11/15大塚LIVE BAR 〇(maru)・高井麻奈由さん・神楽サティさんツーマン

11/15(日)、大塚LIVE BAR 〇(maru)にて、「高井麻奈由 x 神楽サティ ツーマンライブ」。素敵な鍵盤弾き語りシンガーの競演でした。


このライブの情報が解禁されたのは10/25。1か月を切った状態で発表されたツーマンでした。そしてなんとこの日はサティさんの誕生日!ハッピーバースデーのサティさんなのと『北海道から全国を飛び回る歌姫』である麻奈由さんとのレアなツーマンということで告知された後、すぐに申し込みました。おっと日曜日。日曜は出勤で仕事終わりが遅いのがルーチンでしたが、何とか早番で上がることができました(2週連続早番!)。


さて大塚LIVE BAR 〇(maru)は、パーカッション奏者・丸山真弘(maruyaMAX)さんが切り盛りする箱。昨今の時勢で配信設備を整え、ライブ配信は拝見したことがありますが、来訪は初めて。電車じゃない手段で来たことありますが、大塚駅では降りたことがないかもしれない。。大塚駅の下をくぐる都電荒川線が大きなアクセント(結構 路面電車好きです)。maruは北口から徒歩2~3分の繁華街(街の雰囲気は板橋に似てる)の中、北口は再開発中で拡がりを見せつつありますが、maruの周辺は雑居ビルが立ち並びます。


maruはその中のビルの4F。中に入ると速攻で目立つのは真っ赤な壁に包まれたステージと真ん中に描かれた大きな〇。ステージには主役の使う鍵盤Roland  FA-08、客席、カウンターキッチン。外界とは一線を画した音楽が楽しめる空間です。ステージ周辺の数か所に配信用のカメラと正面の壁にはモニターディスプレイが飾られ、配信の状況も逐一確認ができます。


配信アーカイブも結構長期間なようですね。それでしたら公開期間を待たずに発信します。


<神楽サティさん>

サティさんのライブは6月の幡ヶ谷以来。自粛解除が徐々に始まる時期でした。色んな状況あるけど、まずは音楽を楽しみましょう!


1.サーカス

2.Earphone.

3.チョコレート

4.Night Cruising

5.夜明けのピエロ

6.アンダーグラウンドの果てから

7.春風

8.あの街

9.夜行バスにて


開演前から始まる物販の雰囲気から一転スイッチが入ったようにサティさんの鍵盤が力強く鳴り響く。切れ味のあるファルセットとビブラート。サティさんの声の特徴は地声・裏声の境目が難しい。マイナー進行でJazzyにキメた曲調・世の中の不条理を歌うのが持ち味のひとつ。舞台はやはり夜が似合う。今日の曲順は段々と夜が更けて夜が明けて、這い上がると解放されて穏やかになる、という感じでしょうか。

MCではこのツーマンライブ企画の発端は、なんと麻奈由さんからサティさんにオファーがあったとのこと。それが偶然にもサティさんの誕生日ということでした。

ツーマンということで持ち時間も多く、多くの曲が堪能できました。「チョコレート」は久しぶりに聴けました。「Night Cruising」はいつもより少しじっくりとゆったりと夜の散歩。「夜明けのピエロ」はガンガンと力強いピアノに思わずこちらも力が入る。後半に入り、「春風」は自粛期間中に書かれた春の風に舞う恋心と季節の変化を。この辺りからサティさんの曲調は優しい雰囲気に。「あの街」というバラードは結構好きで、住みやすく慣れ親しんだ街を思い出し、郷愁に浸る。 (あー最近実家に帰ってないなぁ。でも帰れないや) なんて気にもなります。 「夜行バスにて」はライブ遠征に行くときの心持ちがよくわかる歌詞。これからその先でどんなことが起こるのか待ち遠しさと不安が入り混じった様子が描かれています。

もう一つMCでは麻奈由さんに対し、音楽に賭けるひたむきさ、音楽を北海道から全国に届ける強い思いが伝わる、と。確かに。この行動力、やり遂げる精神力、人と人を繋げる調和の力。これらを併せ持っていると。


転換中は換気タイム。ステージ後ろのパネルが開いて、向こう側の景色が!(まるで板橋のさる箱みたい。)


<高井麻奈由さん>

麻奈由さんライブは10月に池尻大橋に行っていますが、もう1か月経っているのか!月日が経つのも早い。自粛期間中を考えると会える率(会いたい率)は上がっていて吉。昨年のGRAPESの店外でお会いしたときのハイタッチは素敵な思い出(今日はエアーで)。

1.永遠のおと

2.ナイトゲーム

3.君の翼

4.Jack&roll the music!!

5.rebirth

6.ハローハロー

7.あなただけのスター

8.Free world

アンコール.夜が明ける

「永遠のおと」は静かなバラード。メロディがとても綺麗で、麻奈由さんの説得力がある声がとても似あいます。”た~しかなものな~んて~” というフレーズが好きだなぁ。それにしてもよく通る声。「ナイトゲーム」はガラリと変わってアダルトに。3曲目前のMCで弾いているFM7⇒Em7~の流れで次の曲「君の翼」はわかる。手拍子もノッて、麻奈由さんワールドに誘います。

MCでは、なんと〇maruは初めてとのこと。遠征のスケジュール上たまたま入れたこのライブはとてもラッキーなんでは。しかも前述のように麻奈由さんからサティさんへのオファーそしてサティさんの誕生日ということで奇跡的なスケジューリングだと思います。

ここからは最近作った曲が3つ。「Jack&roll the music!!」は自粛期間中の閉じこもった内心をぶち破るのは自分自身しかいないと。海賊の船長となって、大海原を航海すべく飛び立つ。「rebirth」は地元を走る国道を眼下に風を切って自転車に乗って風を切って。生まれ変わった気持ちでいこう。「ハローハロー」は3拍子のリズムと伸びやかな麻奈由さんのボーカルが素敵。この曲のメロディがめちゃめちゃ好きです。基本的にA調(イ長調)の流れですが、Aメロの冒頭にCの流れが4小節ぐらい入ってAに戻す。それが不自然でなく凄くマッチしている。サビなどは伸びやかに麻奈由さんのボーカルが素晴らしい。最後のサビはAの上、B♭かBか、さっき差し込んだCかと思ったらドラスティックにD♭まで飛び上がりました。通り一遍の上昇をしたら進歩がない、そこからもっともっと上を、ここから翔たこうという気持ちを感じます。続けて密やかに弾き語る「あなただけのスター」。この曲はミュージシャンの内面をつづる部分がサティさんの「アンダーグラウンドの果てから」とテーマが似ていて、音楽活動に込められた気持ちが伝わります。最後「Free world」はrebirthに繋がる前向きに生きていく気持ち。 ”思い描いた未来のビジョンを探す旅なのさ” 。アンコールは「夜が明ける」。じっくりと夜が白んでくる情景を思い浮かべながら。


麻奈由さんの澄んだ笑顔にこちらも心が澄んでくる。そのクリアーな気分を感じることも麻奈由さんライブの1つの醍醐味なのではないでしょうか。もちろん音楽も素敵だし、パワフルだしリズミカルだし。だけれども、音で語れないところも麻奈由さんの武器と言っていいのかなと思います。

そして30歳になったサティさんおめでとうございます。麻奈由さんは30になったら振り切れて怖いものがなるよ、と。自分が30になったときはどんなだったかな?会社で初めて人事異動になって知らない世界に叩き込まれ厳しい日を過ごした記憶しかありません。音楽家も一般人も、今はみんなが厳しい時期。無理しない範囲でお互い励まし合い、リスペクトしあい、繋がり合うことが必要なのでしょう。お二人ともライブ活動が続きますし、行きたいタイミングで行きたいところに行く。行き続けます。


ライブバーmaru。いいライブハウスです。箱の閉店情報にこの界隈の状況も大変ですが、これから何度も足を運びたい場所、何とか乗り切ってほしいと思います。帰りがけ店長の丸山さんにお疲れ様でしたと お声を掛けました。中目黒のFj'sであるミュージシャンのサポートPer.(アクティブ!!)を拝見したこともあるので、今度はmaruyaMAXさんの打楽器サポートも観てみたいです。サティさん・麻奈由さん次お願いします!!

ishidukuri(きり)'s 音楽ブログ【別冊(文字・下書き版)】

【文字版です】★★素敵な音楽を作るミュージシャンをリスペクトしています★★ギター🎸をたしなみ程度★変則転調・M7コード系大好き★2016年からライブ観戦★ブログ投稿★宅録派★まれにオリジナル★MIDI打ち込み★弾き語り等。※通常はアメブロをご覧ください(内容が異なることがあります)

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