4/20(木)横浜O-SITE "ONGAKU FRIENDSHIP Vol.5~安定の輝き~"、牛玖舞さん・城所葵さん・鈴音さんのライブに行ってまいりました。
横浜O-SITEは1月以来2回目です。3名の 個性と実力のあるアーティストの音楽を楽しむことができました。O-SITEは元々劇場だったのを改装してライブハウスにした箱で、広い客席とグランドピアノが楽に置けるステージがあります。音響も整っていていい演奏が期待できます。出入口を出て通路向かいのバーカウンターでドリンクを買うのも2度目なので慣れました。今回は会場内でケータリングサービスの出店があり、ローストビーフを使った惣菜などが販売されました。
1番手は城所葵さん。ステージにキーボードスタンドに置かれた短いサイズの筝(そう)が。琴(きん)と筝は違うようです。(Twitterでは琴としてしまいました)どう違う?筝は弦にブリッジを噛まして音程を変え、琴は弦を指で押さえて音程を変えるのが違いだそうです。。何とも難しい。城所さんはピアノと筝とバイオリンを操ります。この日ピアノと筝。
セトリ①Protostar ②Larva ③Black Butterfly ④雨 ⑤胡蝶の夢 (他カバー曲)。①ステージの筝の音色が情緒深いインストゥルメンタル。曲の展開や城所さんの歌うコーラスを聴くと二時間ドラマのテーマ曲に相応しい感じがします。②ピアノと英詞で歌う神聖なワルツ。③展開がアップに変わるどこか昭和歌謡っぽい曲。④「雨に濡れても」を連想させるスキップしたリズムの曲。手拍子!⑤城所さんの御祖父様を思い作られた曲。オケと筝で和風に歌います。チョーキングのように弦を押す城所さん。一生懸命、いい演奏でした。
2番手は鈴音さん。鈴音さんは昨年9月以来2度目。力強く歌ってくれて元気づけてくれる歌です。MCも面白い。ケータリングで出たローストビーフについて。ローストビーフって牛肉でできていると初めて知ったそうです。。
3番手は牛玖舞さん(まいたそ)。
セトリ①足掻く ②弄る手 ③あの子 ④鍵穴 ⑤引鉄は貴方が ⑥角砂糖 ⑦Enc.オママゴト。①いきなり心をえぐるようなアカペラ。地を這うような歌がまいたそらしい。②続いて1st.singleからの曲。這った後、更に心の奥底に掘り下げる。表面だけでなく内面を掴んでほしいという欲求が伺える。③MCを挟まず3拍子のピアノ。恨み・辛み・妬みのような人間が誰でも持つ心の裏側を描いてくれます。④ライブでしか聴けない曲。ガーン・ガーンというピアノの和音。②とは逆に、どれだけ求めても私の心は絶対に奪えないという内容でした。⑤私の心を撃ち抜いて奪ってみせてごらんよ、という歌であれば「愛が錆びつく」という表現の「錆びつく」は「錆びて古くなる」ではなく「錆びつかせて動かなくさせる」ということでしょうか。後者のほうがしっくりいきます。⑥まいたそが弾き語りを始めたきっかけとなった代表的な名曲。今日はゆっくりと辿るように弾きがゆったりでした。響き渡るグランドピアノ・・今日はこれを聴きにやってきました。よかった。。。
Enc.⑦続いてこの曲もゆったり。1つ1つのフレーズを味わうように。「鬼さんこちら手の鳴るほうへ・・・」追いかけても逃げられてしまう相手。今日は2nd.single”TRIGGER”から全曲選曲されました。インソムニアとか聴きたかったけど、それは次回の楽しみとします。
グランドピアノの残響が効いたステージ。弾き語りの真骨頂でした。心の奥底に潜むマグマのようなエネルギーがまいたその原動力と見ました。曲調を理解するだけでは表面だけ。「鍵穴」の詞のように心の内面を奪い取るまではできないと思います。本人にしかわからない世界を歌を通じて少しずつ理解していく・共感する。そうしたい気持ちだけはわかっていただけたら(理解してどうするの?と言われたら元も子もないですが、少なくとも歌を人前で歌うということは歌う歌を理解してほしいと思って歌っているはず)。音楽って気楽に聴けるのもいいけど、自分は真剣に聴く性格なので、まいたその歌は自分にぴったりだと思っています。聴き始めて1か月ちょっと。ほんの序の口。まだまだ聴き込みが足りません。。
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