5/18(金)水道橋Words「東京組曲 Vol.9」。佐藤依恵さん・アライヨウコさん・伊藤詩織さん・向江陽子さん・今井里歩さん。実力派揃いのライブステージでした。
1)佐藤依恵さん。鍵盤SSW。サポートEg.西田順次さん、Dr. 田辺真成香さんを迎えてのスリーピース。Words標準のYAMAHA CP4の上に自前のRoland VR-09というシンセを乗せての二刀流の鍵盤弾きがカッコいい。曲はバラードやPOP調・Jazz調など、どれもオシャレでセンスが高く聴きやすかった。VR-09はアナログシンセ風・アコーディオン風の音色や繊細なPCM系の波形などを曲によって切り替え。それが曲調に合っている。今後のライブ予定は未定だが、もう一度ステージで曲を聴いてみたい。Eg.もDr.も鮮やかなテクニックでとてもよかった。※セトリはご本人のTwitterから引用。
>夢・Aquarium・理想郷・さよならを永遠に・Lantana・明星
2)アライヨウコさん。ギター弾き語り。心の内面をエッセイのように描写した曲調。ギターは開放弦を活用したハイポジションを多用したアルペジオで上手い。ストロークでは不協和音を敢えて使用するなど、音楽的センスも光る。歌はさりげなく柔らかく。
3)卓ベルピアニスト・伊藤詩織さん。いろいろなアーティストのサポートで拝見するが、詩織さんのステージとしては久しぶり。昨年8月のチェルシーホテル以来か!今日もあの時と同様、Gt.サポート山内かなえ(ちげ)さんとのツーショット。お二人ともそれぞれ卓ベルを用意。MC中でも互いにベルを交互にならしたり、常連のお客さんは持ち込んでいて一緒に鳴らしたり。言わずもがなの鍵盤裁き、指が動く動く!ちげさんも鍵盤の音を修飾するようにストローク中心で応戦。「ひだまりワルツ」では詩織さんは鍵盤ハーモニカをアコーディオン風に、ちげさんはガットギターで綺麗なアルペジオでふんわりと。外は雨が降ってきたようで、”このあと〇〇〇子が出るから?”と笑いを取ってました。
>矢絣模様・月と猫・放課後ワンダーランド・ひだまりワルツ 他。
4)向江陽子さん。向江さんのステージとしては12/4の原宿ストロボカフェのワンマン以来。あとは2月の恵比寿天窓のアンコンさんサポート以来。今日は珍しくピアノではなくキーボードCP4での演奏。ただし、設置は真ん中ではなくやや左。綺麗な声に時折力が入る。言わずと知れた鮮やかな指裁きの鍵盤。ブルーライトとかバンドで聴く機会があったが、ピアノ1本でも十分なテク。音祭からは伊藤詩織さんがPf.サポート。向江さんはVn.に回って二人の超絶コンビでの演奏。二人のブッキングは久しぶりのようで(12/4のワンマンでは伊藤さん参加)、貴重な機会でした。物販では音大での専攻など楽器歴について少し伺いましたがやはりバイオリン専攻だそうです。ピアノも相当な腕前なのに。クラリネットやギターもやるそうで、マルチな活躍ぶりを裏付けます。バイオリンとギターってチューニングが違ってるのによくできるなあ。(EミAラDレGソが逆)。ちなみに雨は止んでいましたね。
>記憶・夕立・ブルーライト・白い花束・音祭(Inst)・だいじょうぶ。
5)今井里歩さん。4/27以来3週間ぶりのライブ出演はトリで。今日初めてCP4が真ん中に置かれました。
>lost fish・白い月の裏側・手をつないで・アルイテユケル・good day
lost fishではハンドマイクとオケで。幻想的で深い海底を連想する曲調からの曲も久しぶり。白い月の裏側は先月の真昼ではセットに入っていなかったので聴けて嬉しい。2番のサビの演奏が若干音数増えた感じがしたのは気のせいか?手をつないではオケとPf.で。前向きでPOPに。こういうアクティブな曲はセットの中では外せない。アルイテユケルは弾き語りで。長い曲だけど入れてくれた。やはり今井さんの音楽の中ではこれも外せない。心に染みいるように静かに聴く。歌詞はフルコーラス頭に入っているので聞こえないように合わせて歌う。最後の恒例の曲good dayではいつも晴れやかに締めくくってくれる今井さんの鉄板。今日は鉄板でキメてきた。
>Enc.ありがとう
アンコールはありがとう。今日出会ってくれた人たちに感謝を込めてしっとりと。今井さん、出番前にお会いした時、”元気ですかー”と声かけていただき、”めちゃめちゃ疲れてますが元気貰いに来ましたー”と答えました。元気貰いましたよこちらこそありがとう!
言葉では語り尽くせない実力者ぞろいのアーティストたちの競演でした。このブッキングはすごかった!高尚な音楽が聴けて心が満たされました。
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