2018/1/5(金)、渋谷gee-ge.「ウダガワガールズコレクション Vol.304」。みきまりあさん・菅野樹梨さん・カミーユ・カミーユさん・安倍みなみさん・LUNOさん・のぐちさん・中前りおんさんの出演。年明け最初のライブ観戦でした。
gee-ge.は昨年10月より月1回、計4回目。厳寒の中、防寒対策を施して宇田川町へ。うーさむいー!ライブハウスの中に入ってひと安心。カウンターで頼んだ温かい紅茶が硬直した身体を緩和しました。
1番手 みきまりあさん。ギター弾き語り。高校1年生の16歳!女子高生らしい等身大の音楽でした。「WIFIチックな恋愛」というWIFIが手放せない気持ちを歌った歌やパンダ好きということで「パンダのうた」。そう言えばギターのストラップもパンダ柄の白黒でした。パンダは白色か黒色のどちらかしかなく”ブレない”という独特な思考力も持っています。11/19にテレ朝の「今夜、誕生!音楽チャンプ」という音楽挑戦番組に出演したらしく(映像ソースは見つからず)、実力のあるかたのようです。確かにやわかりやすい言葉を使い歌唱力もかなりのものでした。将来末恐ろしい。
2番手 菅野樹梨さん。ピアノ弾き語りの高校2年生。10/26以来2度目の拝見。蒼い声と申しましょうか、透き通る優しい声をしています。日常のふとした気持ちを切り取ったような「生活感」という曲、離れ離れになった恋人、時の流れで振り返りながらあの頃の気持ちを歌う「あこがれの君へ」など。お決まりのコーナー、お客さん3人に1つずつ好きなワードを言ってもらいその3つの言葉を使って即興で歌を披露。「日の出」「戌」「お正月」と、この時期関連が強すぎるワードを用いて歌いました。調べると、みきまりあさんと路上をしていることが多いようで、仲良し女子高生の青春、と好感が持てました。若いっていいなあ!
3番手 カミーユ・カミーユさん。大阪出身ギター弾き語り。コーラスとディレイをボワンボワンにかけて幻想的な音色に仕上げたアコギで草原と宇宙をテーマに歌う自然派。と思ったら「her」という曲はなんか辛辣な言葉が入っていたような。。。「ハイライト」は煙草のハイライトを吸っている恋人を見ている気持ちをふわりふわりと歌っておりました。初見では歌詞が聴き取りにくいところもありましたが、コード進行が独特で2CapoでBmの曲にDmを放り込んだところとかが おおっ!と思いました。ちゃんと歌詞を知りたい。
4番手 安倍みなみさん。普段はバンドやサポートを付けて歌うシンガー。今日はサポートなしということでピアノ弾き語りでの登場。アダルトな声、パワーある声量。このひとすごいな!1人では乗り越えられなくてもみんなで力を合わせ未来に繋げていこうと歌う「tomorrow」、後半はオケとハンドマイクで。「質問があります」はテレ東の番組のエンディングにも使われたそうです。「いい子ってなんですか?、教えてくれませんか、ルールってなんですか」と訴えかけます。gee-ge.に来る前渋谷のタワレコに寄ったら安倍さんのCDも店頭に並んでいました。それだけの実力があります。素晴らしい歌唱力でした。
5番手 LUNOさん。ギター弾き語り。濃紺のボディのギターと同色のカポ。端正な顔つきとキュートな歌声は人気がありそうです。ある曲でのコール&レスポンスではそうとう息の合ったお客さんとの掛け合いが見られました。「片道切符」のコード進行2Capo C⇒Bm7♭5⇒E7⇒Am⇒Gm⇒C~という部分は他の曲でも使っていたのでLUNOさんの得意としたところでしょう。確かにこの進行は泣きです。いいですね!MCでは中前りおんさんの曲が気に入って、CDを購入したとのエピソード。これはこちらも嬉しくなります。
6番手 のぐちさん。12/20から2度目の拝見。前回も惹き込まれる歌詞・ギター捌き、すごかったです。19歳とは思えない老練さまで感じます。「東京砂漠」では”東京砂漠”とか言っちゃって 君が求めてるものってなんだい」「死人紛いの眼をしちゃって勝手に裏切られた気になってる」都会の生活に勝手に疲れているそんな奴に明日は来ない、と痛烈に批判、「感情迷路」「道しるべ」「食物連鎖」など、書類社会とかネット社会への不満などを展開。不平不満は誰にもあることですが、歌として歌詞としての言葉の使い方が非常に上手く、曲にしたときのお客さんへのアピール方法だとかノセかたとかが卓越しています。「東京砂漠」が入ったCDを購入して聴いてみることとします。
7番手のトリ 中前りおんさん。実はりおんさんのステージを観るのは8/6の横浜LOOP以来でした。5カ月ぶり。なんでそんなに間隔が?とにもかくにも、2018年最初のライブはりおんさんでなくてはという思いでした。そして満を持してトリで登場。
①冷たい炎
② LOVE PASSION
③インフルエンザ
④Future Diver 未来へ飛び込む者
「冷たい炎」ではしっかりした8分音符で刻まれたマイナー調のバラード。絞り出すような声、寂しさあふれる曲調がgee-ge.の壁面に飾られたモノクロ写真の樹木に似合います。「LOVE PASSION」変わって跳ねるようなリズムが楽しい弾けるような恋心の歌、抜群の鍵盤。ノリノリでした。「インフルエンザ」りおんさんの冬ならではの名曲。ご自身がインフルエンザに罹って寝込んだとき、寝床でひとり寂しい思いをしたり、治ったらああしよう、こうしようと前向きになったりと気持ちの揺れをリアルに表現しています。病気中なんでけどなんか心温まる優しい曲です。自分も以前罹ってしまったとき、この曲が脳内リピートしてました。この曲大好きなので今でもリピート中です。「インフルエンザ」はYoutubeでも聴けるので ぜひ聴いてみてください。https://www.youtube.com/watch?v=Z1syj15sYcA「Future Diver 未来へ飛び込む者」はとっておきのもうひとつの名曲。東京の夜景をビルの高さから見下ろしたり、街の彩りを見上げたりと、夜景の雰囲気がたっぷり漂います。渋谷は今でも街角にイルミネーションが華やかですが、そういった大都会の光景を重ね合わせるのも似合います。鳥肌が立ちっぱなしでした。最近涙腺が脆いせいか、なんかウルウル来ます。
2018年最初のライブ、中前りおんさんの演奏で終了しました。2017年のりおんさんは福岡でのプロ野球試合前の国歌斉唱に加え、主催チームが日本一になるなど勝利の女神となった年でした。今年は日程の発表はありませんがレコ発ワンマンがあるとのこと。ライブでしか歌わない曲の音源化やここ最近できた新曲、まったくの新曲?など、どんな曲が収録されるか?非常に楽しみな2018年の皮切りとなりました。
※曲のタイトルは聞き書きのため、実際は異なっている場合があります。わかり次第訂正いたします。
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