1/14(日)、横浜O-SITE ふわ(〇・v・〇)ライブ「この年のペンキを買いに行くまでの寄り道が1年を色づける」。misakiさん・mocaさん・玖咲舞さん・林ももこさん・unconditional loveさん・ヒサ絵さん という豪華顔ぶれと豪華タイトルの ふわライブ のレポです。
まいたそは1/1未明のカウントダウンライブが2018年のライブ初め、そこから約2週間明けての今回のステージ、自分は今年まいたそ初めのライブとなりました。まいたそのO-SITEのライブは昨年4月以来2回目の拝見でした。昨年行ったO-SITEのふわライブは1/9でしたから1年ちょっとぶり。あのときはハシゴしたから一瞬でしたね。今回は最初から最後までじっくり楽しもうと思いました。
それにしても対バンのアーティストさんも名の知れた方々が連なり、ふわライブのブッキングの強さを感じさせます。開場前も行列、客席は早くからほぼ埋まっておりました。O-SITEは元々劇場だったのをライブ会場に改修した場所。ちょっとした映画館のように客席もフラットではなく後ろに行くにつれ少しずつ床上げされており、遠くからでも見晴らしがいいのがメリットです。そしてステージにどっしり構えるグランドピアノや素晴らしい音響、場所さえ遠くなければとてもいい会場です。
1番手、misakiさん。鍵盤弾き語り。楽しそうに歌ったりピアノを弾いたり。ふんわりとした音楽が、今日のふわライブの初っ端に相応しい。それでいて声も若くて可愛らしいしピアノも上手い。「カナウ」速くて流れる演奏と 夢は叶うんだ、という前進志向の歌詞。「フェスティバル」これも快速な演奏とお客さんと声の掛け合いやClap your hands!という歌詞のところでお客さんに早い手拍子をさせるなど楽しませてくれます。バラード「brave」「道」と未来へ進んでいこうとい歌、お馴染み「KANPAI」でお客さんと乾杯コールの掛け合い、幸せになってしまうステージですね。保育士からミュージシャンに転身したというmisakiさん。確かに繰り出す曲調、声、お客さんとの連動などは保育士の流れを強く感じます。
2番手、mocaさん。鍵盤弾き語り。ふんわりした少女のイメージのかた。「星空」、自己紹介を歌にした「mocaのうた」は毎回歌詞が変わるそうです。歌詞の中にO-SITEへようこそ的な内容を入れたり、1月ということでおみくじで大吉を引いたとか今年の抱負を入れたりとなかなか楽しい。MCでは出がけの忘れ物が多いという失敗談など、「SETSUNAのため息」は横浜という港町の夜をイメージしたジャズっぽい歌。「ステージ」は自分の音楽活動を綴ったもの。音楽を続けることの苦しみ、それでも諦めずに続けていこうという決意。2月にレコ発する曲「my secret sweet home」、最後は「またね」。キュートな声で歌われました。終演後の物販では杖のお客さんにかなり丁寧な対応をしていたのでいい人だなあと思っておりました。物販散らかしていましたか?。。。?笑
3番手、玖咲舞さん。今日は新曲やりますと告知がありました。あの曲かな?
①寄生虫X(新曲)
②メメント
③インソムニア
④アンドロメダ
⑤愛の宿
「寄生虫X」は曲の一部と歌詞全体はSNSで公開されていたので存在は知っておりました。今回はもちろんフルバージョンで。それも一発目に持ってきました。6連符(3連符×2)というリズムはメメントと同じ。しかしこの曲は叙情的なアルペジオを主体に殺伐としたメロディと歌詞。「"私"はおそらく人ではなく人に擬態した貴方に寄生する生命体」「一人では呼吸もままならず地表を這うだけ」「この星で生きる術も男を悦ばす術も貴方が教えてくれた」「貴方がつけた名前をほしい」という要旨。ちゃんとした歌詞はご本人のブログを参照。http://www.mai-kyuzaki.com/ この社会で生きていくための苦悩を痛く物語っております。みんな普通に朝起きて、仕事して、家庭を持って人生を送っているのに私はそういうことができないでいるもどかしさ、"私"はいったいなんでここで生きているんだ?"私"は人間なのか?という自問。自分にしてみれば、”普通”の定義が定まっていないし、働きアリのように毎日会社に行って夜まで仕事してっていうのが普通なのか疑問に思います。でも生きているうちは経済的にもそうしなければならない。その隙間にこんな風にライブに行って好きな時間を使ったりする。これが自分の生き方。”貴方”という歌詞の部分では男女関係のことも綴っております。こちらは貴方にとっての"私"の存在意義への疑問というところでしょうか。『早く人間になりた~い』の台詞が有名なアニメ(後にドラマ)がありましたが、そもそも自分も人間なのか?普通の人間ではないのは間違いない。そもそも普通がわからない。とかくこの世は生きづらい。
続いて「メメント」「インソムニア」。昨年メメントを投入したとき相当ピアノが難しいと言っていましたが、今 普通に弾きこなしているということはピアノのレベルが相当上がっているということです。「寄生虫X」も上手かった。「アンドロメダ」宇宙の果てのアンドロメダほどの心と心の距離感を寂しげに歌う。「愛の宿」では会場はピンスポット2台がまいたそを照らすだけのステージで、燃え盛るような歌唱。
4番手、林ももこさん。Pf.サポート(安保一平さん)をつけてハンドマイクでのステージ。この人はいつも頭上に太陽をイメージして終始にこやかに歌います。大草原の一輪の花のような存在感。セットリストはご本人のブログから拝借しました。「落書き」「笑って笑って」「二月の雪」「ここにいたこと」「TAKEOFF!!」MCでは、今日ここ横浜O-SITEに集まったアーティスト、お客さんが1つの空間に居合わせたことは奇跡であり、時間と共に忘れることがあっても”細胞が憶えている”と。そんなコメントが印象的でした。
5番手、unconditional loveさん。サポートPf.(モチヅキヤスノリさん)、Gt.(児玉陵さん)の3人でのステージ。「Calling」「Ignition」「どうか笑っていて」「青空」「夜の語り」。アンコンさんは久しぶりのステージ拝見でした。先日別のアーティストのライブ会場でちょっと挨拶してみまして、今日も開場前物販の準備をしているときにも声を掛けましたが、おそらく誰?って感じでしょう。白く輝く衣装と輝く歌、全身で歌う姿。どれもオーラが見えるほどの力がありました。苦しいことも悲しいことも必ず乗り越えられると元気づけます。「どうか笑っていて」は3.11の後、現地に行った帰りに作り上げた曲。何もできない無力さを感じるままでは勿体ないと思い、少しでも前へ進む気持ちになってもらおうと。「青空」はTV番組のタイアップ曲になっているとのことですが。。終わらないうちにチェックしなければ。
6番手、ヒサ絵さん。この声とガットギターの音色にいつも胸が熱くなります。闇の中に煌々と灯るランプのような感じ。曲名は不勉強ですが、「ムーンリバー星が繋がるもの」「忘れもの」出かけるときに忘れ物の傘を届けてくれたお母さんの温かさを歌った曲、「浦島太郎」時間の流れは玉手箱を開けたようにあっというまに過ぎて行く、と言う曲、「夏の抜け殻」夏らしい爽やかな曲、「胸の中の怪物」という内面を歌った曲もありました。MCではアンコンさんのサポート児玉さんが楽屋で遊んでいて危ない目にあったので「叱りました」と、ポツポツとしゃべって笑いを繰り出すのが面白い。「祈り」ではリバーブなしのアカペラから。会場がまっくらになり、全員が息を潜めてヒサ絵さんの声に聴き入りました。アンコール「サプライズ」は浮気男を撃ち殺す曲。まいたそからリクエストがあったそうです。これは好きそうな曲だ!ヒサ絵さんはアコースティックのステージしか拝見したことがありません。フライヤーを見ると結構ド派手な格好で違った歌が聴けそうです。機会があればそんな曲も聴けたら。
終演後の物販、どのアーティストさんも相当の混雑でしたので、まいたそ・misakiさんにも手短に。早々に後にしました。元日は別として、2018年のまいたそは事実上今日で始動。昨年暮れのワンマンも素晴らしかったし、今年も攻撃的な新曲からスタートし、セットも旧名義時代の曲はインソムニアだけでした。そして対バンのアーティストさんのMCでは まいたそ とのやりとりがそこかしこに出ていました。やはり存在感が人一倍違う。今年も一歩も二歩も進化したまいたそが観れそう!既にいくつか引き出しに鍵をかけて隠し持っているはず。期待しております! ※すみません。顔の両側に手を上げてふわ(〇・v・〇)の格好をしたのはすぐわからなかった。。。
(曲名などでご指摘いただければ修正いたします)
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