6/10(土)、渋谷HOMEにて、「届けたい想いを歌にのせて vol.4」。間一訓(あいだかずのり)さん・マホガニー&コアさん(マホコア)・田嶋と一成(Scenery you're)さん・Stampさん・camome.さん の出演。渋谷HOMEは初めて。マホコアは4月のワンマン以来2度目です。
渋谷HOMEは渋谷駅から表参道方面に向かう宮益坂を上がった途中、裏手にあるビルのBFにある箱です。入口が?なかなかわかりづらいですが、入ってしまえばこっちのもの。初めての場所でもパッと入ってしまう。図々しくなったもんです自分。中はこじんまりして間口が狭く奥行きがあるバンド向きのステージ。この日はマホコアのいとうなほ(いなほ)さん以外は全員男性の対バン5組でした。
マホコアは2番手で登場。①②④⑤は4月レコ発CD「夢のつづき」からのセットです。
<本日のメニュー>
①おひさまおつきさま
②インスタント
③仲良くしようよ
④ベンチの風景
⑤赤いポスト
マホコアはステージを「喫茶店」に見たて、いしいひろきマスターが店を切り盛り、そこへお客さんとして いなほさんが来訪するスタイルです。ドアベル「カランコローン」「いらっしゃいませ」。メニューブックには本日のセトリ。テーブルにはカップが2つと様々な楽器が並んでいます。
いしいさんがギター、いなほさんが鍵盤ハーモニカ、ハーモニカ、タンバリン、キーボードを担当。相変わらずマルチないなほさん。①CDの1曲目にもなっている出だしに相応しい曲。ほんわかしたマホコアの世界観を代表しています。②この曲大好きです。マホコアの中では一風変わったジャズ系のシリアスな曲。斜に構えるいなほさんカッコいい。いしいさんのギターのボサノバ風の刻みもいい。どんなに高級なレストランのご馳走よりもあなたの作ってくれたインスタントフードのほうが嬉しかったという内容。体裁よりも心が大切と唱えています。③MCではマイペースで動じないいしいさんをいなほさんがイジるという独特の空気感。なんで一緒にユニット組んでいるのか不思議な感じがします。そんななか「仲良くしようよ」と歌う。いえ、仲はいいと思います。④この曲も名曲。二人のハーモニー、どことなく昭和の懐かしいメロディライン。時代と共に変わりゆく街並みを物悲しく歌う。「街の三角屋根がだんだん四角になってく~」このあたりのメロディが泣ける。⑤この曲も郵便ポストの使われ方が時代と共に変化していき、メールやSNSにとって代わりポスト自身も使われなくなっていくという④と似た世界観を持つ歌。やっぱマホコアしみじみ。
いしいさん、自分と同郷だけあって、もはや他人とは思えません。いなほさん、12月の路上以来ずっと自分の中で存在感を保っています。
そんなマホコアのおふたり、お若いのに昭和の精神を持った音楽を知っています。こういう音楽をやりたいというテーマを持ち、コンセプトがしっかりしています。どことなく懐かしい。電子楽器をほとんど使用せずアコースティックに徹しています。CDもドラム・ベースはミュージシャンを招聘し打ち込みをしていません。このふたりの手作り感たっぷりの音楽、大事にしていってくれればと思います。上の写真の黒板に「自然体アコースティックユニット」と書いてありますね。まさに!
最後に4月レコ発ワンマンで購入したCD「夢のつづき」。あの日は持ち帰っただけでしたが、今日改めてサインを頂きました。ありがとう!
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