4/11(水)、GRAPES北参道「GRAPES KITASANDO presents -Espressivo!-」。まっすぐ・玖咲舞さん・潮崎ひろのさんのスリーマンライブでした。
1/23のGRAPES北参道はチケットがあったにもかかわらず体調不良で行くことができなかったので、今日は何としても行ってやる~と思っておりました。ようやくそのリベンジが叶いました。
まっすぐ。三人組のユニット(Vo.saccoさん・Pf.Cho.kobakenさん・Gt.Cho.Massaさん)。昨年6月に結成。Vo.saccoさんは実直系(まさにまっすぐ)でビブラートが高技術で上手い。歌詞は前向き、元気が出てくる内容。Pf.kobakenさんハートがあり技術も抜群のピアニスト。目の前で見ていて凄かった。Gt.Massaさん、堅実なストローク・アルペジオ、ハーモニカも演奏。アカペラで3声でハモった曲も素晴らしい。アコースティックで聴かせるミュージックでした。帰りがけ思わず声だけ「よかったです」と声を掛けてしまった。セトリはわかった範囲で「Into the Blue」「水色」「まっすぐのうた」「家族」「Good Night Tomorrow」。「家族」では、”昔から仲の良かった家族、成長につれいつの日か自分のことは話さなくなり、家で天井を見つめたり。”ただいま”とか簡単な言葉はなんとかなる。でも本当に言いたいのは大好きのひとこと。いつの日か大好きといいたい”という家族愛溢れる歌が印象的だった。どの曲も まっすぐ前向きなのが好印象。
玖咲舞さん。今日は長年まいたそを支えるギタリスト、門藤翔太さんをサポートに迎え、アコースティックに最適なGRAPESのステージに。まずはPf.弾き語りで。
1.寄生虫X (Pf.Vo.)
2.鍵穴 (Pf.Vo.)
1.スタインウェイのピアノ、このステージの残響も相まって素晴らしい音色。そしてPf.の連符が輝き出す。やっぱこの場所は環境としてもグレードが高い。まいたそ 喉のコンディション調整も念入りで声はまったく問題なし。いい声だ!今日は新兵器のマイマイク(舞マイク?)も持参、声がより映えていた。箱の環境もあるかもしれないが、映えるかつ若干柔らかな音色に感じたのは思い込みだろうか。 地球に生を受けたにもかかわらず、馴染めない苦しみと縋れるものへの依存。
2.四分音符の響きが心をガーンガーンと打ち立てる。Esus4からの和音の流れが気持ちいい。(sus4の使い手の まいたそ)壮大なスケールの楽曲、歌詞も堂々、私の心は誰にも渡せないという心意気。女性が憧れてしまうんではないかと思うカッコよさ。
3.メメント (Pf.Vo.Gt.)
4.ワタシがもしも明日死んだのなら (Pf.Vo.Gt.)
5.アンドロメダ (Pf.Vo.Gt.)
3.ここからGt.門藤氏が登場。Pf.とのアンサンブル。明日世界が滅びるかもしれないなら闘って死ね!というくらいの覚悟。闘いの歌らしくPf.も叩くくらいの勢い、そして息ぴったりのGt.ストローク。
4.バンドライブなどサポートがあるときに歌うことが多いこの曲。ただし3/10のチャイナでは弾き語りで歌っていた。リズミカルに調子を取るナンバー。”明日死んだら”という設定がメメントに繋がり、関連性を持ってセトリを組んでいる感じがしました。
5.サポートが入るのは久しぶり。12/22のワンマンにてVc.サポート以来(あとは行けなかったライブでやってるかも)。詞はエロスの描写が前衛画家を想像させる。Pf.は間奏で装飾音を入れたりアレンジを挿入。ギター弦のシャリシャリ感の音がPf.の音色を高周波で装飾し夜空の星のキラキラ感を増幅。ハーモニックスも入ったり大人しめにサポートしていますが存在感は高い。お馴染み後半サビの照明の演出もグッド。
6.角砂糖 (Vo.Gt.)
7.トーキョーベイ (Vo.Gt.)
6.まいたそ Pf.からマイクを外しステージの真ん中へ。Gt.門藤さんの演奏をバックにハンドマイクで。滅多に見ない光景。歌に集中した まいたその声は格別。弾き語りを始めた時期に作った曲「角砂糖」。弾き語りを始める前、門藤さん、試しに作って歌ってみた まいたそのこの歌が意外によかったと評価し、そこから まいたその弾き語り人生が始まったと考えると、門藤さんとこの曲は 人生の鍵となる存在だったということがわかる。
7.そしてお待ちかね。これも滅多に聴かれないナンバー「トーキョーベイ」。ギターサウンドが欠かせないこの曲、GM7(9)⇔DM7のストローク、カッティングが心地よい。まいたそもノリに乗って。歌詞に合わせ指を”デートの勝負は3回目だって~”で3本、”二人占めした夜景期待しちゃうわ”で2本と出したり、”早くギュッと抱き締めて~”で胸に手を当てたりの振り付けが素敵。実はこの曲、まいたそと初めてお会いした2017.3.13で購入したアルバム"ときめきメモリズム”で最初に印象に残った曲。タイミングの問題もありライブで聴くことは1年間なかったが、今日初めて聴けた。とても嬉しい。
8.愛の宿 (Pf.Vo.)
8.独りPf.に残る。スタインウェイの優しい響きと まいたそ渾身の魂を込めた歌声が このステージに見事に調和して聞こえた。歌の内容としては調和とは程遠いが、愛し合う行為とそれに伴う異様な孤独感の鋭利な描写が柔らかく、優しく感じたのは自分だけなのか。。
トリは潮崎ひろのさん。2017/3/22の川口以来2度目の拝見。Pf.サポート(よっしーさん)を受け、トイピアノをツールに楽める歌を披露しました。「逢いたい。」「小さな太陽」「僕とは」「ボクのキセキ〜未来へ〜」「1、2、3!」「たからもの」 Enc.「kirakiraのカケラ」。
「僕とは」は潮崎さんが喉の不調で歌えないときに作った曲。自分で自分の生きる意味を持たせるような主旨。「ボクのキセキ〜未来へ〜」は新曲。トイピアノがリードを取り、3拍子で歌う。地元埼玉県行田市のネットTVの番組ソング。地元の街を取材し、少しずつ努力を積み上げて有名になった会社になぞらえ、頑張っている人たちに合わせ自分もあきらめず頑張っていこうという気持ちを曲に。「1、2、3!」「たからもの」お客さんと振りを合わせて。これが結構難しい。手拍子をパンパンパン、指を1・2・3本、歌の台詞を合わせたり。常連のお客さんは慣れたもの。自分はまったくダメでした。
アンコールは「kirakiraのカケラ」。震災復興をきっかけに発足した岩手県のバスケットボールプロジェクトのテーマソング。悲しみの奥には少しずつの幸せが必ずあり、それを「kirakiraのカケラ」と呼び集めて行って大きくしていこうという主旨の前向きな歌でした。「たからもの」と「kirakiraのカケラ」は何となく繋がっている曲だと思いました。(※違っていたらすみません)
今日は取って置きの まいたそステージが観れて感無量です。ハンドマイクで身振りを交え気持ちよさそうに歌っている まいたそはとても素敵でした。門藤さん最高のサポート、お疲れ様です。いつも大人しくマイペースに見える門藤さんと まいたそのタッグは非常にバランスが取れていると思います。長い間一緒に音楽をしているとのことですが、まいたそのギターサポはもんさんしかいないと思っています。今度は「サヨナラマタネ」もお願いしますね。素敵な二人を素敵なステージで観ることができた確かな夜でした。
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