8/24(金)、東新宿真昼の月 夜の太陽「虹の橋を架ける」。miiiiiさん・Mahoさん・左京めぐみさん・倉沢よしえさん・今井里歩さんの出演でした。
直近で真昼に来たのは7/2。もう2か月近く経ちます。月日の経つのは早いものです。夏も終わろうとしている8月末、相変わらず激暑で、台風が関西を直撃したこの日。関東もゲリラ豪雨や強風でなんとも疲れます。今日も外出もあったりしてボロボロ。そんな疲れを癒しにと真昼へ。
<miiiiiさん>沖縄県出身Gt.弾き語り。ガットギターを使って歌います。可愛い系のふんわりした歌声。ガットギターがよく合う。東京で会社員をしているそうですが、東京にいると鼻くそが汚ねぇ、という声にはとても似つかわしくないドス黒い歌詞。かなりの苦労が伺えます。ちなみに東京では真っ黒な鼻くそ、爪も真っ黒、埼玉は茶色、沖縄は緑の鼻くそだそうです。歌舞伎町を歌った曲「パーティードレス」では、更にエグる歌詞。”時々歌舞伎町に行かないと幸せになれない、手首を切らないと幸せになれない、小汚いオヤジとヤってバスルームで「死ね」と壁に描いてシャワーで流す。そうして稼いだお金でパーティードレスを買いに行く”。このようなヤサグレた殺伐とした曲だけでなく「お布団」という曲はまったりした彼氏との距離感の近い内容だったり。とにかくかなりインパクトが強かった。@miiiii_12345
<Mahoさん>湘南出身大学生Gt.弾き語り。普段はLoopペダルを使用しているそうです(Twitterのプロフ画像にBossのRC-300が写っています)、今日は悪天候もあり、Gt.弾き語り一本で。ポニーテールがワンポイント。”We are the champion"”パスで勝利のゴールを目指せ”などアスリート系の勝利を目指す曲、「Reach For The Sky」高く飛んで運命を切り開け的な前向きな曲。「サマータイム」という夏らしい曲は4コードのループ。Looperがハマりそう。「Home」は地元湘南の夏らしい光景が浮かぶ。「旅の途中」では直前に弦をのチューニングを緩めて変則での演奏。ご本人に訊いたらオープンDとのこと。確か1Capoしていたから原曲キーはE♭かもしれないが。5~6弦だけネックの上から人差し指を使ってスライドして押さえるコードチェンジは初めて見た独特な奏法。パイオニアの精神で宝の地図を探す。夢を叶える旅の途中。といった主旨の前向きな曲。ひたすら前向きでよかった。@mahosinger
<左京めぐみさん>京都出身鍵盤弾き語り。ものすごく弾きこなしている感のするアーティスト。アグレッシブな鍵盤と歌詞。”〇とか✖とか△とか□とか。とかくこの世は世知辛い"という主旨の曲(まるぺけっていう曲?)や祭囃子をイメージした和音階の「おおきい金魚」。金魚鉢の中の金魚が大きすぎてあふれそう。大きい金魚に食べられる、”逃げろー!”と叫ぶ。「妖怪雨降らし」では事前にお客さんにビニール袋と空き缶、叩く道具(割りばしで作った)を1つずつ渡して”1曲の間ずっと鳴らしてください”と。最初何のことかわかりませんでしたけど、グシャグシャとビニール袋を握る音はずっとやっていると雨音に聞こえる。空き缶と叩く割りばしを持たされた人は一定のリズムでこれは雨音のしずくを連想させる。左京さんはマイクの前で風船を膨らませマイクでこすって雷鳴の音を演出(ご本人によると、風船にはBB弾が入っていたそうです!)。「ギミックガール」はiphoneのsiriが人口知能を持って自らの意思を思ったらという主旨。「豪快エクスプレス」は”超特急、豪速球”と快速なPOPS。歌声、鍵盤、その他パフォーマンスなどハイレベルでエンターテイナーとして確立されている方だなあと思いました。@sakyomegumi
<倉沢よしえさん>宮崎出身・沖縄育ち・東京在住のGt.弾き語り。名前は以前から存じ上げていましたが今日が最初。しっとりとしたボイスに綺麗なファルセットが素敵。1~2弦の開放弦を有効に使ったギターのコードストロークが綺麗に鳴っていて聴きやすかった。全国を飛び回って歌を届けている、実力・実績があるかたです。「ラストドラマ」「公園」「おねえちゃんの唄」「小さな窓から見えた街」など。歌詞を届けるアーティストという感じがしました。「おねえちゃんの唄」は”写真立ての中に凛々しく佇む少女。天使のようなあの人は七つ(七才)で本当に天使になった。あなたを連れ去っていったあの川は今も無情にキラキラ流れている”手の届かない空から、大きくなった私たちのことを見ている、あなたを連れ去っていったあの川に綺麗な花を贈る。幼いころに失った家族を想い非常にショッキングな歌詞。それを時の変化とともに思い出と変化させる。。時間とはいろいろなものを丸くさせる、そんな気がしました。「小さな窓から見えた街」”旅先で車窓から見える都会の街の灯に思いを馳せて。”このキラキラした街は居場所はたくさんあるのにいってらっしゃいもおかえりも聴こえない”都会の夜に置き去りにされた孤独さを描写。自分はそういった光景には逆に感じます。車窓に映る家の灯りは、人々のあたたかな暮らしがそれぞれにあると。同じような光景を見ていても感じ方は様々です。@y_kurasawa
<今井里歩さん>1週間前の秋葉原秋田犬では弾き語り。今日はGt.サポートに超テクギタリスト加茂フミヨシさん。
①lost fish
②白い月の裏側
③手をつないで
④I'll meet you
⑤good day
①最初は加茂さんのソロGt.が慎ましく鳴り、今井さんは歌に専念。2コーラス目からPf.が入り、念じるように歌う。②真昼のステージではこの曲はセットに入ることはもはや必須。3連符のPf.とGt.のアンサンブルがとてもメロディアスで、Pf.の丸い音をGt.の倍音が修飾する感じ。間奏では加茂さんが低音弦を使ってのソロ。今井さんも祈るように歌う。この歌の内容は悲しみと死んでいった者への祈りが基盤になっていますから。③静かな曲からアップテンポの曲で。加茂さんのDコードがジャカジャカと鳴って ああ、あの曲!と。今井さんの手と手を取り合いみんなで共に歩んでいこうという歌詞。サビでB♭(調はF)に変えてくるのも一筋縄では行かない今井さんらしい。④最近投入された新曲。一期一会をメッセージに込めた曲。”生きていた時間も人生の過ごし方も異なるすべての人々。その中で今日この場所であったこの日を大切にしたい。この場所で何度でも出会い直したり人との繋がりを信じてみたい 分かち合える 素晴らしい世界 広い世界を”という主旨。⑤ステージでは必ず入れる今井さんの締めのナンバー。”今日はいい日でしたかー例え今日がいい日でなくても一瞬でもいいなあと思えることがあったら。一日一日を大事にしてほしいという願いが込められています(ちなみに今日は自分は忙しくて。。。大事に出来たかな?)
⑥Enc.頑張れOle! (今井里歩Vo.Per. 加茂フミヨシGt.)
アンコールは今日の取って置き。今井さんセンターマイクでシェイカーを握り。加茂さんのGt.一本でカントリーウェスタン風の「頑張れOle!」。今日はビニール袋とか客席参加型のステージが目立った中、今井さんのこの曲でも「頑張れオーレ!心躍れOle! 明日は晴ーれ! あなたはあっぱれ」という繰り返しのフレーズに対し「Ole!」と「晴ーれ!」は客席参加のコールレスポンス。手拍子はそのままにレスポンスは多少リズムが食ったりして両方のタイミングは難しかったけど、楽しい曲で締めました。終盤の「ラーラーララララー」は歌う必要はなかったのだけれど、曲を覚えていたのと、音源もみんなで歌っているので、大声で歌ってしまいました。みんなでワイワイ歌うような曲。この曲はなかなかセットに入らないのでやってほしかった!それにしても加茂さんがすごい。普段はバンドがないとやらない曲もGt.一本でバンドサウンドに引けを取らない表現力で。さすがです。今井さんが善福の信頼を置いているのも納得できます。@rihoimai
今日は今井さん以外は初見でしたけど、それぞれ特長高い音楽が聴けて疲れも飛びました!それにしても今井さん・加茂さんのタッグは最強です。今井ワールドの拡がりを感じた今日のステージでした。
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