10/8(日)、赤坂グラフィティにて「DRAMATIC NIGHT VOL.170『秋の天然水』」。玖咲舞さん・若林美樹さん・絢音さんが出演、3人のスーパーボイスの持ち主が歌唱力を如何なく発揮しました。
さすらい二郎さんのこの企画、今日で170回。第1回は17年前の2000年というから相当な歴史を積み重ねています。今日は赤グラでの開催です。自分は赤グラでの拝見は まいたそのライブでは先月に引き続き、絢音氏の赤グラは昨年10/10、今からほぼ1年前以来でした。
入口で受け付けると二郎さんからハロウィン包装のマシュマロを頂きました(帰りにもうひとつ)。もう10月ということを物語ります。今年ももう終盤か。。
トップは玖咲舞さん。YAMAHA CPでの弾き語り。右手にはこのあと絢音氏のステージで阿部実さんが叩くPer.のセットがあります。
①鍵穴
②メメント
③角砂糖
④あの子
⑤インソムニア
⑥弄る手
⑦愛の宿
先月同様、赤グラの音響は弾き語りでもかなりの重低音。身体にバクバクと響きます。MCではいつもポツポツとしゃべるまいたそですが、結構面白い。演奏中にペダルがずれていって姿勢が前のめりになり、何とか持ちこたえた後のMCでは「ペダルの乱れは心の乱れ」と笑いを取る。歌についてはこの重低音に乗っかって、ノリに乗って歌っていた鍵穴・メメントがカッコいい。ゆったり雰囲気落ち着いた中での角砂糖はほっこりしました。敢えてゆっくり弾くのがグッド。そして あの子での恐さ満点の黒い瞳、弄る手までの若干何小節かのつなぎもありました。弄る手の「もっと奥 もっと奥~」の最後の部分でまいたそが牙を剥くような凄みある表情。そして愛の宿。静かにひたすら聴いていたい。すべてがまいたそのDeepな世界でした。
2番手は若林美樹さん。奈良県出身のSSW。普段はピアノで弾き語りをするそうですが、今日はPf.米町沙織さんがサポートでハンドマイクでのステージ。若干ハスキーなボイス。すごく上手い!スキャット的な歌もジャズボーカル的な歌も相当なレベルです。今日聴いた中では新曲という「星のゆりかご」という歌や「てっぺん」というラグビーをテーマにした歌が印象的でした。若林さん、今日はまいたそがDeepな歌、絢音氏がキラキラ系の歌ということで真ん中を行きますということで、手拍子が楽しい歌や大人っぽく夜が似合う歌と、バランスを考え両者兼ね備えたセットでした。
トリは絢音さん。Pf.杉浦秀明さん、Per.阿部実さんをサポートにつけてのステージ。お馴染み阿部さんとの軽妙なやり取りが面白い。しゃべりすぎと絢音氏が指摘しても止めないで食い込んでくる。この掛け合いも絢音氏ステージの醍醐味というところでしょうか。
①リナリア
②KIRAKIRA
③Time Capsule
④サヨナラなんて言わせない
⑤いくら祈っても
⑥ジャパニーズ・ピザ
⑦僕等はまだ旅の途中
絢音氏のボーカルは実に煌びやか。曲名どおりキラキラしています。ファンが多いのも頷けます。楽しく歌うJ-POPももちろん、すごくキレイに通る声がバラードに似合います。そして極めつけはリナリアと「本命」というジャパピ。対比するようなバラードとみんなで大いに楽しむお好み焼きソング。絢音氏のステージは絢音氏の世界に引きずり込まれますね。本人してやったりでしょう。聴かせて・楽しませてと、エンターテイナーとして一流だと思いました。そしてやっと発売されて少し経つ「ジャパニーズ・ピザ」を購入。楽しく作った曲ですね!絢音氏をライブでサポートするかたも協力して作っていて、絢音氏念願の力作です。
最後は3人でセッション。高橋真梨子「あなたの空を翔びたい」さすらい二郎さんの選曲と思わる昭和歌謡の境地。サビの部分は最初はユニゾン。3人のパワーものすごし!最後のサビでは3声に分かれ、超キレイ。
冒頭でも申し上げましたが、今日は3人のスーパーボーカリストの競演でした。まいたそはもちろんのこと、若林美樹さん、絢音氏。いい意味でバランスの取れた対バンでした。さすらい二郎さんの企画大成功だと思います。またこんなライブを企画して頂けたらと思います。
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