1/11(金)、GRAPES北参道「GRAPES KITASANDO presents -Espressivo!-」。山口ゆかりさん・Kiiさん・玖咲舞さん・ちささんの4組の出演。3組目の玖咲舞さんのステージに何とか間に合いました。
仕事終わりの退社が20時ちょうど、急いで北参道に着いたのは20:15分。会場が程近くて助かりました。少し押し気味だったので2番手のKiiさんの最後の曲から入場することができました。ついさっきまで仕事を片付けるのに必死だったので頭の切り替えが大変です。
今日のGRAPESの企画名「espressivo」は音楽用語で『表情豊かに』という意味だそうです。コーヒーのエスプレッソの関連かと思いましたが全然違いました。。
2番手のKiiさんはTwitterではFFなので名前は存じ上げておりました(初見)。群馬県出身Gt.弾き語りで力ある声で歌い上げておりました。@kiikikko
3番手の玖咲舞さんのGRAPES北参道のステージは2018/8/11以来。浴衣ライブでVc.サポートをつけての出演という記録が残っています。転換中にささっと客席に入り込んでスタインウェイ&サンズの鍵盤が間近で見える(砂かぶり!)席に座ることができました。
玖咲さんの衣装は以前の黒のドレスに戻したのは、GRAPESの雰囲気に合わせてでしょうか。
①冬、朝の五時(新曲)
②悪役
③寄生虫X
④あの子
⑤鍵穴
⑥超新星★
「冬、朝の五時」1曲目は聴き覚えがない淡々とした旋律でしたが、”下腹部が流す真っ白い涙 皮膚と皮膚が境い目を無くし ぐちゃぐちゃに溶け合う冬、朝の五時”という箇所が まいたそらしい切れ味の持つ歌詞だったので覚えておりました。ステージでは初披露のこの曲が聴けたのは貴重な機会でした。低音の8分音符がゴンゴンと響き、大理石のような堅さと湿潤感のある静寂な歌い方、歌詞と曲、”らしさ”が存分に発揮された新曲でした。「悪役」1/3のgee-ge.に続いてセットに。ズーンチャーチャズンチャーチャとスキップのある4コードの繰り返しがリズミカルに。人を毒牙の罠にかけるようなズルさのある歌詞。”鬼さんこちら手の鳴る方へ(パチパチ)”というクラップは2度目の披露ではなかなか着いていけなかった。それでも早くのうちからマスターして見事なタイミングのお客さんもいて凄かった。2番では”お兄さんこちら手の鳴る方へ(パチパチ)”に歌詞が変わります。この次は気後れしなようにしなければ(ひゅ~)。「寄生虫X」「あの子」「鍵穴」は間髪を入れずに3曲。流れるような運指とGRAPESの鍵盤のエレガントで素敵な響きが間近で感じることができました。久々のGRAPESの演奏は演者にとっても気持ちよかったのではないでしょうか。最後の「超新星★」は聴きたいという声が多いのでセットに入れましたというバラード。静かに始まり段々と盛り上がり ”声を枯らして 身も心も全て使い切るのさ 瞼の裏 アナタにワタシの最期を焼き付けたい"、最後は煌めく閃光のように "残像を遺して 死にたい~” 燃え尽きます。調べたら8/11のGRAPESのセットにも入っていた超新星★、2019年も全力で歌い続け、燃やし尽くしてほしい。@kyuzakimai
4番手トリの ちさ さん。千佐真里奈さんのソロユニット。2018/3/6の北参道ストロボカフェ以来2度目の拝見。一度無料音源(Join! / SYNCHRONICITY)を頂いたとき言葉を交わしましたが、ちゃんとした面識はまだでした。ガーリーながらパワーあるボイスと明るいキャラクター、みんなを元気にさせる曲調。鍵盤とギターの両刀使いという実力者です。「いきいきしてたい」「オレンジの向こうに」「バニラ」「Amulet」など。Pf.弾き語りによる「オレンジの向こうに」では皆さんでクラップ!と言って最初から盛り上げる元気系の曲。ファルセットも綺麗に出ていてボーカルが上手いなあと感心。曲目不明ですが、Gt.弾き語りでE⇒Amを繰り返す基調の曲。もう会えなくなってしまった人へ贈る歌 "逢いたい時はどうしたらいい 君のことだから笑っているだろう 夢の中でもいいから 逢いたい”。聞き書きなので歌詞は正しくありませんが、ボーカルの節回しも素晴らしい。開放弦を有効に響かせた「バニラ」は夏らしい清涼感、 lala- lala- とお客さんと歌う。最後の「Amulet」はPOPな曲。MCでは家族と過ごす時間のこと。北海道出身とあて距離が離れた家族への思い。これからあとどれくらい家族と一緒にいられる時間があるだろう。大事にしたい御守り=Amuletのような記憶とこれからの貴重な時間。こんな思いで歌ったのでしょうか。”切っても切れない特別な何かがあるはず ほんとはいつだってサヨナラが悲しいよ”。ピアノにギターに、非常にレベルの高い弾き語りのステージでした。@ChisaMusic
終演後は、Kiiさんにはほんの少しだけ声掛けができました。1曲しか聴けなかったし、また今度の機会にしましょう。ちささんに改めてご挨拶して購入した音源にはこのようなセットが。ちささんらしい。
玖咲さんの直近の発表では2/3の自主企画ライブで発売される音源「パトスをくらえ」の収録曲3曲が明らかに。いずれもブログで歌詞が公開されています。パトス(pathos)とはギリシャ語で、欲情・怒り・恐怖・喜び・憎しみ・哀 (かな) しみなどの快楽や苦痛を伴う一時的な感情状態とか情念とかを言うそうです。普段から臆さずに色々なワードを使って歌詞やツイート投稿(140字で表現し切るのもすごいし、途中で切ってワザと意味を持たせるし)をして なるほどー!と思ってしまう言葉の魔術師、新譜に続き2019年もまだまだ多くの引き出しを秘めたままスタートを切る まいたそ、今年も楽しみです。
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