4/10(日)、表参道ZIMAZINE「平井ミエ×小松原沙織 ツーマンライブ『ふたりの夜間飛行』」。久しぶりのツーマンが表参道で行われました。
前回2019/4/28の「ふたりの夜間飛行」はvol.9。今回はvol.10だそうです。あれから3年余りが経過、平井さんは2人目ご出産の産休前最後のライブ、小松原さんは2020/2の府中・蔵カフェ以来のリアルライブ出演。その間に小松原さんはご結婚され、結婚後初めてのリアルliveとなります。区切りだらけのライブとなりました。
表参道ZIMAGINEは前回以来。今日は春を通り越して暑い太陽が照り付けます。表参道のオシャレ度が高すぎますが、こういうところを歩くのは新鮮だし色んな店があって市価調には持って来いです。ZiMAGINEも前回と変わらずオシャレさを保ったまま。グランドピアノの存在感のあるステージです。
<小松原沙織さん>小松原さんは区切りがもう1つありまして、活動10周年ということです。色んなおめでとうが重なります。
・こいのぼり~おかあさん(童謡)
・光
・これが私だから
・寝起きの鳥
・男はつらいよ(映画「男はつらいよ」主題歌)
・ケーキ
・桜は咲くよね(新曲)
・花が似合うよ
・卵はうまく割れない
・酒がうめぇ
・2021年12月31日
昨年6月にご結婚された小松原さん、ライブもブランクが空き、久しぶりのステージでの姿でした。自分は客席の1番右端に座っており、開演と同時に客席の後ろからすっと入ってきてピアノの調整をします。天板が斜めでお顔がほぼ見えなかったなぁ。でも時折隙間から見える小松原さん、以前より柔和なお顔って感じがします。音楽のほうは相変わらず。日常の瞬間・その時の感情の1コマを切り取り、語り掛けるように歌うまさに「弾き語り」。その語りに鍵盤が肉付けされ音楽となりますが、その鍵盤から繰り出す和音が凄まじい響きで果たして10本の指で表現しているのか?と不思議にさせる和音。平井さんも自らも家族構成が変っていく例えで家族に関する歌のカバーを歌うのも思うところがあるのだと思います。そして小松原さんの音楽の醍醐味は瞬間瞬間を切り取ってつなぎ合わせ、走馬燈のように時の流れを作っていくところ。「ケーキ」は家族変化をケーキを分ける数が変わることで歴史を描く、「花が似合うよ」は人生の節目節目で登場する花から最期のに添える花まで花で人生を表現した秀逸な作品。そして「卵~」からの「酒~」この定番の楽しい歌で盛り上がりました。
<平井ミエさん>前回はお子さんの出産後初ライブで、今回もこのタイミングってすごいですね。お腹のお子さんに聴かせるように。これが母の声だよ、と!
・グラデーション
・鬼の泣く夜
・箱庭
・ドキュメント
・眠るということ
・lost
・ゴールデンスランバー
・じゅうたん
・流星
・夢の船
平井さんの地を這うようなところから宇宙の彼方へ一直線にすっ飛ぶような表現力のある声と鍵盤はいつ聴いても素晴らしいものがあります。Vo.Pf.の弾き語りのほか、今日はいつもアキオくん(KORGカオシレーターPro)ではなくMacにTASCAMのオーディオインターフェースを介しPAに注ぎ込むセッティング。打ち込んだリズムを基点に弾き語りをします。このエレクトリックな感じも平井さんの世界観(宇宙観)を際立たせます。「グラデーション」の5/4拍子がカッコいいし、「ドキュメント」や「眠るということ」のメロディラインも素晴らしい。「lost」 /「 ゴールデンスランバー」は今回音源が発表された曲。「じゅうたん」や他の曲もそうですが平井さんの曲はよく身体が空を飛び回るのです。そして「夢の船」。どなたかの結婚式で披露されたそうですが、 ”身体半分を空けて待ってる” という歌詞が心に残ります。
<コラボ>
夜間飛行/ 平井ミエ(連弾)
夜間飛行 /小松原沙織
ゲリラ豪雨 /小松原沙織
太陽/ 平井ミエ
コラボは連弾があったり、平井さんがMac.でリズムを取りながら二人で歌う4曲。平井さんと小松原さんは別々に「夜間飛行」という題名の持ち曲があります。夜間の飛び方はそれぞれの音楽性があり、それを認め合いながら一緒に曲を進めていきました。
色んな人生のセレモニーを超え、コロナ禍をかいくぐり、惹かれ合って共に音楽を続ける平井さんと小松原さん、10回目の夜間飛行は成功でした! 『竹馬の友』って感じですね。小松原さんも言ってたけど、「酒がうめぇ」のMVみたくみんな自由に飲んで歌って楽しんで、という時間が来るといいですね。 ※MVの磯丸水産は会社のすぐ近くや!
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