2/10(日)、東新宿 真昼の月 夜の太陽『今井里歩バースデーワンマン~MISOJI party~』。今井里歩さんによるバースデーレコ発のバンドワンマンライブでした。
今井さんは2/7に誕生日を迎えられ、今日がバースデーライブです。年齢は30歳なのでMISOJI party。これを節目とし、今後の音楽活動の飛躍を誓った決意表明みたいなライブとなりました。音楽を通じて今井さんの持つあらゆる手を尽くした仕掛けが用意され、飽きさせないプログラムでした。
今日はレコ発が急遽1週間ほど前に情報が発信され、「WE STILL GO/春を待つあなたを」が両A面で発売されました。開演前の物販ではスタッフとして加茂さん門下生の厳達さんが切り盛りしていました。FBでよくタグ付けされたり、今井さんバンドライブでよくお見掛けするので『厳達さんですよね?』とちょっとお声掛け。
真昼のステージには所狭しと楽器やマイクが並びます。サポートメンバーは いつも今井さん(Vo.Pf1.Ag1.Looper)をバックで支える加茂フミヨシさん(Eg1.Ag2.Pf2.)・豊川雄也さん(Eg2.Uk.)・河野友弥さん(Ba.)・北川浩一郎さん(Dr.)に、今日はCho.サポートとして田中利江さん・吉松恵菜さん・松島綾さんが参加されました。
<第一部> ※Cho.参加人数は省略(曲により変動)。※各パートは推定。以下同じ
1)イントロA (Vo.Looper)⇒(Vo.Looper Pf1.Eg1.Eg2.Dr.Ba.Cho)
2)shine again (Vo.Pf1.Eg1.Eg2.Ba.Dr.Cho)
3)新しいキセツ-ミチ-(Vo.Pf1.Eg1.Eg2.Ba.Dr.)
4)アルイテユケル(Vo.Pf1.Eg1.Eg2.Ba.Dr.)
5)シャララFM(Vo.Pf1.Eg1.Eg2.Ba.Dr.)
6)アルミカン・ドリーム(Vo.Pf1.Eg1.Eg2.Ba.Dr.Cho)
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【高校時代のバンド仲間とのコラボ演奏】メンバー:バンド時代の仲間(名前伏せ):①Vo. ②Ba. ③今井里歩(Ag1.) ④北川浩一郎(Dr.) ⑤厳達(Eg3.)
7)バンザイ(ウルフルズcover)
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8)きみがうまれた日(Vo.Pf1.)
「イントロA」白いドレスで登場した今井さん最初の曲は1人センターにひっそりと登場。マイクスタンドの中腹にあるLooperを用い、中音のAhの声。LooperのONOFFを切り替えながら高音、低音を重ね録り。スキャットなどを入れつつ1つのループが出来上がるうちにバンドメンバーが徐々に入ってきて ”始まる あなたと始まる ここから”とバンド演奏がスタート。曲名は特になく、A(アー)=ラを基調とした始まりの曲ということで「イントロA」と名付けたそうです。ここからワンマンライブの幕開け。「shine again」そのまま勢いに乗りアップテンポでバンド演奏がぴったりのナンバー。手拍子は自然に曲の抑揚に合わせてピッタリ。コーラスも見事にハマって流石ワンマン仕様の仕上がりに。「新しいキセツ-ミチ-」季節の移り変わりをふわりと歌ったゆったり幸せな曲。今日は前日の雪の影響で寒かったけど暖かい日も少しずつ入ってきて正に移り変わりを感じます。「アルイテユケル」いつも終盤で歌われる取って置きのバラード。バンドバージョンは後半盛り上がってとても感動的。この曲を序盤に持ってきたということはこの後もっと凄い曲が待っているのか。。ここでMC。 ”このあと10年、アラサーと見られることが目標です” これは大丈夫です。「シャララFM」この曲はバンドライブでしか演奏しないので2~3年ぶりとのこと。確かに自分は生では聴いたことがありません。音源はシンセリードが華やかな夏色POPで、昔懐かしいアイドル曲のような軽快なリズムはカーステとかで聴くと爽快で気持ちがよく、とても大好きな曲です。加茂さんのギターカッティングが心地よく、豊川さんのリフもお洒落。この曲も手拍子でノリました。以前今井さんに ”シャララFM” はとってもいい曲です” と言ったことがあり、それを覚えている訳は絶対ないでしょうが、それで今回のセトリに入れてくれたと、勝手にオレ得と思っています(思うのは自由笑)「アルミカン・ドリーム」 ”大きな夢のことをアメリカン・ドリームと言いますが、大きくなくてもアルミ缶を積み上げるように小さな努力を重ねることでいずれ大きな夢に繋がる、ということをイメージして作った曲で、前途を願う前向きなPOP曲。これもサポートが入る時でしか聴けない曲。河野さんのスラップが勢いよく決まり、Cho.隊が曲を彩って、ワンマンの特別色を彩っていました。
ここで今井さん、高校時代はピアノではなくバンドでサイドGt.とバックコーラスをやっていたという現在では考えらえない経歴をお持ちで、今日のワンマンでは当時のバンド仲間を特別ゲストでお呼びしました。音楽活動歴は高校からなので15年とのこと。それからのお付き合いであるVo.とBa.を担当したお二人が登場。デニムの服がトレードマークだったのでしょう。今井さんもデニムのジャケットを羽織りました。こういうテーストのバンドだったのですね!サポートはDr.北川さんに厳達さんをEg.に加え、ウルフルズの「バンザイ」。 ”君に会えてよかった このままずっと ずっと 死ぬまでハッピー” 久しぶりの一緒の演奏となったのでしょう。歌詞も場面にぴったりです。
「きみがうまれた日」第一部最後は弾き語りで柔らかと。友人に子供が産まれたとき、贈る歌として作られた曲。親の身になり、子供の身になり、幸せに包まれて生まれ育つ、そんな願いを込めて歌う。 ”Happy birthday おめでとう~”。
<第二部>
9)ありがとう(Vo.)
10)sing a song~あなたへ~(Vo.Cho.)
11)おやすみ(Vo.Pf1.)
12)春を待つあなたを(Vo.Ag1.Eg1)
アコースティックなステージです。「ありがとう」第二部の最初は黒い上衣に身を包んだ今井さんの独唱。普段は弾き語りですが、今回はピアノに縛られないゆっくり時間が流れるような歌い方。澄んだ声が余計に胸に響きます。「sing a song~あなたへ~」アカペラ繋がりでやりたいこととして、ボーカル講師仲間の田中利江さん・吉松恵菜さん・松島綾さんをステージに呼び、オリジナルを合唱アレンジで。みんな講師だから当然凄いハーモニーです。アレンジも上の声部から下まで色々が折り重なり入れ替わり。”Everything,song for you” といった音源にもないバックコーラスも素晴らしい。圧巻の3重声と今井さんのメインボーカルでした。今井さんが『この曲は初めて自分で作った曲なんです』と紹介していたら先生がたが えぇっとびっくりしていました。それだけ完成度が高い曲だったからでしょう。実は4人で合わせたのは今日が初めてとのことでした。これにはこっちがびっくり。「おやすみ」は弾き語りで。いつものライブでは時間の関係から短縮バージョンがほとんどでしたが、今日はワンマンということでやりたい曲をやりたい時間だけできます。「春を待つあなたを」今回発売の音源収録曲。今井さんはアコギを抱えイスに座り、横に加茂さんがEg.でサポート。 ”人生には突然 苦しい瞬間が降ってきて ~ 誰もが知らない痛みを生きている~春を待つあなたをわたし待っている” 切ない苦悩の歌(ギターで作曲したのは初めてだそう)。今井さんにはこれほどまでに露骨な感情を出した曲はなかったかも。よほど苦しく悲しいことがあったのかと。 ”泣き出したいよ 本当は怖いよね なんで なんで どうして” というところでシャウト。今井さんのシャウトに目頭が熱くなりました。そんな苦しい時でも春を待っています、どうかこのまま暖かい春が訪れますように。この曲はギターが合います。
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【プレゼントタイム】バンドメンバーが再登場。
今井さんワンマンでの恒例、プレゼントタイムは、入場者に配られた今井さんからのお菓子の裏にある直筆の番号による抽選でした。最近 こういうノベルティ菓子人気ですね!以前は別のアーティストのライブでブラックサンダーを貰った記憶が。バンドメンバーがそれぞれくじ引きで当選番号を発表。自分はお約束のハズレでした。。
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13)小鳥のメロディ~Happy Birthday to You(Vo.Eg1.Uk.Ba.Dr.Cho.&Shaker)
14)小鳥のメロディ(Vo.Eg1.Uk.Ba.Dr.Cho.)
15)good day(Vo.Pf1.Eg1.Eg2.Ba.Dr.Cho)
16)I'll meet you(Vo.Pf1.Eg1.Eg2.Ba.Dr.Cho)
17)WE STILL GO(Vo.Pf1.Eg1.Eg2.Ba.Dr.)
さあ、終盤に向かいます。豊川さんウクレレを抱えて演奏するのは?今井さん『ここで皆さんも歌う練習をしましょう Pa・Pa・Pa ・・・La・ Pa・Pa・Pa・・・Pa La La La』ボサノバタッチで軽やかに歌う「小鳥のメロディ」。この曲もバンドやギターサポートが入ったときに歌われる、お客さん参加型の曲。前半演奏しているうちに、河野さんや加茂さんなど非常に演奏に不穏な空気が流れてきて。。なんだこの演奏?と言っているとCho.から『Happy Birthday to You~』と歌が流れてきてメンバーの演奏も誕生祝いの曲に変化。今井さんビックリ!!!そして客席の後ろ、自分が座っていた席の背中から真昼のオーナーさんがケーキ(実際はサンドイッチケーキ)を持ってきてくれました。そこで自分もやっと気づいて曲の異変とマッチした!みんなで今井さんの誕生日を祝い、大合唱。誕生日おめでとうございます!
ケーキのロウソクを吹き消し、『本当に演奏がおかしくなったと思った。実はしょっぱいものが大好きなんです!』と今井さん。加茂さんがメンバーの皆さんにひっそりと連絡を取り合っていたのと、ケーキを頼んだ人が今井さんの好みを把握した上でサンドイッチにしたこと。今井さんのために色々な動きが秘密裏に行われていた、こんなサプライズを今井さんを暖かく包みました。そして改めて仕切り直しの「小鳥のメロディ」さっき練習したPa・Pa・Pa ・・も大合唱。「good day」『今日はめちゃめちゃいい日だー!いつもは悪い日でもいいことが1つぐらいあるよね、なんて思いながら歌っているけど。1日でも多くのgood dayになりますように』素晴らしいバースデーライブを迎え、今井さんにとっても本当にgood dayとなりました。バンド演奏にCho.も綺麗にビチッとはまって素晴らしい。「I'll meet you」いつもは弾き語りあるいはギターサポートをつけて歌っていますが、バンドで演奏するのは初めて。確かにバンドでやるとシンコペのリズム、Eg.のソロやリフもバンバン効いてます。カッコよく仕上がっていました。この曲は音源化されていませんが、Youtubeで映像が公開されたので歌詞を耳コピしたばかりなので感情が思わず入り込んでしまいます。一緒になって口パクで歌いました。 ”I'll find you I'll find you この広すぎる世界でも分かち合えること 捨てたくない 例え笑われても 移りゆくもの いつかは忘れられても 忘れられても ”。「WE STILL GO」ついに最後の曲となりました。今日レコ発のもう1つの曲。さきの「春を待つあなたを」と対になっているような(この対の関係はアルバム”ミチ-sunlight to moonlight-"のような雰囲気が。)。それとも辛く悲しい場面からの浮上を願い自分を鼓舞するための曲とも言えるでしょう。『年齢を節目に内側からも外側からも大人でありたい。しかし大人になっても夢は持ち、みんなと分かち合いながら生きて行きたい。まだまだ行きたい!」と。そうですこれは単なる通過点、今井さんの序章はまだ終わらない。永遠の上り調子・飛躍。これからも素敵な音楽を届け続けて行くでしょう。 ”WE STILL GO 向かっていけ もういいよ逃げるフリは WE STILL GO 新しく歩き出す 準備はもう出来てるだろう 転がって痛くても 笑えればそれでいい”。
<アンコール>
En.頑張れOle!(Vo.Ag1.Pf2.Uk.Ba.Dr.Cho.)
アンコールは、いつもバンドライブでやる曲で、まだやっていないあの曲です。カントリーウェスタンの基調でみんなで駆けて行こう!と元気がもらえる曲。 ”頑張れOle【Ole!!!!】心躍れOle 頑張れOle【Ole!!!!】”の【】の部分はお客さんとの大合唱。そのうちお客さんだけで【Ole!!!!】と歌い、会場全体が盛り上がります。自分は音源と同様全部歌ってました。この曲が大好き過ぎてでしょうがない。豊川さんの超速ウクレレも聴きたかったし感無量です。
終演です。凄いライブでした。今井さんがやりたくてしょうがなかったものをここで全部やり切った感じがします。アカペラ・ルーパー・コーラス・鍵盤弾き語り・ギター弾き語り・バンド・そして客席一体となっての大合唱。多様な形態での演奏は今井さんだからこそ成せる技。加茂さん率いるサポートの皆さん、厳達さんや同窓生の皆さんも総動員で今井さんのバースデーライブを成功させようと懸命の姿勢が感じられました。そしてお客さんもサポートメンバーのうち。みんな暖かい。ここにいた全員が本当に1つになって今日のライブが完成したと思います。皆さんお疲れ様でした!!WE STILL GOですね!
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