5/11・栄ミナミ音楽祭 2019

5/11(土)、名古屋栄地区で毎年恒例の 栄ミナミ音楽祭。今回は初日のライブレポです。

栄ミナミ音楽祭は今回3年連続3回目の来訪。街をあげて音楽三昧に浸ってもらう音楽の祭典です。こういう大イベントがあるのを知ってから、毎回楽しみにしています。それというのも、時期が自分の行動に合っています。普段GWも関係なく仕事が入るため、国民的休日行事と少しずれた時期に開催してくれる。ズレてくれれば多少の土日の休暇は取りやすい。一昨年は土日の両方、昨年は都合により日曜のみ、今年は土曜のみになります。

このイベントの最大のハードルは天候です。一昨年は土曜は小雨、日曜は良く晴れました。昨年の日曜は激しい雨に見舞われ、心折れましたが、その中で新たな出逢いがあり、総じていい経験になりました。今年は一週間前の予報では怪しい感じでしたし、4月にヒザを悪くして長く歩くのが厳しかったため、色々な雨具や折り畳みイスを用意するなど、準備を整えました。その結果荷物が重くて移動が大変だったのは反省点です。ヒザは何とかなりました(コインロッカー使えよ!)。

念じが通じてか、名古屋は雲ひとつない快晴!逆に日焼け対策が必要です。一昨年の日曜もすごい晴れでした。いつも両極端な天気が悩みのタネです。日焼け止めは2回塗りました。名古屋駅に着いて、まず拝まなくてはいけないのは名駅前のナナちゃん。1年ぶりですが、装いは毎度変わっているようですね。夏らしいワンピです。そして栄ミナミのフライヤーをゲット!これは最初にやらなければならないこと。


11:00 サカエチカ・クリスタル広場 美羽希。(みゆき)さん

栄駅を出てみると地下街の交差点のステージが異常に盛り上がっておりました。元気系で人気がありますね!


12:00アスナル金山 小松原沙織さん

名城線で金山駅へ。北側の出口からほど近い屋外ステージ。客席は真上からの直射日光が。時折そよぐ風が気持ちいいのが真夏との違い。真夏のような日差しの下、小松原沙織さんの登場(ステージは屋根があります)。夏生まれで夏が好きだという小松原さんは気持ちよさそうにピアノを弾き、歌います。1)2)は以前、聴いたことのあるカバー曲。原曲をまったく留めない小松原さんの自由闊達なアレンジがすごい。3)からはオリジナル。この曲のユーモアでリアリティのある歌詞、畳みかける鍵盤とノリの良さ、小松原さんの音楽を代表する名曲。ついアドレナリンが上がってしまいます。最後、いつもの「卵はうまく割れない!」のキメポーズもカッコいい!4)これだけ暑ければ 酒がつい飲みたくなります(夜までガマンしますが)。5)はライブでは初めて聴いたかな(いまさら)? 音源とかYouTubeでは知っていた少し前の代表曲。やっと生で聴けました。

1)アンパンマンのマーチ

2)ノー・ノー・ボーイ(スパイダース)

3)卵はうまく割れない

4)酒がうめえ

5)貧乳のブルース

「酒がうめえ」MV https://youtu.be/SLcYrvEOQ1I

「小松原沙織『Boldly+』Album Digest」MV https://youtu.be/jxApZs044mk


栄地区に戻り、急いでオアシス21へ。強烈な日差しに頭がクラクラします。テレビ塔よ、こんにちは。暑いですね! 

12:30 オアシス21・緑の大地ステージ 福永倫子さん

この炎天下の中、ダンサブルなフリと元気な音楽で盛り立てていたのは福永倫子さん。福永さんは初見でした(Ryo Yoshinagaさんワンマンでお見掛けしましたが)。Ryoさんや高井麻奈由さんと仲良しで2人とよく競演をし、ファン層も重なっている福永さんの音楽をぜひ一目観たいと思っていました。途中から後ろで観ていただけでしたけど、間に合ってよかった! その近くの日陰にはRyo Yoshinagaさんと高井麻奈由さんがいらっしゃるではないですか!こんにちは 暑いですね! そのまま別の場所へ。せわしい自分笑。


12:30 大津通電気ビル前 夢奈(せりな)さん

同じ時間帯では間に合いませんでしたが、2月の四谷天窓以来のご対面でした。4月に大阪で1stワンマンを終え、今日のステージも大盛況だったとのこと。夢奈さんファンのかたとも久しぶりに会えました。ギターも新兵器(VG)に変えたところは見られなかったのでTwitterを参考にします。夢奈さん関連最大の有識者も様々なサポートお疲れ様です!


※お昼は昨年同様、矢場とんセントレア店へ。昨年は土砂降りの中、逃げ込むように入った記憶。もう名古屋で矢場とんは外せない。そして熱中症との闘いとなってきた真昼の栄地区を西へ。


14:00 岡谷鋼機ビル「Piano Street WEST SIDE」 時東夕樹さん

岡谷鋼機ビルは一昨年・昨年には会場となっていなかった新しい場所。名前の通り頑丈そうな建物です。栄とは少し離れていますけど、太陽が西に傾き、ちょうどビルが日陰になってくれるではないですか!大変ありがたい。この涼しさに安堵しました。時東さんはたまたまTwitterをフォロバしてくれたので気になっておりました。ロングな黒髪と落ち着いた表情が印象的です。声楽をやってそうな声の出し方、曲自体も落ち着いて聴け、心が癒されました。


14:30 岡谷鋼機ビル「Piano Street WEST SIDE」野坂ひかりさん

野坂ひかりさんはTwitter・FBともリンクして頂いています。なかなかお眼にかかれずにいましたが、栄ミナミのこの場所にいらっしゃるということで内心楽しみにしておりました。「切実系シンガーソングライター」と自らを名乗ります。セットリストはご本人の投稿から引用:/twitter.com/nosakahikari/status/1127147570633920512

「観覧車の天辺で」「夏の夜の幻想曲(ファンタジア)」「それが幸せ」「眠らない夜を越えて」 最初の2曲は 夜の遊園地を連想させるイルミネーション、ファンタジー感がある曲、「それが幸せ」は野坂さんを代表する名刺代わりの曲。 ”結婚して子供産んで幸せになります 笑顔の絶えない家庭を作ります そう言えば新しいノートPC買っちゃたから節約しなくちゃ 平凡な普通の人生 頑張ったってどうしようもないこともある 普通の人生だけれども自分にとっては特別の人生 自分で歩こう生きて行こう” こんな歌詞でしたでしょうか。自らの気持ちを細かい描写でまさに「切実に」語るように歌う等身大の自分を表現しておりました。


15:00 岡谷鋼機ビル「Piano Street WEST SIDE」Ryo Yoshinagaさん

さあ、この直射日光から脱却してとても気持ちがいいこのステージにRyo Yoshinagaさんが現れました。Key.は疾風迅雷「ハナブーさん」ことハナブサユウキさん。始まろうとするや否や、名古屋在住のRyoさんファンの皆さんがガガガッと前に!そう、都内のほか名古屋をライブ拠点とするRyoさんは名古屋にも熱烈なファンが多い。そして名古屋でのライブは今年1月以来なのでファンの皆さんにとっては久しぶりのRyoさんの生歌を聴けるまたとない機会です。カブリ付きの皆さんを優先しつつ熱量だけは名古屋の皆さんに負けずに、自分は真正面で立って観ておりました。

1)mine

2)Unelma

3)星になる

4)Melt

1)mine POPで弾むようなリズム感のある曲から。歌詞は自分の内面を掘り進め、最終的には自分の信念が大事という内容で本来はじっくり聴いてくようなものなのでしょうが、軽快に仕上げて聴きやすくしております。この意味を知るには難しい部分もありますが、洋楽の造詣に裏打ちされたお洒落感やあまり暗すぎないようにしているという配慮があるかと勝手に思います。2)Unelma Ryoさんの長年持っているテーマ「夢」。フィンランド語でUnelma。Ryoさんの人生(過去~未来)を凝縮させたような拡がりのある曲。文字通り夢があって前向き。「言葉を届けたい」とご本人仰っている通り、歌詞の言葉の力が強い。自分も大好きな曲です(全部好きなんですけども)。一緒になって口パクしてしまうのは自分の悪い癖なのですが、いつものようにシンクロしています。3)星になる 2)と同様、ライブでは常々歌われてきた曲がついに先月CD「Loistaa」となって音源化された、待ってましたの曲。Ryoさんの歌唱力がストレートに発揮される「星になぁーってー」の部分、Ryoさんの天を仰ぐような表情で声を張り上げる姿は全員の心を打ち抜いてるでしょう。これらRyoさんの曲はmaj7thコード主体の曲で、そこが大変自分も気に入っている点です。4)Melt 最後はM7thは少なめですが、Ryoさん持ち味の歌・ハナブーさんの鍵盤の圧倒的武力に心奪われてしまう曲。パンチがありかつ鋭利なRyoさんの突出した歌声が会場を突き抜けます。ハナブーさんの鍵盤もそれに呼応。譜面台がなくて地面に楽譜を置いて一生懸命弾く姿に胸打たれました。


15:30 岡谷鋼機ビル「Piano Street WEST SIDE」 高井麻奈由さん

Ryoさんに引き続き、このステージでは高井麻奈由さんの登場。まさかの同じ場所・時間帯は主催側の配慮なのでしょうか。願ってもない連続ステージは自分はもちろん、名古屋のRyo・高井ファンのハートを打ち抜いてくれます。

1)Free world

2)君の翼

3)あなただけのスター

4)グッナイマイベッド

初夏の風に吹かれるように、ハスキーで色気ある高井さんの音楽が流れます。その中で高井さんの音楽は堂々と腰が座った部分もあり、安定感がある鍵盤・歌いまわし。1)Free world ”恐れを捨てて駆け出すのさ It's gonna be alright 信じる夢 信じる未来信じられる声を追って~” 強引にでも切り開いていかないと前に進めないよ、と諭してくれます。2)君の翼 リズミカルでスピーディーに進むメロディの中に内なる秘めた力のある言葉を持つ高井さんらしい曲 ”大きくなくたっていいその一歩で 強くなれるさ 君のつばーさー” と伸びのある声。さりげないけど強い歌。これが高井さんの持ち味。3)あななだけのスター 誰もが最初に高井さんの歌を聴いたとき、心に刻まれる曲。背伸びでなはく、かと言って停滞でもない。自分自身が前に進むために出来ること。1つの営業、1つの苦行。現実目線でコツコツやろう、それが着実。というメッセージに取れます。 ”世界の大スターになりたい訳じゃない” と歌っていますが、先のことはわかりません。みなそれを夢見ています。 4)グッナイマイベッド 大好きな寝床。いつまでも出たくない寝床。そういう休みたい気持ちと寝床からサヨナラする悲しさをかばうように元気のあるメロディで歌ってくれます。他のアーティストにもお布団を愛する歌とか、自分の知人で ”起きるなんて狂ってる~朝は逃げやしないさ~逃げてしまえばシメたもの~”という歌を思い出しました。こういう気持ちって結構曲になるものですね笑。でも高井さんは全国各地をライブで転戦し、さぞ自分の寝床で寝たいところでしょう。たまにはゆっくり休んでくださいね。身体が資本の商売ですから。


高井さんの後は色々観たかったのですけど、前述のとおり荷物のため体力的に限界でした。いったん宿にチェックインして、体制整えて夜の部に臨みます。


※次のブログに続く





ishidukuri(きり)'s 音楽ブログ【別冊(文字・下書き版)】

【文字版です】★★素敵な音楽を作るミュージシャンをリスペクトしています★★ギター🎸をたしなみ程度★変則転調・M7コード系大好き★2016年からライブ観戦★ブログ投稿★宅録派★まれにオリジナル★MIDI打ち込み★弾き語り等。※通常はアメブロをご覧ください(内容が異なることがあります)

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