4/21(木)水道橋Words「誰かの何かになる為に Vol.23」。わたなべまきさん・金城色さん・今井里歩さん。半年以上ぶりにWords に訪れた鍵盤弾き語りスリーマンライブです。
最近予定が合わずWordsは配信は時々見ていましたが、リアルで来るのは昨年9月以来。年末年始~下半期の繁忙期を乗り越え、ようやく水道橋へ。今日は木曜ですが仕事は休んで水道橋へ。
あれ午前中は晴れていい季節だなと思ったのに水道橋に着いたら雨が降り出した。ここ2~3日こんな天気です。東京ドームは今日は巨人戦なのか時々歓声が聞こえます。今日の Wordsはプロ野球と対バンなのです!
1番手、わたなべまきさんは鍵盤弾き語り。音楽講師でもやっているのでしょうか、堅実な声と鍵盤。1音1音しっかりと歌い、鍵盤を弾く姿が印象的でした。と思ったらTwitterでボイストレーナーの別アカがありました。「オニオンリング」やTV番組のEDに採用された「愛のバビロン」など。
2番手、金城色さん。これはいつものセッティングのように、鍵盤を左に寄せ、スタンドマイク用の場所を確保したステージ配置になります。色さんオリジナルイラストが描かれた三線が置かれました。事前告知で”コラボがあるかも!”とあったので非常に楽しみです。
①帰郷
②紅
③人魚姫
④わすれもの
⑤ごめんね (Cho.今井里歩)
⑥ここから
「帰郷」はオケで。故郷への忘れ形見のように歌う。 三線を弾きながらの「紅」は色さんの真骨頂。沖縄のマインドと歌謡を融合した曲。三線って単音弾きの楽器なんでしょうか? 1音1音丁寧に弾かれる弦が風情を醸し出す。「人魚姫」は音源化されていない曲。「わすれもの」はPf.弾き語りで。沖縄を離れ一人上京した都会のは真ん中での困惑を素直に描いた曲。そして、ステージにCho.サポートの今井里歩さんが登場。今井さんと色さんは2021/8にWordsで対バンがあり、それぞれ感動的な演奏がありましたが、コラボ自体は10月の銀座Miiya Cafeで初めて実現しました。今回はその第2弾。リハではかなりの手応えというMCがありましたがーーー
登場した今井さんはあくまでも控えめな姿勢で主役を立てる。そんな気遣いにはいつも尊敬するし、当たり前なことをちゃんと行うということは常に意識していないと意外にできないものだと思います。普段からの仲を考えれば重要な場面は特に配慮するのでしょう。
そして歌は静かに始まります。重ねる声の部分、それぞれが目を見張るほどのハーモニーです。前回はステージの大きさから距離を取り自分の音を確かめながら歌っておりましたが、Wordsではお互いの距離も近く(もう少し真ん中に、という今井さんへの色さんの呼びかけも面白い)、近い位置での感覚もつかみながらのハモが聴けました。1・2回目のサビは下ハモ、最後のサビは上に乗っかりました。その上のハモと原音のボーカルのマッチングが鮮やかで、リハで盛り上がったというのはこれを言っていたのかなと思いました。とても素晴らしく、自分にとっては伝説のコラボとなりました。毎回対バンの時には歌ってほしいですね!以前から何度も申し上げますが、2人のコラボの曲がYoutubeに上がっております。
「ここから」はオケを使いアグレッシブに歌い、人生七転び八起きの精神を垣間見ました。
3番手は今井里歩さん。ハモに引き続いて登場です。鍵盤弾き語り。
①新しいキセツ-ミチ-
②I'll meet you
③アルイテユケル
④I.L.U-イル-
⑤good day
En)ありがとう
4/19に真昼で歌ったセットではgood day以外は全部変えてきました。「新しいキセツ-ミチ-」は色さんがリクエストしたという音楽家も評価する今井さんを代表する曲。「I'll meet you」ではミチとは雰囲気を変え春の陽気からシットリ目の曲で、この季節の天気の変わりやすさを表現するような曲。「アルイテユケル」では、照明の方向がそうさせたのか、今井さんが演奏する影が真後ろの背後のステージの壁に丁度良く映り、独り歌っているシーンがやけに感動的だなぁと勝手に思っておりました。影だけが逆光で壁に描かれ、夕陽に向かって歌うのを背中から見ている感じに見えて。それが曲と合っていて。すごい光景を目の当たりしたなと。いったいどんな感じだったのかを写真に撮りたかったのですが、演奏をジャマするのは止めました。心のシャッターに留めます。「I.L.U-イル-」はいつも今井さんが歌で泣きを誘う曲。今日のライブのタイトル「誰かが何かになる~」にちなみ、I.L.Uの題材となった旅立った愛犬ルフィ君に向け ”きっと彼にとっても私は何か(の存在)になれているはず” とMCで語りました。その思いがこの歌に満ち溢れています。「good day」はいつも聴き手に優しさと和みを与えてくれる曲です。最近はCメロで和音を伸ばしゆっくりと歌うシーンが増えました。
アンコールは「ありがとう」いつも歌ってくれる、周囲への感謝の曲。その感謝の気持ちの中に洗練されたメロディへのセンスを感じる、これも名曲です。
今日は色さんと今井さんのコラボを中心にスリーマンライブ、そして久々のWordsのライブ楽しめました。コロナ禍の折、ライブハウスも苦しい状況で営業を続けてくれ、ミュージシャンの活動拠点としてや我々聴き手側の心の拠り所。Words自体も開店から約5年と新しい歴史を刻んでいる最中。まだまだ頑張って続けていってくれることを願っております。
色さんの次回ライブは4/24横浜mint hallでのワンマンライブ、自分は配信アーカイブで観ました。素敵なライブでしたよ!!
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