12/1水道橋Words「うつくしいひとたち Vol.42」

12/1(木)、水道橋Words「うつくしいひとたちVol.42」。柳生俊彦さん・今井里歩さん・小松原沙織さん・向江陽子さん。師走の初っ端を飾る実力派ぞろいの対バンライブでした。


2022年ももう12月。時間はあっという間に駆け抜けていきます。コロナ禍は収束してはいないものの人の活発な動きはほぼ完全に戻りました。ワールドカップも異国で盛り上がっているし、10月のハロウィンや11月の酉の市もかなりの人手です。クリスマス~年末年始と自分たちはセワしない日々を送ることでしょう。


音楽を楽しむスケジュールは間隙を縫うように設定しなければならない今日このごろ。この日のライブは推しアーティスト目白押しではないですか!今井さん⇒小松原さん⇒向江さんとオレ得なライブとなりました。


トップは柳生俊彦さん。インストギター奏者。2019年年末のWords忘年会で拝見したことがあります。あの時は今井さん・小松原さんも同じ日に出演でした(出演組数がハンパないけど)。ガットギターやアコギ(スチール弦)を鮮やかに弾きこなします。ルーパーやエフェクターを用いてアグレッシブに弾いておりました。


2番手からは鍵盤奏者。まず今井さん。黒のワンピース。何か意味があるのでしょうか。wordsステージ壁の黒に溶け込むように。

1)新しいキセツ-ミチ-

2)白い月の裏側

3)Tint

4)good day

5)I.L.U-イル-

6)I.R.U-アル-

1・2曲目はいつもよりゆっくり、ゆったりと。気持ちが落ち着きます。季節の節目を彩るように、そして月夜の夜を満喫するように。3曲目はテンションを一気に高めてのTint。これはガッツリ、パワフルです。今日はいい意味で力入っていますね。4曲目、good dayのMCでは、嫌なこと辛いことがあった日の中で少しでも、良い一時ががあればそれはいい日ですよね。どんなことがあったでしょうか?という問いかけ。自分は仕事終了後のビールが美味いよねなんて考えていたら、今井さんもライブの後のビールが美味しいよねと。出番終わったら美味しいビール、堪能してください。そして締めくくりは音源2枚の題目、イルとアル。気持ちを込め、ゆったりじっくりと歌います。大好きだったワンちゃんへの思いを歌うイル、そして人生の中で色々な人との関係があり自分が成り立つと歌うアル。40分のセットの中で物語が作れるのが今井さんです。


3番手は小松原さん。4月の表参道での平井ミエさんとのツーマン以来です。

1)酒がうめえ

2)KURA

3)花が似合うよ

4)これが私だから

5)夜間飛行

6)星めぐりの歌(宮沢賢治カバー)

7)桜は咲くよね

8)卵はうまく割れない

9)お布団

日常の生活の中でふと思ったことをストレートに歌う歌詞と工夫を凝らした旋律、そして何よりも超絶技巧の鍵盤。小松原さんの持ち味が今日も発揮されました。自分は名盤中の名盤と思っている「Boldly+」からも数多くセットに入りました。「酒がうめえ」は新宿の磯丸水産でロケをしたMVが印象的で、そのMVには平井さんやWordsのスタッフさんが数多く出演されています。このMVのようにマスクや制限なしで酒を美味しくのみたいなぁと「酒がうめえ」を聴くたびに思います。3曲目「花が似合うよ」は以前のアルバムから。亡くなった友人に白い花を添える光景が目に浮かぶ。悲しみの心境を表す非常に印象的な作品です。旅などでの出先に印象に残ったシーンを写真のように切り取って音楽で表現します。後半は「Boldly+」より2曲。「卵はうまく割れない」はアグレッシブに攻めます。卵についてこんなに語れる人は小松原さん以上にいません。そして誰もが愛する温かいお布団にくるまれる気持ちを歌う「お布団」。「Boldly+」は「稲いいね」や「洗濯機こわい」「茶碗蒸し」「レンジでチン」「いつまでも子供のままでは」など、面白くていい曲ばかりが並びます。


トリは向江陽子さん。10月の横浜mint hallでサポートPf.で拝見して以来。完璧な歌・鍵盤・バイオリンとマルチに活躍する歩く芸術品のようなミュージシャンです。今日は全曲鍵盤弾き語りで。

1)Fate of life

2)鯨

3)片思い(Aimerカバー)

4)花の日

5)Lavender

6)雑音プレリュード

7)ブルーライト

En)星屑の空の下で

セットはこんな感じだったでしょうか。鍵盤1本でも物凄く表現力のある演奏と力が漲る歌唱。ハートをグッと掴む泣かせのメロディラインもあり、自分はバラードが好きなので「花の日」からの「Lavender」は心に刺さりました。すべてが抒情的で華麗。素晴らしい。崇高な音楽を聴かせてもらいました。


今日は後半の鍵盤アーティストの3人ぞろいの音楽に酔いしれました。(申し訳ありません、トップの柳生さんのインストも素晴らしかったしギター弾きとしては勉強になりました)それぞれが個性を発揮した中、格調高い至高の音楽でした。こんな対バンなかなかありませんね! 水道橋Wordsとっておきの音楽の時間でした。



ishidukuri(きり)'s 音楽ブログ【別冊(文字・下書き版)】

【文字版です】★★素敵な音楽を作るミュージシャンをリスペクトしています★★ギター🎸をたしなみ程度★変則転調・M7コード系大好き★2016年からライブ観戦★ブログ投稿★宅録派★まれにオリジナル★MIDI打ち込み★弾き語り等。※通常はアメブロをご覧ください(内容が異なることがあります)

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