12/2(日)、下北沢ERAにて「EMERGENZA 2018」東京予選-第5-が行われ、Ryo Yoshinagaさんが出演されました。
EMERGENZA(エマージェンザ)は、1991年から始まった世界レベルのアマチュアバンドコンテスト。ヨーロッパの発祥で、今では世界150都市でそれぞれ予選が開催、国ごとに決勝が行われ優勝すればドイツでの世界大会フェスに出場することができ世界大会で優勝するとヨーロッパ凱旋ライブツアーが勝者に与えられる大会とのこと。
予選から次のステップへ勝ち抜くには、予選会でのステージでその場で観客の賛同を得られること。それは出番終了直後の観客の挙手の多さによって決まります。挙手の数はその場で目視で数えられます。
下北沢ERAは、今ある小田急線西口とは逆側へ歩いて5分ほどの繁華街の先。南口がなくなってしまったので行き方は難しかったのですが、なんとか辿り着くことができました。貸しスタジオも併設された様々な音楽を楽しむ施設です。ライブスペースはバーカウンターのついたスタンディング形式。今日はコンテストということもあり多くのお客さんで賑わいました。
予選第5では以下の7組が出演されました。この中からいくつかのバンドが次のステップへ進みます。それぞれ様々なスタイルの編成で、ファン層もそれぞれに応じて様々でした。普段こういう対バンで観ることなんてないから新鮮です。
1.STRAM (バンド)
2.Ryo Yoshinaga (アコースティック編成バンド)
3.Barley Tea (バンド)
4.佳館杏ノ助 (三味線+オケ)
5.verbal Leer drop (バンド)
6.さばいばるいとう & YOSHI'S UNIT(バンド)
7.Retaliate of C (バンド)
・STRAM 男子Vo.&Eg. 男子Eg. 男子Ba. 女子Dr.のハードロック系。豪快にキメてくれました。Dr.の女子もカッコいい。
・Barley Tea 赤いワンピ女子Vo.が真ん中で絶叫して躍動するバンド。リズム隊の安定感はよかった。Vo.の女子は汗だくでエネルギー満点。個人的にはなかなかよかった。
・佳館杏ノ助さん ジェンダーフリーの眼鏡和風イケメン(イケメンと言っていいのか?)。最初三味線を背負ってオケをバックに歌っていましたが、バンドコンテストということで楽器を1曲だけ使い、2曲目からはオケで。歴史上の人物をモチーフにした歌。歌はかなり上手い。お客さんも女子が多い。
・verbal Leer drop 小柄な女性Vo. を大きな男子Eg. Eg. Ba. Dr.が援護する元気系ロックバンド。Vo.はものすごいパワーで歌もステージパフォーマンスもすごい。リズム隊もしっかりしていて完成度が高いバンド。このバンドも個人的にはなかなかよかった。
・さばいばるいとう & YOSHI'S UNIT 大編成9名。68歳の男性Vo. ベテラン女性Cho.2名 ハーモニカ、Key、Eg1. Eg2. Ba. Dr. Vo.の元気なおとうさん、他の組は持ち曲4~5曲のところ、2曲で終了「トシだから長くは歌えない」と。どんな音楽をやるのかと思ったらソウルフルですげぇカッコいい。バックのバンドも物凄くレベルが高くリズム隊がしっかりしている。Eg1.の長髪ベテラン男性はギターも年季が入っており結構なベテランに見えた。とにかく上手い。ハーモニカの人や最後5弦ベースのソロもめちゃ上手かった。侮れない!
・Retaliate of C 若手男子4名のハードロックバンド。悪魔系の声を使ったシャウトもなかなか迫力満点でバリバリのハードロックを展開。
<Ryo Yoshinagaさん>Ryoさんは2番手での出演。今日はアコースティックバンド編成でKey.はいつもRyoさんをバックアップするハナブサユウキさん、今回アコギでは宮本憲さんが参加。前のバンドが爆音系のロックだったので雰囲気がガラッと変わってどうなのか?と思いながら客席の前のほうへスルスルッと移動。
①Melt
②星になる
③スターチス
④だから今夜も誰かが歌う
ボーカルに集中したRyoさん、見事な鍵盤のハナブサさんに、アコギが洒落た音で曲を飾る。Ryoさんの声は「Melt」ではパワーにあふれ、「星になる」では天を仰ぐように透き通る。「スターチス」はゆっくりとした流れの中で伸びのある声、「だから今夜も誰かが歌う」では言葉の強さも持ち合わせて。力と質を兼ね備えたRyoさんの歌を間近に聴けました。途中ギターと鍵盤のキメのような合わせがあったりしたのもバンドならでは。持ち時間は正味25分程度で限られる中、Ryoさんの歌唱力・持ち味が存分に発揮できるインパクトのある選曲だったと思います。歌っているときのRyoさんの表情が素敵で、この時間はRyo Yoshinagaの世界が独占でした。記憶に残る素晴らしいステージ、圧巻でした!ステージが終わった直後客席に来たRyoさんとガッチリ握手。やるだけのことはやりました。頑張りました!
Ryoさんのステージ後は迷っておりましたが、結果も知りたいし折角の機会だから最後まで残っておりました。前述のとおり意外によかったバンドもあったりしていい経験になりました。挙手はどのバンドにいくつしてもOKということでしたが、やはりRyoさんだけにしておきました。
<結果発表>
7組のバンドの演奏が終わり、いよいよ挙手の票数と勝ち抜いたバンドの発表です。発表の直前の数秒間の沈黙。緊張感が場内を埋め尽くします。いくつかの勝者の発表と歓喜があり、その中に "Ryo Yoshinaga!"の名前が挙がりました。やった!とガッツポーズを思わず。自分の身体からアドレナリンが流れた感じがします。まるで自分のことのようになってしまいましたが、この快挙を目の当たりにして喜ばずにはいられませんでした。こんなに嬉しい思いをしたのは久しぶり。未だにその嬉しさの余韻に浸っております。最後まで残っていてよかった。。
Ryoさん、予選通過おめでとうございます。次は春に渋谷eggmanで準決勝が行われるとのことです。先のことは考えずに、この場を勝ちに行くために最善の準備を整え、フルパワーで臨んで頂ければ道は開けると思います。
0コメント