3/4(日)昼、たまプラーザ三丁目カフェ「椛島恵美さんワンマンライブ~Let's Sing!!!~」。感動のライブでした。
2016年春ごろからの声の不調を乗り越え、2018年から少しずつライブ活動を再開していたえみちさん。たどり着くまではとてつもない努力があったことでしょう。この3月4日、数あるライブの中から えみちさんのライブを選んだのは、2016年6月18日の赤グラでの椛島恵美さんのワンマンライブ、あれが自分にとって初めてのワンマンライブ観戦だったのです。古くは芸能人のコンサートには行ったことがありますが、ライブハウス、いわゆる箱ライブでのワンマンを観に行ったのは初でした。そう、自分はまだ2年足らずのキャリアなのです。その短い2年間の”原点”であるのが椛島恵美さんでした。2015年にSNS映像を見て素敵な歌声と曲に惚れこんでおりましたがライブに行くまでの都合がつかず、そのうち声の不調から出演のキャンセルが続き、ようやく赤グラでワンマンをして頂けるというチャンスでの観戦となった経緯があります。赤グラの後、月1回の割合で えみちさんのライブ(インスト・朗読中心)に顔を出すようになり、2016年11月の板橋ファイト!(ラス前?)まで行きました。休止期間中もスポットでピアノサポートなどでお会いすることができましたが、この日、えみちさん2回目のワンマン来訪となりました。初発がいきなりワンマン⇒今回 と、”原点復帰"の記念すべきワンマンとなりました。
たまプラーザ三丁目カフェは初来訪でした。たまプラーザ駅は初めて降りた!すごい立派でオシャレな街やねぇ!ここに住めたらステータスになります。日曜日の昼間、春の陽気で賑わって活気があります。たまプラーザ三丁目カフェは駅から5分ほどのカフェ形式のライブ会場です。ステージ付きの街の喫茶店って感じ。客席の後ろは窓になっており外から中の様子が見られそうです。昼だから店内も明るくていいですね!
事前の告知では開演前の物販席では えみちさんのお母様が立ちます、とありました。お母様、お手伝いお疲れ様です!その告知では販売終了した貴重な昔の音源も再販売しますとの情報がありました。福袋やCD・DVDなどはありましたが、その貴重な音源は確認できず。お母様に訊いてみたところ、「ごめんなさい、それは本人でないとわからないです~」と。こちらこそ、難しいこと訊いてしまいました。ごめんなさい。
会場は超満員。古くからの えみちさんファンのかたが大半。それだけ長い間 えみちさんを応援し、復帰を待ち望んでいた人達がいたということを物語ります。自分はファン歴としては最も新しいですね。窓際の端っこで十分です。
開演。ピアノサポートは朝香智子さん。2016年のバンドワンマンでもPf.を担当したかたです。今日は えみちさんはピアノは弾かずに歌に専念するようです。ピアノではなくピアニカを持参して登場しました。
<セットリスト>Vo.Cho.椛島恵美 Demi Cho.Vo. Pf.朝香智子
1.ここから
2.emichiへ(inst) *ピアニカ:椛島恵美
3.じゅうくの決意
4.ヒカリの絨毯
5.地球の裏側のお話
6.Love drive
7.ハナミズキ(cover)
8.母 ★
9.お疲れさん
10.心ひとつ(cover) ★
11.ずるひ女
12.灯りをともすよ
13.光へ
Enc.
14.陽だまりパワー
15.音楽
★Vo.Demi
1.直前、キーンコーンカーンコーンのメロディが2声でハモる音声が流れました。会場は笑いに。ん?と煮え切らない中、えみちさん登場。「ここから」のリズミカルでPOPなメロディーがピアノで流れます。えみちさんの歌は原曲キーで。ビブラートも綺麗。復活を感じさせます。この素晴らしい声の復活になぜか背筋がゾッとしました。すごい!完全に歌えるんですね!「ここから」の最終部分”ラーラーラーララー”の歌も男性だけ⇒女性だけ⇒みんなで と楽しく変わりばんこ。「歌えるようになりました!」とえみちさん。
2.ピアニカに替えて「emichiへ」。これは朝香さんがインストライブの時に合作で作った曲。自分は行けなかったけど、お寺で行ったライブで披露したそうです(調べたら2016/11/3)。M7thコードの効いたバラード調の曲。感情を込めたふたり。ピアニカも歌っているよう。
3.「じゅうくの決意」決めた、決めたと音楽への道を進むことを力を込めて。
4.「ヒカリの絨毯」”まっすぐゆこう、まっすぐゆこう~ぎゅっと開けたのだから~”サビの部分をお客さんと一緒に手の振りで。文字通りまっすぐな曲。いいですね!
5.「地球の裏側のお話」世界のどこかで起こっている貧困や困難をテーマにした曲。昔の曲を歌うことに抵抗感があった。それは歌っている現在、その時その時の瞬間を表現したかったから。しかし、昔の自分に戻って歌ってもいいのだと思い直すようになったとのこと。
6.ここでスペシャルゲスト、Demiさんの登場~!Demiさんはえみちさんの実の妹さんだそうです。姉妹でカラオケに行ったりするそうで、歌も相当な腕前です。Vo.がお姉さん、Cho.が妹さんで 「Love drive」。Jazzっぽい演奏、時折えみちさん、ピアノの朝香さんに寄り添って歌うなどステージ右左と躍動、3人で和気あいあいです。みんなで指を鳴らして。
7.音感で上ハモがいつも取れるというおふたり。即興でカバーをふたりでやります!とお客さんにリクエストを頂き、「ハナミズキ」を。歌えるかな?とえみちさん言っておりましたが、上手い。Demiさんの上ハモもすぐに綺麗に乗っかりました。
8.DemiさんVo.えみちさんCho.による1曲「母」。お母様の家庭を支える苦労を歌に。”午前4時半の目覚ましが鳴り止むのが遅れてくるのは~””たまには弱いとこ見せてよ、母は強くいなきゃだめなんだと~”悲しいほどにお母様を想う歌詞が切ない。
9.Vo.とCho.を交代してお父様を想う曲「お疲れさん」どんなに家が苦しくても私のお父さん。悲喜こもごもの人生、君は君に君のために生きて。お疲れさん。8. 9.の2曲は えみちさんの発声障害克服までを支えた家族の絆を感じました。お父さん、お母さん、妹。
10.えみちさんはステージから下がり、DemiさんによるMISIAのカバー。やはり姉妹だけあって声質は似ているなか、しっかり芯のある声です。MISIAの歌 難しいけどよく歌えるなあ。
11.えみちさんステージから戻り、Vo.。DemiさんCho.による「ずるひ女」。輝く声のえみちさん。サビの ”あたしは~” っという部分もキレイに出ている!上ハモも素敵です。この時点であっという間の1時間20分、声が治ってから一番長く歌えているそうです。「やったー!」すげぇとしか言いようがない。Pf.朝香さんも涙で視界がぼやけそうだと。
12.「灯りをともすよ」はCD「ヒカリの絨毯」のカップリング曲として作られた曲でしたが、声の関係で収録できなかった曲。大きな悩みを持ったあなたを、大丈夫だよと見守っている、灯りをともしながら。。という内容の静かなバラードでした。最後の”ラーラララー”は本当にキレイに声が出ていて 治ったんだなぁと実感しました。
13.最後の曲。「光へ」。信じて自分の力。信じて自分の心。諦めずに希望を持ち続ければ道は開けることを教えてくれます。
アンコールの拍手が長らく続き、なかなか出てこない。やっと出てきたとき、白の服から黒いTシャツに着替えて登場。”人生は喜劇。”と文字が入っています。
Enc.14.「陽だまりパワー」。詳しくは存じ上げませんが、お世話になった大阪の屋台バーのオーナー(故人)のことを思って作った曲のようです。Tシャツはそのオーナーの絵が入っています。陽だまりのように温かく、人が良く、面倒見がいい人だったのでしょうね。人はいつ死ぬかわからない。それでも残された人間が一生懸命生き抜くことが大事と語ります。
Enc.15.やはり最後は「音楽」で!Demiさんも再登場。歌詞に”たまプラーザのど真ん中で空を見上げる~”と替え歌にしたり、”おーんがーく”の3回の歌詞を えみちさん⇒Demiさん⇒お客さんと順番に歌わせたり、楽しく聴いて歌っての締めくくりでした。まさに題目どおりLet's Sing!!! 2声の”トゥルルー”はまるで徹子の部屋!
終演です。出口の物販で、えみちさんに改めてワンマンありがとう、復帰おめでとうの挨拶と、福袋があったので購入しました。この福袋の中にはお母様が本人しかわからないと言っていた貴重な音源が入っていたり、えみちさん直筆の歌詞の色紙やグッズが入っていたりと、大変お得な内容でした。まさに「光へ」の歌詞が書いてあり、今日はこれに尽きます。
終始、歌うことが出来る喜び、幸福感が全身からみなぎりました。2時間近く歌いましたが、疲れ切った表情は見せません。Demiさんとの素敵な歌とハモも素晴らしかったし、朝香さんのピアノは情緒豊かで、みんな えみちさんが帰ってきた喜びが演奏や歌に表れておりました。お母様も物販お疲れ様でした。音楽以上の繋がりを感じた感動のライブでした!
「私は歌を歌えるようになりました!」と力強く語った えみちさん。聴いている自分もそれを確信しました。自分は歴々のえみちさんファンの中では一番経験が浅いですけど、浅い中でも原点であり、原点に戻ってきてくれた えみちさんに感謝し、これからも応援していこうと思います。
※2015年に見たSNS映像はYoutube「ユキザクラ」「虹のように」「あなたはそのまま」です。今じゃ見れないようですね。。
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