12/25(火)、代官山NOMAD「聖なる歌姫」。長島由莉さん・ELLEYさん・興津のぶ代さん・今井里歩さんの4組の出演。3組目の興津さんのステージからの観戦となりました。
今日は仕事上、業務支援のような形で会社の物流センターで1日作業を延々とこなしておりました。作業なので仕事は普段着。単純なんですが大事な作業です。場所は埼玉県所沢市。終了時刻は20時頃とされていたので、まったく間に合わないと思っておりましたが、ことのほか作業が捗り、19時に解散。というわけで急いで渋谷駅まで。
渋谷駅からNOMADまでの道のりは再開発地域となり、周辺の雑居ビルは軒並み閉鎖。少し前までは飲食店等が賑やかでしたが今はひっそりと。その間を突っ切って会場へ。NOMADは昨年の10月以来。あの頃は新生NOMADとしてスタートを切って間もなく。今までのNOMADの雰囲気を残しつつでした。1年以上ぶりに来たNOMADは内装が白色基調になり、ステージ背後の「NOMAD」の大きなサインはなくなっておりました。イスやテーブルも木を使用したものに変わり、以前よりオシャレな雰囲気になりました。SSWとして活躍されているUtaco.さんが企画・製作スタッフとして参画されるようになったからでしょう。Utaco.さんとは面識はありませんが、”あのひとかな・・”と思いつつ中へ。
<興津のぶ代さん>
着いたときには既に3組目の途中から。歌っているひとの名前がわからず色々調べる前に結構いい声だなぁと思いしばらく聴き入っておりました。オケをバックに歌います。カバー曲以外のオリジナルはバラードが中心。声もクリアなトーンで聴いてて気持ちがいい。名前を調べたら興津のぶ代さんでした。このひとは初見ですがFFでしたので名前は存じ上げています。以前は名字を付けないで名前だけでしたが、名字を付けるようにした投稿を覚えています。曲目はいくつかのカバーのほか、オリジナル曲は「DEAR」。”大きな愛に甘えていた 今日は優しいこの愛に寄りかからずそっと私にその手を引かせて 笑顔のお母さん 頑固なお父さん これからもずっと愛しているよ”両親に思いを寄せた歌。「私」。”あの頃描いてい夢 衝動的でなく今は本当の私を知りたい~私の夢、私の歌詰め込んで旅に出よう 私である限り”。と私というアイデンティティーをブレずに大事にしてこれからも人生の道を進んでいこうという前向きな曲。「I'll be there」。”星の見えないくらいの空 あなたの近く ここにいる 例えて敵ばかりでもあなたの味方になる あなたの帰る場所はここにあるから” 思いを寄せるひとへのまっすぐな愛の曲。歌う姿勢の実直さに気づいて、途中から聞き書きメモを取り出してバババッと書きました。NOMADでライブをすることが多いそうで、終演後の物販で購入した音源は作詞が興津さんにUtaco.さんが参加されています。NOMADのバックアップを受け、今後とも音楽頑張ってほしいものです。
<今井里歩さん>
トリの今井さん。NOMADはなかなか都合つかず今年初めての拝見でした。もっと辿ると2017/7/28以来ということで1年半ぶり。新生NOMADになってからは初めての来訪です。今日はクリスマススペシャルということでサポートはEg.を駆る加茂フミヨシさん。二人ともサンタ帽を被っての登場です。持ち時間40分ということで内容盛りだくさんでした。
①アルミカン・ドリーム
②Song for you~聖なる夜に~
③小鳥のメロディ
④クリスマスカバーメドレー
(きよしこの夜~We Wish a Merry Cristmas~Last Cristmas~恋人たちのクリスマス)
⑤アルイテユケル
⑥good day
En,ありがとう
①「アルミカン・ドリーム」冒頭 "ア~ルミカン・ドリ~ム”と軽快な今井さんの声。普段の弾き語り形態では滅多にやらない曲に ”おおっ!”と心の中で気持ちが沸き立ちました。加茂さんのギターでビート感が増します。自然と客席からクラップが出て後押し。②「Song for you~聖なる夜に~」2年前に美元智衣さんとCo-writeという形式で共同制作したクリスマスならではの曲を今日は今井さんが両方のパートを受け持ちます。加茂さんが指定したコード進行を美元さんと今井さんがそれぞれ別々にメロディと歌詞をつけて最後に合体させたもの。これを招待したお客さんの目の前で制作~披露するという企画で生まれた曲。自分はその企画には行ってませんがYoutubeで様子がわかります。お互いの声域に合わせるようにコードが振られているのでパートチェンジするたびに調が変化する難しい曲。今井さん・加茂さんのペアだからこそ歌えるこの曲は取って置きの1つでした。のちのshine againもそうですが、おふたりとも転調が好きなのだと思います。③「小鳥のメロディ」ボサノバの心地よいギターがぴったりの曲。中間のスキャット”pa-papa, pa-pa-pa-pa-pa, la--papa..."と歌うところはお客さんと一緒に歌いましょうということで、歌の前にみんなで練習を。演奏は加茂さんに任せ、今井さんはシェイカーを振りながら軽やかに。この曲は今井さんのステージを初めて拝見した2016/6/23のセットにも入っていました。この中間の部分をみんなで歌った覚えがあります。場所はここNOMAD。2年半の時を経てこうして今井さんのステージを観ているということ、感慨深いものがあります。あの時貰ったフライヤー(白黒コピー)は今でも持っています。そう言えば第1のきっかけは当時で第2のきっかけはShowroomでした。④「クリスマスカバーメドレー」今日は取って置きが目白押しです。”12/25が本当のクリスマスですからね。12/24はイブですよ” と今井さん。そうだ今日こそクリスマスだ!聖なる夜を味わう日。最初は誰でも歌える 「きよしこの夜」から。日本語と英語を交えるので日本語のほうはみんなで歌いましょう、と。”ほーしーはひーかりー、はい!”と歌詞を先に伝えながら歌うこの光景はもしかして、今井先生による音楽教室さながらではないか!?体験入学できたのは貴重な機会でした。今井さんはこちらが歌っている間、綺麗な上ハモを披露(1オクターブ上の3度下って感じ=5度上ということでしょうか)。そして終わるや否や、二人の演奏がガラッと変化、3拍子で歌うクリスマスの名曲「We Wish a Merry Cristmas」。”We wish you a Merry Christmas,We wish you a Merry Christmas,We wish you a Merry Christmas,And a Happy New Year.” クリスマスの次はお正月、と言わんばかりの幸せ一杯の曲。次は以前この時期、必ず街に流れていたWham!の「Last Cristmas」。最近は違う曲が流れるので妙に懐かしくなる。そしてマライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」。こちらは今でもよく聴かれますが、リリースは結構前(1994年)です。そんなに前、という感じがしない元気なクリスマスソングがメドレーの最後でした。しかし改めて思うのは、今井さんめちゃくちゃ歌上手い!音が正しい!楽しそう!当たり前のことですけど、率直にそう感じました。⑤「アルイテユケル」メドレーの後はしみじみと聴ける壮大なバラード。Eg.加茂さんとの合わせもバッチリ決まっていてすごく良かった。⑥「good day」今日は最後にここに来れてgood dayでした。今井さんの声質は聴いている人を幸せにする まろやかさがあると思います。お客さんとの共存共栄=照らし照らされを願い、音楽を通じて人と人との心が通じ合う、そんなメッセージが込められた歌詞とそれを表現する声の質。これが今井さんの音楽だと思います。
<アンコール>
En.「ありがとう」いつも弾き語りでは最後に歌ってくれる曲。今日は加茂さんのギターリフが入ります。この曲でサポートが入るのは なかなかないんでは?音源でもPf.のみです。この曲をはじめ「アルイテユケル」など、今井さんの曲の旋律に見られるホーリーなテーストはこの日、聖なる夜には更に心に沁みます。
今日の物販席(NOMADの物販スペースは最高です)では、物販購入者または予約者には今井さんからXmasプレゼントが配られました。取って置きの曲がいくつも聴けたこと、誠にラッキーでした。連日働き続けた最後に、今井さんからの素敵な音楽のクリスマスプレゼントが頂けて最後にハッピークリスマスを迎えられました。
<今井里歩さん ライブ予定>
12/29(土)水道橋Words大忘年会 後祭-atomatsuri- (18:50~19:05)
2019/1/8(火)吉祥寺スターパインズカフェ(20:30)
1/24(木)銀座Miiya Cafe
2/2(土)GRAPES北参道
2/10(日) 真昼の月夜の太 陽 バースデーバンドワンマンライブ
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