10/2(火)、東新宿真昼の月 夜の太陽「玖咲舞プレゼンツ 終末☆大☆感謝祭」。玖咲舞さん自主企画。スペシャルO.A.・しずくだうみさん・ぱなえさん・unconditional loveさん・玖咲舞さんの出演でした。
玖咲舞さんにとっては2018年を締めくくるライブとなり、記念すべきステージでした。対バンとして出演したアーティストさんも取って置きの素晴らしい演奏を繰り広げました。真昼の客席は早々に満員、大いに盛り上がりました。
開場間もなく、受付付近にいた まいたそが話しかけてくれてとても嬉しかった! ま「これからみんな来るのかな?」⇒ キ「みんな色々放り出して駆けつけますよ!」そんな何気ない会話にも、今日のライブ、気合いが入っているのがヒシヒシと伝わります。
<スペシャルO.A.>
今日のスペシャルO.A.は、なんと玖咲舞さんご自身!弾き語りでのステージ。冒頭のジャニス・イアンのカバーからの オリジナル曲の弾き語りのセット、歌に登場する人物と自分自身の微妙な距離感を物語るような。最後はインストゥルメンタルで小品の飾り付け。セットを調べてくれた人によると、冒頭のカバーの一部だったそう。それにしても、前回9/15のライブは自分の体調不良により満足に聴き入ることができなかったので、ブランクの後のまいたその歌唱力を再認識しました。
《恋は盲目〜》Vo.Pf.玖咲舞
①Love is blind (Janis Ian /cover)
②寄生虫X
③あの子
④アンドロメダ
⑤Love is blind / Intro
<しずくだうみさん> Vo.しずくだうみ Pf.マツモトシオリ
①水色 ②真夜中ガール ③冷たい雨 ④海に還ろう(名前のないぼくら/cover)⑤忘れる ⑥白い朝 ⑦夜の海の夢
しずくだうみさんは、 まいたそとは板橋ファイトでアンコンさんとともに対バンしているはずですが、そのライブには行けませんでした。Twitterの投稿の内容が深過ぎて以前から気になっておりました。今日のライブの出演者として招かれたということの意味を理解したい。普段は鍵盤弾き語りもやるそうですが今日はマツモトシオリさんのPf.サポートを受けハンドマイクで。低めのトーンでまっすぐな歌いかた、震えるほどのビブラート、強弱にメリハリがあって地を這うところからの時折の高音。声域が広そうです。TwitterのプロフではQueen of darkness popとある通り闇系の曲がメイン。「忘れる」は 時間とともに人はいろんなことを忘れてくよね、この人会ったことあるけど 名前なんだっけな 悲しいことも消えてくれたら みたいな誰にでもあることを素直に。「白い朝」は東京に住んでいる孤独感。「冷たい雨」はライブでしかやらない曲。ふとした気持ちを切り取って曲にしていく。そんな中、「真夜中ガール」はRAP調の歌詞が軽快でビートが効いたいい感じのポップな曲。物販席での初対面では リアクションがあれ?って感じでこっちもギクシャクして申し訳ない。握手では自分の手の小ささに感づいてくれて。確かに手は小さいです。親近感がある対応、感謝です。
<ぱなえさん> Vo.Ag. ぱなえ Pf.伊藤詩織 Per.新田浩平 Eg.田中圭一郎(真昼店長)
①しゃこ ②そらとんで。 ③ぜんぶ ④おむ ⑤そうだね ⑥もらとりあるさまーがーる
ぱなえさんは 前回は まいたそと企画した四谷天窓・四谷天窓.comfortのサーキットイベントでお見かけして以来。演奏は昨年5月の祖師ケ谷エクレルシ(あの時はイスの上正座して弾いてました)が最後で、大変久しぶりでした(あの時のまいたそは「メメント」の初披露の日でしたね)。今日の ぱなえさんはアコースティックなバンド編成で。しおたそさん、新田浩平さんにEg.として 真昼の田中店長も参戦!田中店長の演奏は2回目です。ぱなえさんの奏でる爽やかなサウンドは 清涼剤のように会場に染み通りました。「しゃこ」は以前も聴きました。サビでのガラッとした転調と戻した方が印象的。エクレルシの時からなんでタイトルが「しゃこ」なのかわからない。「コーヒーポット」ではカズーを吹きながら。しおたそさんも曲のいいタイミングで宅ベルを鳴らしてくれて心地いい。MCでは まいたそのツイートでの文才を高く評価(同じく!)。よく140字以内に凝縮できるなと。ぱなえさん自身、今まで ひらがなツイートを信条としていて変えようかな!と、言ってまさたが流石に続けますと。「もらとりあむさまーわーるど」でハツラツに生きてこう!と前進前進。スカッとした。
<unconditional loveさん> Vo.unconditional love Ag.児玉陵 Pf.岡島沙予
①箒星 ②Ignition ③最後だと知っていたら ④青空 ⑤夜の語り
アンコンさんは5月のふわライブ以来。少し間が開いてしまいました。この人の放つオーラは感じる価値があるアーティストです。自らも素敵な曲を繰り出すかたわら、様々なアーティストのワンマンの観覧に訪れたり、他の人のライブを頻繁に訪れ力を貰っているようです。昨年、某アーティストのワンマンで観覧していたアンコンさんをお見かけしました。また今日のMCでも某アーティストなワンマンを観に行ってエネルギーを貰って来たと。その両方のワンマンに自分もいたことを考えると同じ時間を共有できたという一体感を勝手に感じてしまいます。アンコンさんの歌のレベルの高さは誰もが認めるところ敢えては言いますと、音楽を届けてみんなに元気になってもらおうということは人一倍努力されていると感じます。アンコンさんは人前で楽器を弾かない分、マイクを持たないほうの手先を自分はよく注目します。指先まで綺麗にそろえた指先と手振り。アンコンさんの視線の先にはいつも手先があります。この手が楽器代わりで、曲に花を添えています。きっとそういう部分も細かく練習してきたのだろうなと思います。バラードを中心とした卓越した歌唱力と説得力、アンコンさんの音楽には誰もがみな酔いしれます。素敵としか言いようがない。
<玖咲舞さん>Vo.Pf.玖咲舞 Eg.加部輝 Dr.尾田遼平 Ba. 植松慎之介
⑥鍵穴
⑦メメント
⑧アタシがもしも明日死んだのなら
⑨ワールズエンド
⑩超新星★
さあ、トリは主役・玖咲舞さんによるフルバンド演奏による終末ステージです。今日のサポートは以前から まいたそを支えた植松慎之介さん、尾田遼平さんに加え、Eg.は加部輝さん。加部さんはミッキー吉野さんのサポート(すご!)をしているようで、ギタープレイ大いに期待です。お父さんはフラメンコ・ギタリストの加部洋さんで、一緒にセッションしている映像をYoutubeで拝見し、そのギターテクに驚きました。
⑥「鍵穴」。鍵盤から始まり2コーラス目からバンドの爆音がバーンと響く。ブチかましてくれます!⑦「メメント」は先ほどぱなえさんとの対バンで初披露した頃が懐かしい。あれからは大幅にバージョンアップしてアルバムの主題となるような曲になりました。歌詞はほとんど頭に入っているので、バンドと一緒に(口パクで)歌ったりしてすっかり まいたそ 一座の一員として入り込んでいました。 まいたそもこのノリノリ感に楽しそうに笑みを浮かべてました。⑧ここでバンドでしかやらない、バンドだから敢えてやる風に待ってましたとばかりの曲。⑨3連符のコード進行が印象的なバンド向けの独特なコード進行の曲。昨年12月のワンマン以来の披露。歌詞は本人のブログに掲載されています。
”二年半暮らしたこの部屋も歌舞伎町の安ホテルも露出狂で厚化粧のあの女も無に帰する 天国は無い” ”最期の瞬間はアナタと繋がっていたいワ・・・『 話 シ テ ゴ ラ ン ナ サ イ 、ド ン ナ 風 二 抱 イ タ ノ カ 』”
こんな一幕が歌詞に登場するなど、「メメント」「愛の宿」に通ずる人間の原点を感じました。⑩最後は「超新星★」。今まで弾き語りで数回聴いただけの曲。その閃光のように輝き放つ叫びに、今までもこみ上げる感情を抑えるのに必死だった。それが、今日はバンドスタイルで!初めてのバンド演奏は、最初はPf.弾き語りの導入から。2コーラス目がら徐々にリズム隊が入って行って、サビでバーン!!!と。”声を枯らして 身も心も全て使い切るのさ”~”残像を遺して 死にたい~" この腐った社会に爪痕を残したいというまいたその意気込みが凝縮された 渾身の一作。あまりに感動すぎて私は私自身が ”粉々に散った。。。” とさえ思ってしまった。
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Enc. Vo.Pf.玖咲舞
⑪愛の宿
拍手喝采の下、アンコールは弾き語りで。昨年のアルバム発売以来、最も力を入れてきたこの曲。最近は曲の長さから新曲「超新星★」を最後に選ぶことが増えましたが。まいたそは 2017年以来、この曲とともに歩んできました。ワールズエンドと同様、詞の内容としてはまいたそらしい恥ずかしい部分を惜しげもなく露出した内容で、人間の原点(エロス)というものを痛く感じさせてくれました。自分は、このような人には言いにくいことを敢えて説得・納得できる言葉で歌詞にして、曲にして音楽にして披露していくという まいたその希少性を感じずにはいられません。この曲を初めて聴いたときの、自分のハートに殴り込みをかけてきたような気持ちを今、思い出しています。
終演後、まいたそに改めてライブ企画成功おめでとうのご挨拶。限定音源「ワールズエンド」もゲット!だうみさんの音源「真夜中ガール」の収録曲は今日歌ったセトリに全部入っていて嬉しい。今日ライブを見に来た某アーティストさんやベースの植松さんともお話ができました。5弦ベースの重低音でブチかましてくれました!
まいたそにとっての2018年のライブは一旦休憩で、次回は2019年からの始動になります。音楽製作期間を兼ねているので、2019年は更に先鋭的な音楽を磨き、持ち前の文才を活かしてだれにも追随できないような まいたその音楽界を築きあげてくれればと感じます。2019年は超期待!
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