6/29(金)、銀座Miiya Cafe「Piano Garden Vol.16」金城色さん・アイリーン♪♪さん・神楽サティさん・今井里歩さん。鍵盤アーティストの競演でした。
今井さんのライブは6/2の西新井フリーライブ以来。4週間ぶりに聴くことができました。対バンのアーティストさんも何度かお会いしているかた、名前は存じ上げているかたなど興味ある今日のライブです。
【金城色さん】沖縄県出身SSW。ライブハウス、沖縄居酒屋、ラーメン博物館などで音楽活動をされているとのこと。普段はオケとマイクで歌うことがメインだそうですが、今日はピアノガーデンということで鍵盤弾き語りを披露。「Close to you(Carpenters cover)」「キレイは汚い」「カムフラージュ(竹内まりやcover)」「さとうきび畑(cover)」「タイムリミット」「汚れた雨」「嘘と御伽噺」。カバー曲を多くセットに入れましたが、どれもいい声をしていて聴きやすい。Youtubeの過去映像ではオケを使用してアグレッシブに歌う姿。サイリウムがふられる場面があったりして結構ノリノリなところ、今日はしっとりと弾き語り。Carpentersのカバーは色んな人が知っている名曲(昔ついた邦題”遙かなる影”はどう考えてもおかしい。言ってみれば”あなたのそばに”でしょ!)ピアノ弾き語りは滅多にないそうですが、とても上手で勿体ない。「さとうきび畑」では三線を披露(1曲だけは三線を弾く許可をもらったそうです)。”あの日鉄の雨が降ってお父さんは死んだ”など沖縄の背負う重い歴史を感じさせる森山良子さんの唄(フルバージョンはもっと長いそうです。作詞作曲は寺島尚彦氏)。最後の曲はオケを使用したブラスセクションが鮮やかな昭和歌謡系ブラック系POPSで。@iro_kinjo
【アイリーン♪♪さん】4/1にアイリーン♪♪名義になってからの初見。”アイリーン♪♪ の音符2つのマークには想いが込められており1つ目の音符は、枠に捉われずワクワクした活動をお届けできるように。もう1つの音符には皆んなと、幸せな笑顔の輪を世界中に繋げていけるようにと願いが込められている”とご本人のHPにあります。ステージ冒頭、ピアノではなくステージの中央に座り、オケが流れるとミュージカル風の動きを掛けながらの1曲目。2曲目「りんご序曲」では本物のりんごを持って(今の季節は結構高価)の歌。身振り手振りを交えミュージカルのように。力強いVo.は健在。ここまではオケのみ。ここからPf.に戻ってオケをバックでの歌「real things」。あれ?なんかスタイルを変えたのでしょうか?という感じ。アイリーンさん=オケという概念が見つからなかった。「歩く光の彼方」は2人でこの道を歩いていくというロマンたっぷりの曲。これぞアイリーン♪♪さんの神髄。さらに今まで自分を魅了してきた「EVER」。この曲は歌ってほしかったのでとても嬉しい。ジブリ的と申しましょうか、森と泉に囲まれた幻想的な世界に誘ってくれます。「レインボー」もEVERと並ぶベストな曲。”ひとりひとりが手をつないで虹をつくって幸せになろうよ”と。MCでは美術館に行ってモネの絵”白い睡蓮」に感銘を受け、感性か磨かれたとのこと。「白い睡蓮」を調べると、橋の下の水辺に浮かぶ睡蓮の群生が深く、アイリーン♪♪さんの音楽に通ずるものを感じました。物販席でオケの使用について訊いたところ、現在いろいろ試しているということでした。名前も変えて心機一転のアイリーン♪♪さんでした。@aileen_ballet
【神楽サティさん】Pf.弾き語りSSW。ライブ仲間がリツイしていたのを見て、以前からどんな音楽なのか興味がありました。「哀愁ロマン」「night cruising」「インスタント・ラブ」「Into the world」「夜明けのピエロ」「不器用な唄」「今夜はヒットスタジオ」。ミドルトーンでアダルトな通りよく突き抜ける声。「night cruising」は新曲。題名のごとく、夜を駆け抜ける船。輝く夜景をイメージしたオシャレな大人の曲。随所に16分音符の裏拍を入れ、終始冷静なピアノマンの雰囲気。MCではピアノにまつわる話。ピアノは小学校から始め、お稽古事で運動系は嫌だったので消去法で始めたピアノ。その後音楽を本格的にやるようになってからはピアノは弾かずにしていたがある時点でピアノを過去に弾いていたことを思い出して触るようになってきたと言います。「Into the world」はSNSをテーマにした曲。いつでも誰かと繋がっている感覚、画面の奥の視線、赤青緑の3色で表現するすべて、画面で操る指先で通じ合うシンパシーを曲に。「夜明けのピエロ」は仮面を被り偽りの世界、「不器用な唄」では簡単には生きていけない苦悩など共感する曲が続く。そんな中、「今夜はヒットスタジオ」ではPOPに攻めて夢を追って踊り出すパレード的なHAPPYな曲で締めました。ピアノと言えばビリージョエルというコメントがあったので、終演後自分もジョエルを聴いて育ったことをお話ししました。神楽さんにはピアノマンの魂を感じます。@KaguraSaty
【今井里歩さん】今日のPiano Garden、満を持してのトリの登場です。
①lost fish
②白い月の裏側
③手をつないで
④きみがうまれた日
⑤アルイテユケル
⑥good day
①では滅多にない弾き語り。前奏の華麗なピアノからどことなく和音の流れがあの曲かなと思ったらやはりlost fish でした。弾き語りも表現力豊か。テンション音をずっと弾き続け煌びやかに。②じっくり聴かせる曲。ここ最近も各地で色々なことが起こっています。月の裏側でも何かが。。そんなことを思わせる。③先の2曲と変わってアップテンポなナンバー。手拍子を入れるタイミングもお客さんはわかっていてピッタリ。④知人にお子さんが産まれたときにその生まれた子供と両親の暖かい気持ちを連動させて作られた曲。今日は今井さんのご家族の誕生日ということでそれにちなんだ「君がうまれた日」。自分を始め誰もが誕生日を持っている。そんなみんなに”おめでとう”。最後の間奏はアレンジを変えて。⑤この曲がなくては今井さんを語る資格はないという代表曲。「good day」お馴染みの心優しいHappyな曲。MCではピアノにまつわる話。今井さんがピアノを始めた歴史はそれほど長くはなく、ピアノは弾き語りを行う1つの手段として考えていた。その考え方は変わり、最近はピアノにより真剣に向き合った結果ピアノ演奏を楽しめるようになってきたとのこと。アルイテユケルの流れでは、ご自身をはじめとして皆歌うことに真剣であり、それを聴いてくれる誰かがいることでお互いが幸せになれる、”照らし照らされ”の今井さんのいつもの言葉が今日はより深く心に刻まれました。
Enc.おやすみ(short ver.)
アンコールは実際は非常に長い曲をまとめ、短縮バージョンで。”きょうはおやーすみー”。。。@rihoimai
終演後の物販席、今井さんとアイリーン♪♪さんが隣同士だったのでおふたりに関わる話。今井さんはアイリーン♪♪さんのEVERをいつか歌いたいそうです。ボーカルの先生でもある今井さんはこの曲をマスターしたいという気持ちがひしひしと伝わります。確かにEVERはめちゃくちゃすごいし、今井さんが歌うEVERを聴いてみたい。。
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