12/8銀座Miiya Cafe・玖咲舞さん・今井里歩さん

12/8(金)、銀座Miiya Cafe「piano garden vol.6」。玖咲舞さん・上保美香子さん・今井里歩さん・響、さん・谷口深雪さん のピアノ弾き語り5人の豪華共演でした。

日頃からとりわけ応援している玖咲さんと今井さんの対バン、この日は絶対外せないライブでした。以前対バンはしたことある(チャイナ?)そうですが、滅多にないことです。

そして今日の対バンは上保美香子さん・響、さん・谷口深雪さんと、鍵盤弾き語りでは相当な腕前の皆さんです。よくぞここまで!ミーヤさんの力はスゴイ。そしてステージでは小さなクリスマスツリーが飾られていました。

<玖咲舞さん>

1)足掻く

2)メメント

3)角砂糖

4)あの子

5)アンドロメダ(新曲)

6)愛の宿

グランドピアノは原音に近い音色。最近は「足掻く」からの入りが多いです。これは多くのアーティストさんが意識しているかもしれませんが、セットは1枚のアルバムの曲順のように起承転結があるように感じます。「角砂糖」では冬の寒さが少しでも和らぐように。まいたそも少し微笑みながらの優しい歌。「アンドロメダ」は最近発表された新曲。「あなたの指が恋しい」などと攻めた歌詞はまいたそらしい。「あれがアンドロメダ」と夜空を見上げるもあなたの心の距離は宇宙のようにかけ離れて届かないなどと儚げに歌います。新曲について本人に話したら、読み取り方は自由とのこと。確かに。終わりのコードが珍しく違う。いつもはⅠかsus4がつくのが多いが、少し違うコードで終わらして心の腑の落ちなさを醸し出しています。

<上保美香子さん>2/4以来2度目の拝見。

1)新しい私

2)12月の空の下

3)A Thousand Miles(Vanessa Carlton)カバー

4)君が好きだった

5)約束の桜の木の下を

声がキラキラしていて華やかです。2曲目「12月の空の下」は、3連符で間奏コード進行がカノンをイメージしていました。熱烈なファンのかたからものすごい拍手が!今回はカバーにも挑戦。A Thousand Milesは題名こそピンと来なかったものの、聴いたらすぐわかりました。ピアノが結構難しいのですが弾き語りは更に難度が高い。最後の「約束の桜の木の下を」はオケ+ピアノで素敵に歌いました。歌っている姿もキラキラしてますね。

<今井里歩さん>

1)白い月の裏側

2)神様のカード

3)Song for you~聖なる夜に~

4)アルイテユケル

5)good day

「白い月の裏側」は前回真昼ではセットに入らなかった曲。「神様のカード」はたまにセットに入ります。月が出て、神様が来て。聖なる夜の季節が来る感じです。序盤はしっとりとした弾き語りでキメました。そして「Song for you~聖なる夜に~」はライブでは初めて聴きました。昨年のクリスマスの企画ライブでギタリストの加茂フミヨシさんがSSWの美元智衣さんと今井さんに対し、コードを提供して二人に別々にメロディと歌詞をつけてもらい、その場で作曲してしまうという「Singer Song Co-Write」という手法で作られた曲。今日は今井さんによるアコースティックなオケを交えた弾き語り。3連符の流れるメロディがキレイです。と思ったらあれ?調がコロコロと変わる。難しい進行です。上がったり下がったり。よく歌えるなあ。コードは同じとは言え違う作曲者。後で訊いたら美元さんと今井さんは歌の音域の違いでこうなるとのこと。Youtubeも観ましたがすごい通が好む企画ですね。その場にいたかった。「ディンドンディンドン」とクリスマスに相応しい歌詞が気持ちいい。名曲「アルイテユケル」も弾き語りで。この曲も色々なコードが出てくるので弾き語りも大変なのではと思います。そして最後は「good day」オケとピアノで晴れやか。

<響、さん>10月から3度目の拝見。

「EVER」「Kiss in The Rain」「レインボー」など。この人の曲は壮大で深淵です。ジブリの森の奥から聴こえるような声。声量もすごい。ピアノの腕前がとんでもなく鳴りがすごくて芸術作品のようです。「EVER」は平和を願う曲。「Kiss in The Rain」は韓国の作曲家Yiruma(イルマ)の曲に詞をつけたもの。優しいメロディですね。”瀬戸の花嫁"のような昭和っぽい懐かしさも感じます。「レインボー」はみんな繋がっていれば幸せになれる、ダイナミックな鍵盤が冴えわたる歓喜の歌。MCではお茶目な感じでいいですね。とにかく歌もピアノも素晴らしい。固定ファンがいらっしゃるのも納得です。

<谷口深雪さん>11/2以来2度目の拝見。

谷口さんはあまり曲名をおっしゃらないのですが、歌はすごく熱いものがあります。家族が大好きで、様々な曲にお父さん、お母さんや兄弟のことが出てきます。「泣けーやー歌えーやー」「いつかはみな土に還ってゆく」、旅立ったお父さんの偉大さ「お前らは俺の宝や」というセリフ、関西出身ということもありお父さんに六甲おろしを覚えさせられた想い出、アンコールでは墓参りに行ったお母さんの姿を横目でみて作った曲、いつかはこの中で巡り合おうと。。なんかブログを打ち込んでいて涙があふれそうに。。きっといい家族だったのでしょう。心に沁みました。

玖咲さん・今井さんを始め、それぞれのアーティスト、個々の持ち味が発揮され、価値あるステージでした。上保さん・響、さん・谷口さんもすごくよかった。もう一度このメンバーでやってほしい。終演後の玖咲さん、わざわざピアノまで弾いてコードを教えてくれてありがとう!ジム通いで筋肉痛の今井さんも素敵でした。素晴らしいピアノ弾き語り5人衆でした。

ishidukuri(きり)'s 音楽ブログ【別冊(文字・下書き版)】

【文字版です】★★素敵な音楽を作るミュージシャンをリスペクトしています★★ギター🎸をたしなみ程度★変則転調・M7コード系大好き★2016年からライブ観戦★ブログ投稿★宅録派★まれにオリジナル★MIDI打ち込み★弾き語り等。※通常はアメブロをご覧ください(内容が異なることがあります)

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