしているのが素晴らしい。「Distance」は初披露の新曲。歌詞はうろ覚えなんですが ”手と手をつなぐ温かみ あなたと私のハート 近づく 近づく 会いたい ” 2人の微妙な距離感をテーマにしたように聴こえました。色々言葉が出ていたけどこの次にしましょう。曲は軽やかなリズムで落ち着いて聴かせるような。やはりRyoさんらしく簡単な曲ではなく微妙に変化してこれも おぉっ と言わせるような感じでした。間奏でのスキャットもお洒落。「スターチス」音源にも収録されたバラード。音源よりはゆっくり・しっとり目にハナブサさんの鍵盤が進む。恍惚感のある曲調とRyoさんの声量たっぷり伸びるように突き抜けるボーカルが冴えわたる。”長い長いこの道は本当の私に出会う旅” というサビのメロディを溜めるように歌うRyoさんの声に涙が出そうになりました。最後のサビでは鍵盤が止まりアカペラで1フレーズ。思わず感情移入してしまう。「Melt」最後の曲はやはりこれで。ハナブサさんの力ある鍵盤とRyoさんのボーカルパワーとの一騎打ちのようなこの曲は本当に凄い。ピアノと声以外は何も要らない。それぞれに力量があるからこそ、なおさらそう思います。この曲にはエネルギーを貰っています。アンコール「Unelma」。フィンランド語で”夢”という意味。"夢は見るものじゃなくて叶えるものなんだ”というきっぱりとした表現はRyoさんのストレートに言葉にしてみようよ、という「だから今夜も誰かが歌う」に通ずるものがあります。@RyoYsing
<アーティチョークさん>アーティチョークさんはソロで活動するシンガー兼SSW。”JAZZ歌謡”とプロフに銘打っています。確かに昭和歌謡をイメージさせるJAZZ系のナイトミュージック。黒系の衣装、妖艶で色気ある声です。MiiyaCafeやGRAPES(あの時は8月の浴衣ライブ)で拝見しております。音源もフルバンドをバックに聴き応えある音楽を展開します。最近投入された「泥臭く愛しましょう」では文字通りアダルトな泥臭さを音楽で演出。「ワンがお好き」は今日持ってきた新曲。 ”赤ワインの色が素敵でつい飲み過ぎちゃうのよ、口にして舌で回して楽しんで” という歌詞で聴いてるこちらも酔いしれる。「絡新婦(じょろうぐも)」獲物に食いつく恐ろしい曲。自分自身が蜘蛛のように。”今夜吸い付くディナー”。恐ろしい。。鍵盤のサポートもガンガン弾いてくれてカッコいい。@artichoke_info
<MICOさん>MICOさんは今日の組では唯一弾き語り。MICOさんは以前から凄い歌手だなあと思っていました。ステージは2017年12月の赤グラ以来で間が空いてしまいました。「歩(あゆみ)」「ヒトリゴト」「Liar」「Home」じっくりしっとり聴かせるセットは心にしんみり入り込みました。”どれだけ頑張ってみても全ての事を上手く振る舞うだけでは何かが足りない。それでも足元には何かが残っているから。”自分自身が残してきた道をちゃんとリスペクトしようよ、という「歩」、自分を見つめ直し、しっかりと歌いあげる「ヒトリゴト」、「liar(嘘)」疑心暗鬼になって、自分のことを嘘で包み隠すように。「Home」”東京の街の色は煌びやかでも寂しく見えた 寂れたスーツ、擦れた靴、それでも今日は家族のもとに帰るのだろう” 都会で暮らす人々の家族への思いを綴った感動的な歌。今日も聴きなじみのある曲が多くて心に沁み込みました。@MICO06750579
<yayAさん>”励まし系シンガーソングライター”兼シンガー。西野カナさんの楽曲にコーラス参加されているという歌唱の実力者。Twitterではかなり前からFFでしたが初見でしたのでどんな音楽をされるのか非常に楽しみでした。ピアノサポートはRyoさんと同じハナブサユウキさん。”大事なものはすぐ近くにあるのに見えない”「まぶた」、感謝の気持ちを込めた「Gift」、クリスハートの最高のバラードのカバー「I LOVE YOU」、励まし系SSWと銘打つ「Love 2 U」では、お客さんと振りを一緒に楽しむアグレッシブなナンバー。これをハナブサさんは物凄いピアノの音数で分厚く演奏。「太陽でありたい」は命の尊さを歌う壮大なバラード。もーの凄い歌唱力に脱帽。すげぇな!熱烈なファンのお客さんも数多く。ハナブサさんの演奏も凄くてファンから「ハナブー」と歓声を受けていたこと、本人は苦笑いでしたが、そもそもこの鍵盤捌き!改めて凄い。皆さんからの賛辞を込めた歓声だと感じます。@yaya_ayano
新潟県出身SSWの貴愛(きえ)さん(初見)。鍵盤サポートはTakutoさん。グランドピアノと直角にRoland JUNO-Diを置いてキーボードも担当します。ゴージャスな夜を漫喫できるようなアダルトな曲調、そして壮大な歌も。曲名を仰っていたのは「わすれなぐさ」「Everlasting Love」それからメモした歌詞からは「my love」「Kagen」「My shine」もあったでしょうか。聴き応えのある曲ばかりでした。@kwiae530
今日はRyoさんをはじめ、何度かステージを拝見しているアーティストの音楽を聴けたり、初見でもハイパーな歌唱力と鍵盤力を存分に堪能できたこと、素晴らしい時間を共有できました。
終演後は、ハナブサさんにも今回初めて直接お話ができ、演奏の素晴らしさを伝えました。TwitterはFFでしたので、自分の投稿でRyoさんに教えてもらったIncogniteの曲の感想を見ていたとのこと。yayAさんのステージでも圧巻の演奏だったし。やっぱ凄いな! そしてRyoさんには新年のご挨拶(いまさら!)、先日のEMAERGENZAに続きBATTLE DE EGGのオーディションにもセミファイナル進出が決まり、祝福の言葉を伝えました。大切なことは言葉にしなきゃね!Ryoさんの2019年は4/6のワンマンを含め、非常に具体的な目標を定め、夢に向かって突き進む。表情やSNS投稿でもその気持ちがヒシヒシと伝わります。まさに"Unelma"=夢を叶えられる年になりそう。Ryo Yoshinagaから目を離せない。
<Ryo Yoshinagaさん今後のスケジュール>
●1/19(土)東新宿真昼の月夜の太陽
Open 17:00/Start 17:30
れーみ×ぱなえ/奈良ひより/福田翔子/saika/Ryo Yoshinaga
※全アーティストサポート:Pf.れーみ/Vn.ぱなえ
●1/20(日)明治神宮前 ひまわり広場で手をつなごう
Open 17:30/Start 18:00
後藤一哉/Ryo Yoshinaga(19:45〜)/川道洋之/澪/菜摘
※Key.ハナブサユウキ
●2/26(火)三軒茶屋 Grapefruitmoon
●3/8(金) 明治神宮前 ひまわり広場で手をつなごう
Ryo Yoshinaga presents Kippis! vol.4
Open 19:00/Start 19:30
Guest:くらげ
※Key.ハナブサユウキ
●●4/6(土) 六本木 CLAPS
Ryo Yoshinaga レコ発ワンマンライブ "Loistaa"
Open18:00/Start 19:00
Gt.森本隆寛/Ba.ハピネス徳永/Dr.Soy/Pf.ハナブサユウキ
●●5/12(日)渋谷 Eggman
EMERGENZA オーディション準決勝
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