4/29(土)、川口キャバリーノにて、「昼下がりの休息#10」に つつみたになおこさん・森山優理子さん・iNA BANDさんが出演されました。
GW初日の昼下がり、いい天気です。日差しは強く、時折吹く風がすこし涼しい初夏の予感。GW全部休める訳じゃないけど、この日もくつろいで音楽を楽しむことができました。
1番手は つつみたになおこさん。繊細なボイス、環境音楽のような澄んだ曲、森林浴のような音楽で、清涼感がある音楽でした。
2番手、森山優理子さん(もりこさん)。
セトリ①song for ②Puzzle ③まだ私、君に恋してる ④帽子の下の気持ち ⑤I am song writer!! ⑥Contrail。
①転調の効いたPOPな曲。もりこさんらしい勢いがあります。A-Bメロ、サビ、Cメロに華麗な転調が使われ、参考になります。②昔アルバイトしていた仕事(携帯?)のことを歌った歌。ピアノ伴奏の刻みの音数が多く大変そう。複雑な和音を使っている感じです。③綺麗な歌声が際立つバラード。もりこさんが路上で歌っていた さるカバー曲をイメージさせる曲です。④一緒に対バンしたアーティストさんがもりこさんの歌をカバーしたそうで、取られてはいけないと歌い返した歌。跳ねるようなリズム。⑤自分を存在づけ、鼓舞する元気な歌。「がんばれ、私!」的な感じ。前向きなところが素敵です。⑥新作CDのテーマとなる曲。詞もグッときます。「これでよかったのかな、間違いじゃないのかな~」など、その時の気持ちをリアルに表現しています。
もりこさん、澄んだ高音のボイス、popで転調の効いた曲、ピアノのテクニックでは和音も工夫され表現力が高いし、リズム感もあって勢いを感じます。それに軽快で笑いが取れるMCでヒトを元気にさせ、実に楽しめたステージでした。終演後のお話で、転調が好きなもりこさんに曲作りの順番について聞いたところ、予想通りコード付けからでした。曲作りの過程に共感が持てて、自分の好きなタイプです。それでもまとまった美しい曲にするには、相応の技術が必要だと思います。これからも持ち前の腕を活かして美しい転調を開発してください。勉強になります!
3番手はiNA BANDさん。iNOさん(Pf&Vo.)、真紀さん(Sax&Cho.)・細谷 晋さん(Perc.& Cho,)の3人組。地元・埼玉県の伊奈学園高校出身の3名によるユニット。iNOさんはSSWとしても活動しています。伊奈学園は埼玉県立ですが、一般的な文系・理系のほか、体育・芸術にも学科があるようです。皆さん音楽系の出身ですね。この日は学校関連の関係者でしょうか、いつものライブと違った層のお客さんで一杯でした。地元色がいいですね。ステージの真ん中に細谷さんのパーカッションがずらりと置かれています。iNOさんのピアノとボーカル、さすがSSWとして活動されているだけあってキレイですね。うっとりしてしまいます。そしてパーカッション。種類が半端ない。海のさざ波の音をだす楽器や神秘的な風の音を出すものなど何種類操るのでしょうか。パーカッションは奥が深い。無口で大人しい真紀さんのサックスの速弾きがすごい。なかなかスーパーなプレイが間近で見られました。自分が座った位置がパーカッションに近すぎたのか、もう少しiNOさんのボーカル・ピアノがパーカッションに負けないくらいの音量があったらバランスがよかったかも。なんて知ったようなことを言って申し訳ありません。でもこの人たちすごいなあと思いました。
【試聴動画のリンク】https://www.youtube.com/watch?v=bj9xLTRVpHU
この日改めて、もりこさんの素晴らしさを実感することができました。SNSでのとある映像でもすごく好感が持てて(笑。この映像は見るたびに和みます。音楽じゃないけど最高の映像です。公開してくれたかた、ありがとうございます)、すっかりファンになってしまいました。9月に弾き語りワンマンライブが行われるそうで、都合がつけば是非駆けつけたいと思います。
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