11/6中目黒FJ's木下直子さん・高井麻奈由さんツーマン

11/6(土)、中目黒(祐天寺)Cafe & Live spot FJ's「キノシタナオコカケル 木下直子×高井麻奈由編~心はいつもそばにいる~」。木下直子さんと高井麻奈由によるツーマンライブが行われました。


昼間は晴れていましたが若干空気が冷たくなってきた秋深く。コロナ禍も沈静化し人々の賑わいも戻ってきた中、麻奈由さんが北海道から再び、みたび全国ツアーを始めました。以前からコンスタントにツアーで各地を回って全国のファンの心を掴み続けています。今日は大先輩で仲良しの木下直子さんの企画に呼ばれての参戦。自分にとっては直子さん・麻奈由さんの対バンは9/28NOMAD以来の第2ラウンドです。


FJ'sは中目黒南口から駒沢通りの上り坂を10分ほど歩き、道に面したカフェ&バー。付近はお洒落な飲食店やカフェがあったり小粋な街です。坂の下には目黒銀座商店街があって飲み屋が活気を呈し笑い声が絶えません。道行く人々はマスクはしているけど心はマスクを外しています。FJ'sは祐天寺からのほうが近いんですね。自分はナカメからいつも歩いてきます。今日で3回目ですが、前回は2018年8月ですから実に3年ぶり以上となります。最近のブログはどれも「久しぶり」という言葉が連続して見飽きるほど。それだけすべてが止まっていた1年半でしたから。演じる側も観る側も箱側も、どれだけ待ち望んだことでしょう。


FJ'sの中は相変わらずのゴージャスな雰囲気。真ん中にグランドピアノが大きく構え、存在感は際立ちます。奥にはバーカウンター、客席はウッド素材を中心に。ピアノの向こうに見える棚のオブジェが何ともいい雰囲気を出しています。清潔感も満点で、以前からいい箱だなぁと思っていました。


<高井麻奈由さん>

1)夜が明ける

2)ダージリン

3)Free world

4)KESHIN

5)春の足おと

6)もしもあなたが

7)グンナイマイベッド

静まり返った会場のグランドピアノの前に麻奈由さんが思いにふけるかのように鍵盤を静かに鳴らします。「夜が明ける」。FJ'sのグランドピアノはマイク1本は入ってますがほぼ本体から鳴っていそうなダイレクトな澄んだ生音の響き。いいですねぇ。「ダージリン」朝の紅茶から1日が始まる爽やかな曲で続けます。静かな曲から一転、”皆さんこんばんばー!”と麻奈由さんの元気な声とともに曲調はガラッと変わって鍵盤はアップテンポに。「Free world」。既に会場はひとつになり、手拍子が響きます。MCでは今日はツアー1日目。今までも定期的に色んな場所へ回っているけど、1回来るごとに色々変わっていってますねと。そう、一番変わっているのは人の賑わいかと思います。「KESHIN」はまた曲調が変化しマイナー調のPf.とスキップするリズム。バンドをバックに自らの変化(へんげ)を歌います。MCではコロナ禍の1年半、人の心の繋がりの大切さをもう一度噛みしめたと。特にご両親への感謝の気持ちを語るのが印象的でした。そんな家族の温かさを歌った「春の足おと」は自分もとても大好きな曲。聴くたびに胸が熱くなります。最初のフレーズはアカペラで、だんたんと鍵盤をじっくり弾きながら歌います。そしてしっとり系の「もしもあなたが」この曲のサビから終盤への盛り上がりは大好きです。またまた胸を熱くしました。最後は「グンナイマイベッド」。眠い自分を叩き起こすような歌詞は非常に気持ちが伝わります。賑やかに直子さんにバトンタッチします。


<木下直子さん>

1)灯台

2)バクのうた

3)硝子細工

4)リセットボタン

5)狼少女

6)遠い記憶の糸 辿った先に浮かぶのは少女のように笑うあなた

7)Hello , hero

8)雨風と太陽

直子さんは9月のNOMADでパワーあふれる曲を聴けたので今回も期待してしまいます。今日はGt.サポートとして笠間洋平さんが参加します。以前からサポートを拝見していましたが、直子さんとは20年来のお付き合いだそうです。すごい長いですね。9月の時と同じセットは勇ましくフレーフレーと極太のボーカルが際立つ「灯台」、とても速い演奏と詰め込まれた言葉が強烈な「狼少女」、旅立ったお祖母ちゃんへ捧げる歌「遠い記憶の糸 辿った先に浮かぶのは少女のように笑うあなた」、たたみかける快速なリズムで会場を虜にする「Hello , hero」など。心のどこかに必ず爪痕を残すような曲たちです。「硝子細工」は世情を反映したような歌詞で、争いはどこかしこで終わらずに眼を覆うことばかり、それでも見て見ぬふりをして生きるのが上手になていく。こんな要旨。「雨風と太陽」は、未完成の僕らだけど旅は続いてくよ。と、未来へ続くような曲。笠間さんのギターも繊細な音でテクも光っていました。直子さんの声や鍵盤ともピッタリでさすが年季の入り方かなと思います。

<コラボ>

1)rebirth Vo.木下直子、Vo.Pf.高井麻奈由

2)笑うんだ Vo.木下直子、Vo.Pf.高井麻奈由

3)いつか見た夢の続きを Vo.Pf.木下直子、Vo.高井麻奈由 Gt.笠間洋平

4)Rainbow Vo.Pf.木下直子、Vo.高井麻奈由 Gt.笠間洋平

アンコールは麻奈由さんと直子さんのコラボ。最初はPf.に麻奈由さんが入って麻奈由さんの持ち曲を2曲。直子さんが歌うフレーズはさすが直子さん節が入っていいですねぇ。ハモも素敵です。国道36号線(サブロク)を眺めながら夜明けを見つめる。そして朝を迎えて始動、みたいな感じが曲によく現れています。「笑うんだ」今日は例のペンライトを振る機会はないかなと思っていたらコラボでありました。1つになった会場で聴く2人が歌う曲はまた格別です。最後ペンライトを振りながら感慨に更けます。直子さんもこのペンライトに感化され、”私も作ってみようかな” ⇒ ”メーカー教えます”みたいな二人の笑えるやりとりがありました。今度は直子さんの曲に交代。笠間さんも戻ってきました。「いつか見た夢の続きを」は快調なテンポの曲。「Rainbow」は輝かしいメロディが印象的な前向きな曲。ここで麻奈由さんがペンライトを使うタイミングを教えてくれ、最後は会場が1つになってペンライトを振りつつ、曲は終了しました。Rainbowは本当に希望を与えてくれる曲ですね。


終演後、麻奈由さんの物販にてセットリスト付きの写真セットを購入しました。これは前回の9月、直子さんがやっているのを参考に麻奈由さんも始めたそうです。これはファンとしては喜ぶと思います。何にしても麻奈由さんのライブツアー初日の成功お疲れ様でした。直子さんも笠間さんもお疲れ様です。存在感が物凄い演奏と歌でした。帰りがけに笠間さんに声掛けしまたのはギターを弾く指が白くて細くて男性とは思えないキレイさだったこと。初めて言われたそうですが、自分もギターを弾く分、結構指使いとか気にしていたからかな?実はファン仲間も同じことを笠間さんに言っていてなんと偶然な!と思ってしまいました。


直子さんと麻奈由さん、先輩・後輩の仲を超えてこれからも全国各地で素敵な音楽を繰り広げることでしょう。既に12/16に大阪「真心場(まほろば)」でツーマンライブが決まっています。行った先々で会場を1つにする。そんなライブの1つをここ中目黒(祐天寺)で堪能できました。いい街・いい箱・いい音楽。


※見せることはなかったけど13th.ワンマン「ウタゴエ」Tシャツ着てました!











ishidukuri(きり)'s 音楽ブログ【別冊(文字・下書き版)】

【文字版です】★★素敵な音楽を作るミュージシャンをリスペクトしています★★ギター🎸をたしなみ程度★変則転調・M7コード系大好き★2016年からライブ観戦★ブログ投稿★宅録派★まれにオリジナル★MIDI打ち込み★弾き語り等。※通常はアメブロをご覧ください(内容が異なることがあります)

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